セッション

検索結果は7件です。

MRI 拡散強調画像を用いた肝細胞癌に対する肝動脈化学塞栓療法の有用性
小森園 康二(社団法人鹿児島共済会 南風病院 肝臓内科)
【目的】診断群分類(DPC)に基づく診療報酬包括支払い制度の導入は肝画像診断領域においても費用効率と精度の高い診断方法への転換が予想されている。今回我々は、肝細胞癌(HCC)に対する肝動脈化学塞栓療法(TACE)の評価を非造影検査であるMRI 拡散強調画像で実施しその有用性を検討した。【方法】TACEを施行されたHCC患者22名を対象とした。単純CT検査及びMRI拡散強調画像検査をTACE後4-6...

第089回九州支部例会

肝癌に対する内科的局所治療を行うためには治療対象拡大への工夫が必要である
井上 恵(大分大学 医学部 生体分子構造機能制御講座)
【目的】当科では1100結節の肝細胞癌に対して1600回を超える経皮的RFAを行ってきた。最近は再発肝癌に対する治療機会が増え、対象患者の高齢化や肝機能低下例も増加し、治療上の工夫が必要となった。今回、人工腹水法、PSE、造影超音波下のRFA治療成績を示す。【対象と方法】対象は同一施設で経験した肝細胞癌310例、1087結節。死角や隣接臓器への対応として生食を用いた人工腹水法、血小板低下例に対する...

第089回九州支部例会

慢性肝疾患の経過中出現した48例103結節の2cm以下肝細胞癌のCTAP CTHA所見<本当に多段階発癌なのか>
岩本 昭三(医療法人 岩本内科医院)
【目的】
従来本邦で信じられてきた多段階発癌説は、少しおかしいのではないのかと報告してきた。すなわち臨床的にはデノボ様に見えるものが多く、段階的に経過をおえるHCCは比較的少ない。近年、international consensusができつつあり、Dysplastic nodule → early cancer → HCCと分類されつつあるようである。early cancerでは間質浸潤、血...

第089回九州支部例会

Sonazoid造影エコー法による肝腫瘍の診断・治療の現状
小野 尚文(ロコメディカル)
(はじめに)次世代経静脈性超音波造影剤であるSonazoidが臨床使用可能となり、造影エコー法も新たな段階を迎えた。そこで現在行っている肝腫瘍に対するSonazoid造影エコー法の診断の現状を中心に述べる。(対象および方法)対象は肝腫瘍28症例(肝細胞癌21例、胆管細胞癌3例、肝血管腫2例、膵癌肝転移2例)である。使用装置はLOGIQ7で、撮影モードは (1) 8例はPI(Phase Invers...

第089回九州支部例会

小肝細胞癌(1.5cm以下)の診断における造影USの有用性
光安 智子(福岡大学筑紫病院 消化器科)
【目的】最大径1.5cm以下の肝細胞癌(HCC)の診断において、Levovistを用いた造影USの有用性及び診断に寄与する因子について、他の画像診断と比較した.【方法】対象;ウィルス性慢性肝疾患に発生した、腫瘍径1.5cm以下で腫瘍深部が8cm以内である68結節.内訳はHCC49結節、良性結節19結節(過形成性結節17結節、限局性脂肪変性2結節).全結節に造影US、Dynamic-CT(E-CT)...

第089回九州支部例会

肝細胞癌に対する生体肝移植:当科の成績
高槻 光寿(長崎大学)
目的:肝細胞癌(HCC)に対する生体肝移植の当科の方針および成績を報告する。対象および方法:1997年8月より2007年3月まで当科で施行した生体肝移植症例66例中、HCC症例は23例(35%)であった(HBV8例、HCV14例、非B非C1例)。男17例、女6例、年令の中央値57(36-68)で、18例(78%)が術前になんらかの治療を受けていた(切除2例、RFA4例、PEIT7例、TAE11例(...

第089回九州支部例会

径10 cmを越える巨大肝細胞癌に対する外科治療成績の検討
山下 洋市(九州大学大学院 消化器・総合外科(第二外科))
【はじめに】径10 cmを越える巨大肝細胞癌の根治的治療は外科的切除に限られるが、巨大肝細胞癌の切除は、手術関連死亡や合併症が多いことも事実である。また、腫瘍径が大きくなるとその切除後予後も一般的に悪化する。【対象と方法】1986年から2006年までの最大径が10 cmを越えるHCC切除53例の臨床病理学的特徴を検討した。在院死率・合併症率・切除後予後を検討して肝切除の妥当性を検討した。再発様式や...

第089回九州支部例会