セッション

検索結果は7件です。

当院における膵癌の患者・臨床背景とリスクファクターの検討
武田 洋平(鳥取大・機能病態内科)
【目的】画像機器の進歩に伴い膵癌の診断能は向上してきたが、なお発見時には進行しており切除不能であることが多い。早期発見のためには、高危険群を設定し積極的にアプローチをする事が重要である。今回我々は膵癌の患者・臨床背景を詳細に解析し、リスクファクターおよび問題点を検討した。【方法】2003年7月~2011年2月の間に当院で経験した膵癌153症例(男100:女53,平均年齢66.7歳,部位Ph:Pb:...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-腫瘍2

膵管癌の危険因子と早期診断
門倉 信(山梨大・1内科)
【目的】最難治癌である膵癌の治療成績の向上には早期発見が必須である。早期発見につながる危険因子についての検討を行った。【方法】2002年1月より現在までの病理学的もしくは画像的に診断された膵管癌184例を対象に1)受診経緯2)発見契機3)患者背景(既往歴/家族歴/飲酒歴/喫煙歴/耐糖能異常) 4)腫瘍マーカー について検討した。【結果】全症例(男性105例,女性79例)の平均年齢67歳、進行度は ...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-腫瘍2

急性膵炎における膵癌の検討
木村 勇斗(静岡県立総合病院・消化器内科)
【目的】膵癌は早期診断が難しく予後不良とされる。また膵癌の高危険群や早期診断のために有用な検査はまだ十分確立されていない。今回我々は、急性膵炎における膵癌の関連性について検討し、膵癌の早期診断の一助とすることを試みた。【方法】2006年1月から2010年2月に急性膵炎で当院に入院した全ての症例で入院時にCTが施行された。初回入院時に腫瘤を認め膵癌と診断された症例では手術が施行され、CTで腫瘤以外の...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-腫瘍2

術後1年以内に死亡した浸潤性膵管癌切除例の検討
木村 健二郎(大阪市立大・腫瘍外科学)
目的)膵臓癌は極めて予後不良であり、外科的切除が唯一の根治的治療である。日本膵臓学会の膵癌登録報告2007において、通常型膵癌切除例のMSTは12.5か月で5年生存率は14.5%(1991-2000年)と報告されている。一方、局所進行膵癌に対する化学放射線治療の最近の報告では、MSTが11か月との報告がある。RCTではないので単純に比較はできないが、外科的切除と放射線化学療法のMSTが大きく変わら...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-腫瘍2

膵癌終末期臨床像の検討
近藤 崇(国立国際医療研究センター・消化器科)
目的:膵癌の終末期は腫瘍の増悪により腹膜播種や肝不全などをきたし腫瘍死に至る他,合併症により死亡することが知られている.今回当科における膵癌患者の終末期臨床像を検討した. 方法:2006年1月から2010年3月までにCT検査で膵癌と診断し,切除適応がなかった49例のうち,死亡する3か月以内に施行したCT検査で終末期の病態が追跡可能な45症例を対象とした.死亡理由は,直接腫瘍が原因となった場合を原病...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-腫瘍2

癌性腹水を伴う進行膵癌の検討
高原 楠昊(東京大・消化器内科)
【目的】癌性腹水を伴う進行膵癌に対する効果的な治療法は確立されておらず、有効な治療法の開発が望まれている。そこで癌性腹水を伴う進行膵癌の実態について検討する。【方法】東京大学消化器内科にて2000年1月から2010年12月までに切除不能進行膵癌と診断された494例のうち、腹水細胞診にて癌性腹水が証明された73例を対象とし、その治療成績を後ろ向きに検討した。【結果】年齢中央値63(40-85)歳。男...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-腫瘍2

当院における切除不能膵癌の長期生存要因の検討
松本 俊彦(国立四国がんセンター・消化器内科)
【はじめに】膵癌は最も予後不良ながん腫であり、切除不能の場合はMST6か月とされている。しかし切除不能膵癌においても2年以上の長期生存例を経験することがあり、今回我々は当院の切除不能膵癌長期生存例に対しその要因について検討した。【対象・結果】2006年3月から2009年3月までに当院で初回治療を開始した切除不能膵癌124例の中で2年以上の長期生存例は10例で、男性4例女性6例、年齢中央値は65歳(...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-腫瘍2