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検索結果は27件です。
- mFOLFOX6療法施行中に高アンモニア血症をきたした1例
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武田 武文((公財)東京都保健医療公社東部地域病院 外科)
mFOLFOX6療法は切除不能進行再発大腸癌における標準化学療法の一つであり,現在広く行われている。今回我々は,mFOLFOX6療法中に意識障害をともなう高アンモニア血症を来たした症例を経験したので若干の考察を加え報告する.症例は81歳女性。S状結腸癌穿孔にてS状結腸切除を施行。同時性多発肝転移に対し、外来にてXELOX療法を施行するも、治療開始直後から意欲低下を自覚、家族からも抑うつ様の症状を心...
第328回関東支部例会 >
- 関節炎発症から2年後に大腸炎が出現し,急激に劇症化・大腸穿孔に至った若年潰瘍性大腸炎の一例
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河野 邦幸(横浜市立大学附属 市民総合医療センター・炎症性腸疾患(IBD)センター)
【背景】 関節炎発症から2年後に軽微な大腸炎が出現し,その後4か月で急激に劇症化し大腸穿孔に至った,潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC)の若年例を経験したので報告する.【症例】 18歳女性.2011年(15歳),全身の移動性の関節痛(肩,股,手,足,指)が出現し,膠原病科受診.リウマトイド因子49(IU/ml)と陽性,その他の自己抗体陰性,レントゲンで関節変形を認めず.関節リ...
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- 後腹膜線維症と鑑別を要した膵鉤部癌後腹膜浸潤の1例
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工藤 千佳(国立病院機構 高崎総合医療センター 消化器病センター内科)
症例は69歳男性。臍周囲の腹痛を自覚し数週間持続するため近医を受診。上部消化管内視鏡検査および腹部エコー検査を受けるも明らかな異常を認めなかった。血液検査では炎症反応や肝胆道系酵素、膵酵素の上昇がないものの、CA19-9が380 U/mlと上昇していたため精査加療目的に当院紹介となった。腹部造影CT検査にて、腹部大動脈から上腸間膜動脈周囲にかけて、わずかに造影効果のある境界不明瞭な軟部陰影が広がり...
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- 粘膜下腫瘍様形態を呈したEpstein-Barr Virus関連にリンパ球浸潤癌をESDにて切除した1例
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浅井 真(こうかん会日本鋼管病院)
症例は74歳 男性。近医で上部消化管内視鏡検査にて体部大彎に径15mm大のIIa+IIc病変を指摘され、病理組織学的検査の結果Group4adenocarcinoma疑いにて当院を紹介され来院した。当院で施行した上部消化管内視鏡検査では体下部大彎に中央が陥凹した隆起性の病変が認めた。拡大観察にて腫瘍は正常粘膜に覆われ陥凹部に一致してirregular MS/MV patternを呈していた。病理組...
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- ADPKDに伴う肝動脈瘤破裂による胆道出血に対して動脈塞栓術が奏功した1例
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中野 秀比古(湘南鎌倉総合病院 消化器病センター)
【緒言】肝動脈瘤破裂に伴う胆道出血は比較的まれな疾患である.今回われわれは常染色体優性多発嚢胞腎(以下ADPKD)が発症に関与したと考えられる肝動脈瘤が破裂し,胆道出血をきたした一例を経験したので報告する.【症例】70歳 男性.2005年ADPKDに伴う腎機能障害で血液維持透析導入となった.2013年7月心窩部痛を伴う血便が出現したため,近医より紹介受診された.来院時腹部造影CT検査は拡張した総胆...
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- 重症膵炎を発症した十二指腸乳頭部癌の一例
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甲賀 達也(群馬大学医学部附属病院 消化器内科)
【症例】50歳台男性【既往例】重症筋無力症, 腎臓癌術後【現病歴】重症筋無力症にて当院神経内科通院中であった。平成25年秋に腹痛出現し前医受診。精査の結果、急性膵炎と診断され入院にて保存的加療施行されるも、病状改善見られず当院へ紹介転院となる。転院時CT gradeII、重症度スコアも3点であり重症膵炎と診断。転院時CTでは総胆管の著明な拡張を認めたが、結石は認めなかった。肝障害も軽度であったため...
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- 急性胆石胆嚢炎に併発した十二指腸穿通により結石イレウスを来した一例
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宋本 尚俊(東邦大学医療センター佐倉病院 内科)
【背景】胆石イレウスは比較的稀な疾患であり胆石症の0.15~0.5%に発生し、全イレウスの0.05~1%を占めるとされ、保存的治療のみで自然排石した症例は7~18%であり多くは外科的治療を必要と報告されている。【症例】77歳女性。【現病歴】2012年9月に胆石胆嚢炎で入院した際にCTで胆嚢内に30mm大の結石を指摘されていた。胆嚢炎は自然軽快し、また、同意が得られなかったため精査は行われなかった。...
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