セッション

検索結果は7件です。

消化器癌における脂肪酸合成酵素fatty acid synthase(FAS)の血清マーカーとしての有用性の検討
伊藤 智彰(順天堂大静岡病院・外科)
【目的】fatty acid synthase(FAS)は、腹腔内脂肪織をはじめ、肝、脳などに存在するcarbohydrateから脂肪酸を合成する代表的なprimary enzymeであるが、食道癌、胃癌、大腸癌などの消化器癌をはじめ多くの固形癌に発現していると報告されている。また、我々は、乳癌、膵癌において血清FAS濃度も健常者コントロール群に比べ高いことを報告してきている。今回、我々は、胃癌、...

第54回日本消化器病学会大会その他3

消化器癌手術による生体反応と性差-脂肪細胞機能としてのアディポサイトカインを中心に-
松谷 毅(日本医大・外科)
【はじめに】外傷後の予後は男性に比して女性の方が良好である.その機序として性ホルモンが免疫細胞に作用し,同じ侵襲でも炎症性メディエーター産生などの生体防御反応が異なることが判明した.最近では,免疫細胞としての働きが注目される脂肪細胞においても,アディポサイトカインがエストロゲンやアンドロゲンによって調節されることから外科的侵襲後の生体反応の性差に関与している可能性が考えられる.消化器癌手術患者を対...

第54回日本消化器病学会大会その他3

当院におけるアメーバ赤痢関連疾患の集計
小林 久里子(済生会川口総合病院・消化器内科)
【対象・方法】1997年1月から2011年12月までに当院で経験した17例のアメーバ赤痢関連疾患を集計し、臨床的考察を加えた。【結果】当科受診時年齢は25~77歳で、平均48歳、男女比は16:1であった。17例の内訳はアメーバ性大腸炎が12例、アメーバ赤痢が1例、アメーバ性肝膿瘍が3例、アメーバ性大腸炎と肝膿瘍の合併が1例であった。感染経路は海外渡航歴のあるものは1例、風俗業経験者が1例、HIV陽...

第54回日本消化器病学会大会その他3

胆膵悪性腫瘍に対するTS-1治療中にニューモシスチス肺炎と考えられる日和見感染症を合併した2症例
糸瀬 一陽(関西労災病院・消化器内科)
化学療法の進歩により、手術不能な胆膵の進行癌に対して広く抗癌剤治療が行われている。進行癌患者にはしばしばステロイドが投与されており、加えて原疾患による免疫能の低下、抗癌剤による骨髄抑制もあり、日和見感染発症の高危険群である。今回我々は、胆膵悪性腫瘍に対するTS-1治療中にニューモシスチス肺炎(Pneumocystis pneumonia;PCP)を発症した2症例を経験したので報告する。【症例1】6...

第54回日本消化器病学会大会その他3

当院のPET/CT健診におけるFDG集積例の検討
関根 忠一(済生会川口総合病院)
【目的】近年PET/CT健診が普及しているが、当院のそのFDG集積例を分析し、今後に役立てることを目的とした。【対象と方法】2011年1月から2012年2月までに当院のPET/CT健診を受診した346人において、FDG集積例について分析した。【結果】受診者の背景は男女比は224人/122人、平均年齢は59.8±9.9歳(31~82歳)、中央値は61歳、最頻値 は64歳。FDG集積例は10例、2.9...

第54回日本消化器病学会大会その他3

慢性腎不全維持透析症例に合併した消化管悪性腫瘍の臨床的検討
藤原 弘明(三井記念病院・消化器内科)
【目的】慢性腎不全維持透析症例に合併した消化管悪性腫瘍についての報告は少ない。今回我々は当院で経験した症例について疾患別に検討したので報告する。【方法、対象】2003年1月から2010年12月までの間、当院で消化管悪性腫瘍に対し入院加療された透析患者57例。これらの症例の治療方法、予後を検討した。【結果】男性39例、女性18例、平件年齢68.8歳。消化管悪性腫瘍の内訳は食道癌3例、胃癌24例、大腸...

第54回日本消化器病学会大会その他3

当院でERCPを施行された後期高齢者と非後期高齢者の比較検討
中島 嘉之(さいたま市民医療センター・消化器内科)
目的:内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)は内視鏡手技の中でも比較的手技が煩雑であり、また重症膵炎などの重篤な合併症も認めることから、高齢者などでは敬遠される傾向が見受けられる。今回、当院で施行されたERCP患者を後期高齢者と非後期高齢者に分け、手技の困難度、術後膵炎の合併率などにつき比較検討をおこなった。方法:2011年1月から12月までの1年間に、当院でERCPを施行された連続200例について...

第54回日本消化器病学会大会その他3