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検索結果は26件です。

日本住血吸虫症に合併した同時多発性大腸腺腫症の一例
河合 恵美(横浜船員保険病院)
症例は74歳男性。平成25年3月四肢の疼痛、掻痒、表皮剥離が出現し近医を受診した。6月症状が継続するため当院皮膚科を紹介受診され掌蹠角化症と診断された。その後、SCC軽度高値 (2.9 ng/ml)、便潜血陽性であり当科に紹介受診となった。精査の結果、下部消化管内視鏡検査で横行結腸にIs型ポリープがあり、S状結腸に5-20mm大のLST様な大腸ポリープを多数認めた。S状結腸のポリープは粘膜が浮腫状...

第328回関東支部例会

biliary microhamartomaの一例
須賀 孝慶(前橋赤十字病院 消化器内科)
【症例】53歳、男性。【主訴】健診による食道静脈瘤指摘。【現病歴】人間ドッグの上部消化管内視鏡検査で食道静脈瘤(LmF2CbRC1)を指摘され、精査加療目的に当院消化器内科紹介となった。入院のうえ内視鏡的食道静脈瘤硬化療法を施行した。門脈圧亢進症の原因としては肝硬変が背景にあると疑われたが、飲酒歴なく各種ウイルス感染および自己免疫抗体も陰性であった。過去に二度、胆管炎による発熱のため当院受診歴あり...

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消化管閉塞を来した十二指腸水平部進行癌の1例
久礼 里江(東京女子医科大学 消化器内科)
62歳、女性。20日前から上腹部痛と嘔吐が出現した。近医からの内服薬による治療では改善せず、徐々に症状が増悪したため当院総合診療科を受診した。腹部X線検査では明らかなイレウス所見は認めなかった。外来で施行した上部消化管内視鏡検査で十二指腸下行部まで観察したが、逆流性食道炎を認めるのみであった。酸分泌抑制薬と胃粘膜保護剤の内服で嘔吐はやや改善したが食餌量は減少し倦怠感が増強、血液データ上、腎障害も認...

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膵神経内分泌腫瘍切除後に門脈内腫瘍栓および肝転移再発を来たした1例
高木 知聡(慶應義塾大学 医学部 一般消化器外科)
症例は30代男性.8か月前に他院で膵頭部腫瘍に対して幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行.病理組織検査ではホルモン非産生の神経内分泌腫瘍(NET)で,核分裂像2/10 HPF,Ki-67陽性率5%強でNET G2の診断.術後は同院にて経過観察されていたが,門脈内に腫瘍栓を認めたため治療目的で当院紹介.術前のCTとMRIでは門脈本幹と上腸間膜静脈内に早期濃染を示すそれぞれ23mmと8mm大の軟部陰影を...

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特異な形態変化を認めた炎症性偽腫瘍の一例
山崎 節生(済生会前橋病院 消化器内科)
【はじめに】今回, 我々は特異な形態変化を認めた炎症性偽腫瘍の一例を経験したので, 報告する.【症例】65歳男性. 2013年7月下旬より右背部の疼痛を自覚していた. 自己判断で湿布塗布にて経過をみていたが改善せず, 同部位の腫瘤に気づいたため, 10月に当院整形外科を受診した. 初診時, 右腰背部に圧痛を伴う径4cm大の腫瘤を認めた. 腹部造影CTでは, 肝後区域~後腹膜に不整形の6×4cm大の...

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消化管出血を呈した胆嚢十二指腸瘻の一例
大野 一将(公立昭和病院 消化器内科)
症例は94歳、女性、H20年1月総胆管結石性胆管炎で入院した。ERCPを施行し、EST・載石を行った。US/CTで多数の胆石を認めたが、超高齢者・認知症・脳梗塞後・ADLは寝たきりであったため、胆嚢摘出術は施行しなかった。H25年3月に総胆管結石性胆管炎・胆石性胆嚢炎で再入院した。アスピリン内服中であったため、EPBDを施行し総胆管結石の載石を試みたが、ガイドワイヤーが容易に胆嚢内に挿入され胆嚢総...

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