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検索結果は7件です。

ロボット支援腹腔鏡下側方リンパ節郭清の現状と問題点
相場 利貞(名古屋大大学院・腫瘍外科学)
(背景)近年の手術手技や機器の進歩により、大腸癌治療における腹腔鏡下手術は大きな地位を占めるようになってきた。しかしながら、下部進行直腸癌に対する腹腔鏡下側方LN郭清の難易度は極めて高く、一般的な手技とは言い難い。da Vinci Surgical Systemが本邦で薬事承認後、ロボット支援腹腔鏡下手術は前立腺手術において保険承認されたものの、消化器外科領域、特に大腸癌手術においてはいまだ数施設...

第54回日本消化器病学会大会大腸(腫瘍)2

局在、年齢、肥満度からみた大腸癌の性差
岡本 真(JR東京総合病院・消化器内科)
【目的】局在や年齢、肥満度からみて、大腸癌の男女差について検討した。【対象】2006年4月から2011年12月までに行った大腸内視鏡検査11,946件のなかで診断された大腸癌症例を対象とした。局在は、右側結腸、左側結腸、直腸に分けた。肥満度は診断時のBMI(Body Mass Index)を用い、やせ群(BMI18.5未満)、標準群(18.5以上25.0未満)、肥満群(2.50以上)と分けた。【結...

第54回日本消化器病学会大会大腸(腫瘍)2

大腸腫瘍と肥満との関連における性差
播磨 郷子(山口大・消化器病態内科学)
【背景】近年,食生活の欧米化に伴い大腸腫瘍と肥満との関連性が本邦でも報告されている.冠動脈疾患や脳血管障害では,肥満との関連性だけでなく性差も明らかになっているが,大腸腫瘍と肥満との関連における性差については,十分に検討されているとは言えない.【目的】大腸腫瘍罹患率とBMI,腹囲,体脂肪率の関連における性差について検討する.【対象・方法】2009年4月1日から2011年11月31日までに当院で施行...

第54回日本消化器病学会大会大腸(腫瘍)2

大腸癌における同時性腹膜播種の進行度分類について ~予後からの考察~
佐藤 美信(藤田保健衛生大・下部消化管外科)
【目的】大腸がん取扱い規約では腹膜播種をその数と範囲から3群に分類しているが、腹膜には系統的な解剖分類が存在せず、客観性に欠く記載となっている。腹膜播種に対する適切な進行度分類について予後の点から検討した。【対象および方法】虫垂癌を除く大腸癌2081例のうち同時性腹膜播種は91例(4.4%)で、Cy1を除く腹膜播種の情報が取得可能な67例を対象とした。対象は男性34例、女性33例、平均62.4±1...

第54回日本消化器病学会大会大腸(腫瘍)2

側方発育型大腸腫瘍ではMUC5AC及びβカテニン発現とK-ras遺伝子が変化する
中江 弘三郎(順天堂大・消化器内科, 順天堂大・人体病理病態学)
【背景・目的】側方発育型大腸腫瘍(Laterally spreading tumor; LST)は、形態により顆粒型(granular type; LST-G)と、非顆粒型(non-granular type; LST-NG)に細分類されるが、両群の臨床病理学的位置づけはまだ十分に定まっていない。両群における臨床病理学的、分子病理学的解析を行った。【方法】2008~2011年に当院で切除されたLS...

第54回日本消化器病学会大会大腸(腫瘍)2

MFG-E8の大腸炎症および発癌への関与
楠 龍策(島根大・2内科)
【目的】Milk fat globule-EGF-8 (MFG-E8)は、生体内でアポトーシス細胞とマクロファージを架橋し貪食を促進する蛋白質である。我々はこれまでにMFG-E8の投与により腸管の炎症が改善することを報告してきた。一方で発癌や癌の進展に対してはMFG-E8は促進的に働くことが消化器以外の癌で報告されている。今回我々はMFG-E8 knock out (KO)マウスを用いて大腸炎症お...

第54回日本消化器病学会大会大腸(腫瘍)2

大腸癌におけるHeregulinとその受容体ErbB3およびErbB4の発現と臨床病理学的意義
辰口 篤志(日本医大・消化器内科)
背景、目的:大腸癌を含め、様々な腫瘍でepidermal growth factor受容体(EGFR)ファミリーの過剰発現が報告されており、かつEGFRのmonoclonal抗体は一部の手術不能な大腸癌に対して腫瘍縮小効果と生存延長効果のあることが報告されている。EGF-EGFR経路が腫瘍の進展に大きな役割をもつとされているが、EGF以外のEGF ファミリーの大腸癌における発現、臨床的意義について...

第54回日本消化器病学会大会大腸(腫瘍)2