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検索結果は7件です。

潰瘍性大腸炎に対するCalcineurin inhibitorの限界
平岡 佐規子(岡山大・消化器・肝臓内科学)
【背景】Calcineurin inhibitor(CNI)は,難治性潰瘍性大腸炎に使用され,寛解率,手術の回避率も高い.一方,CNIは通常数か月で中止し,その後再燃する症例もあるが,再投与時にも初回投与時と同様の効果が得られるかはわかっていない.そこで当科におけるCNI治療症例の効果の検討と2回CNIを寛解導入に使用した症例に関し,初回投与時と再投与時を比較しその効果を検討した.【対象】2004...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎5

当院における潰瘍性大腸炎へのインフリキシマブ使用経験
垂水 研一(川崎医大・消化管内科)
【目的】当院において6例の難治性潰瘍性大腸炎患者に対して寛解導入目的にインフリキシマブ(IFX)を投与した。その治療成績を評価するため臨床的に検討を行った。【方法】2009年~2011年3月までに当院にてIFXを投与した潰瘍性大腸炎6例(保険適応前症例:2例)を対象に患者背景、治療成績、安全性について遡及的に検討した。IFXは全例5mg/kgを0、2、6週に投与し、引き続き8週間隔で計画的維持投与...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎5

5-ASA製剤不耐潰瘍性大腸炎に対するIFXの有効性
曽野 浩治(東邦大医療センター佐倉病院・内科)
【はじめに】潰瘍性大腸炎は寛解維持療法として原則5-ASA製剤をアンカードラックとして投与することが推奨されているが、過敏症など各種副作用で投与できない症例が少なからず存在する。5-ASA製剤不耐潰瘍性大腸炎は長期寛解維持が困難であり、再燃時に重症化する傾向を認めることが多いということを報告してきた。これらの症例はいかに寛解を維持するかが重要である。免疫調整剤やステロイドにより寛解を維持している症...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎5

Infliximabによる潰瘍性大腸炎緩解導入療法の初期経験の報告
高橋 裕司(岐阜赤十字病院・消化器内科)
【はじめに】2010年6月に潰瘍性大腸炎(UC)に対するInfliximab(IFX)投与が認可され、今後UCに対しても生物学的製剤の有効性が期待されている。今回緩解導入目的にIFX投与を行ったUC6例の臨床的経験を報告する。【対象】全大腸炎型6例(ステロイド依存5例、未治療1例)。IFXの投与法は5mg/kgを0,2,6週で投与し以後8週毎の投与とした。【症例と経過】CASE1.男性 18歳 罹...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎5

潰瘍性大腸炎に対するインフリキシマブ治療の効果予測
北村 和哉(金沢大附属病院・消化器内科)
【目的】本邦の潰瘍性大腸炎症例は11万人を超え、今後も増加が予想される。しかしその病態は未だ明らかでなく、治療に難渋することもしばしばある。2010年6月より潰瘍性大腸炎に対するインフリキシマブ(IFX)治療が保険適用となり治療の選択肢が増えたが、どの症例にIFXが有効か事前に予測する方法は確立されていない。本研究では、IFX治療前のサイトカイン値がIFX治療効果予測に有用かを検討した。【方法】2...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎5

難治性潰瘍性大腸炎に対する治療戦略と長期予後~インフリキシマブとタクロリムス・顆粒球除去併用療法との治療成績を比較して~
水島 隆史(名古屋市立大大学院・消化器・代謝内科学)
【背景と目的】難治性潰瘍性大腸炎(UC)に対する新たな治療法にタクロリムス(TAC)、インフリキシマブ(IFX)が加わったが、使用法や有効性に関しては明らかになっていない。今回われわれは、難治性UC に対するTAC+顆粒球除去療法(GMA)とIFXの治療成績を後ろ向きに比較検討し、難治性UC に対する治療戦略と長期予後を検証した。【方法】2009年7月から2011年12月までに当院で難治性中等症・...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎5

活動期潰瘍性大腸炎寛解導入療法としてのアドレノメデュリン持続静注療法の経験
稲津 東彦(宮崎大・循環体液制御学)
【目的】潰瘍性大腸炎(UC)の寛解導入治療は、5-ASA製剤、ステロイド、免疫調節剤、血球成分除去療法、生物学的製剤を用いて行われている。安全性の高い5-ASA製剤、血球成分除去療法では寛解に至らない症例もあり、ステロイドを中心として免疫調節剤、生物学的製剤を使用する。しかし、重症感染症の合併が懸念され、その使用は制限的である。アドレノメデュリン(AM)は強力な血管拡張作用を有する生理活性ペプチド...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎5