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検索結果は7件です。

マウス腸炎モデルにおける腸炎惹起性CD4+T細胞の増殖はIL-7とNK細胞により制御される
山地 統(東京医歯大・消化器病態学)
【背景・目的】移入大腸炎モデルはnaive CD4+T細胞(CD4+CD45RbhiT細胞)をRAG欠損(RAG KO)マウスに移入することで発症する大腸炎モデルで、我々はIL-7非存在下(IL-7×RAG二重欠損(IL-7DKO)マウスへの移入)では腸炎が発症しないことを報告した。一方でin vitroでのTh1細胞やTh17細胞の分化誘導にIL-7は必須ではないことから、IL-7の有無のみなら...

第53回日本消化器病学会大会大腸-基礎2

日本人炎症性腸疾患患者におけるXBP1遺伝子の解析
長澤 仁嗣(東北大大学院・消化器病態学)
【目的】これまで欧米にて炎症性腸疾患(以下IBD)患者と、小胞体ストレス(ERストレス)に関連した転写因子、XBP1との関連性についての検討がなされている。それによるとXBP1遺伝子のシーケンシングにより確認された多型と、欧米人IBD患者との間に相関が認められたというものであった。今回我々は日本人IBD患者とXBP1遺伝子多型との間にも相関が認められるかについて検討を行った。【方法】対象は日本人ク...

第53回日本消化器病学会大会大腸-基礎2

ラパマイシンにて誘導される制御性T細胞は移入腸炎モデルを抑制する
荻野 治栄(九州大・病態制御内科)
【背景】炎症性腸疾患の発症には腸管での免疫制御異常が関与しており、分子標的薬を含め様々な治療法が開発されているが、まだなお難治性の病態が存在する。そこで、我々は新規治療薬として移植後の免疫抑制に使われているラパマイシンに着目した。ラパマイシンはin vitroやin vivoにて免疫反応を制御する制御性T細胞(Treg)を誘導することから、炎症性腸疾患への応用が期待される。【方法】まず、DSS腸炎...

第53回日本消化器病学会大会大腸-基礎2

ポリラクトサミンを介したB細胞とマクロファージにおける腸炎保護作用
藤井 宏修(大阪大大学院・機能診断科学)
【背景・目的】炎症性腸疾患においてガラクトース欠損IgGの増加が認められるが、IgG糖鎖のガラクトース付加に不可欠であるbeta-1,4-galactosyltransferase I(B4GalT)欠損マウスにDSS腸炎を作成すると、野生型に比してむしろ腸炎は改善した。この腸炎改善にはB細胞とマクロファージを介したIL-10産生が重要な役割を果たしている。本研究では、糖鎖変化に伴う細胞間コミュニ...

第53回日本消化器病学会大会大腸-基礎2

マウス実験腸炎モデルにおけるメタロチオネインの役割
辻 俊史(京都府立医大・消化器内科)
(背景)原因不明のクローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患の病態解明,ならびに新規治療標的分子の探索は重要な研究課題である.これまでに我々は炎症腸管粘膜における新規治療標的分子の探索を目的としてマウス実験腸炎モデルを用いた網羅的遺伝子発現解析を行い,炎症腸管粘膜において発現変動する遺伝子の一つとしてMetallothionein(MT)に着目するに至った.MTは構成アミノ酸の約1/3がシステイン...

第53回日本消化器病学会大会大腸-基礎2

骨髄間葉系幹細胞由来Gut Trophic Factorはラット実験腸炎の回復を促進する
渡邊 秀平(札幌医大・1内科)
【背景・目的】骨髄間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cells: MSC)は、再生医療の細胞ソースとして注目されている。本研究では、MSCのパラクリン効果に着目し、腸上皮再生におけるMSC馴化培地(MSC conditioned medium: MSC-CM)の効果およびその機序を明らかにし、包含するgut trophic factorを同定することを目的とした。【方法】MSCを通常...

第53回日本消化器病学会大会大腸-基礎2

炎症性腸疾患の栄養療法としての中鎖脂肪酸の有用性の検討
河野 寛(山梨大・1外科)
【目的】われわれは、これまで中鎖脂肪酸(MCT)投与による消化管の免疫増強効果と、抗炎症性作用を報告してきた。一方、ω-3系脂肪酸の炎症性腸疾患における有用性が報告されている。そこで今回、MCTならびにω-3系脂肪酸の炎症性腸疾患に与える影響を、ヒトクローン病の炎症性腸疾患動物モデルを作成し比較検討した。【方法】雄性Wistar種ラットに、MCT非含有ω-6系脂肪酸高含有栄養剤(A群)、MCT非含...

第53回日本消化器病学会大会大腸-基礎2