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検索結果は7件です。
- 六君子湯の上部消化管症状に対する臨床効果の検討
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佐藤 真司(済生会横浜市東部病院・消化器内科)
【背景】漢方薬は本来心身の状態を決定する証に基づいて投与すべき処方が決定されるが、六君子湯(TJ-43)はfunctional dyspepsia(FD)やnon-erosive reflux disease(NERD)など上部消化管に対する効果のエビデンスの報告が集積されてきている。一方、一般臨床では漢方診断の難しさからいわゆる病名漢方で処方されることも少なくない。病名漢方は証を必ずしも反映しな...
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胃・十二指腸(機能性疾患)
- ディスペプシア患者における器質的疾患の合併率とその危険因子に関する検討
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塚本 真知(川崎医大・総合診療科)
【背景】機能性ディスペプシアの診療では,器質的疾患の除外が重要であるが,ディスペプシア患者の器質的疾患の合併率について多数例での検討は少なく,また器質的疾患に関連する消化器症状についての報告はない.【目的】消化器内科外来を受診した患者の器質的疾患の合併率を検討し,器質的疾患に関連する症状を明らかにする.【対象および方法】2010年1月~2011年12月に消化器内科外来を受診した患者3718例のうち...
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胃・十二指腸(機能性疾患)
- オレキシンと消化管運動
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野津 司(旭川医大・地域医療教育学)
【目的】脳相刺激(嗅覚,味覚,視覚等)は,胃酸,膵外分泌促進,胃,大腸運動促進など,食物の消化に適した消化管反応を引き起こす.これまで我々は,摂食関連神経ペプチドのオレキシンが,摂食を刺激するとともに胃酸分泌刺激作用を持つことを明らかにし,脳相刺激反応の脳内トリガー分子である可能性を指摘してきた.今回はオレキシンの消化管運動に対する作用について明らかにする.【方法】消化管運動は,ラットで胃前庭部あ...
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胃・十二指腸(機能性疾患)
- 視聴覚ストレス負荷の消化管機能への影響
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飯田 章人(愛知医大・消化器内科)
【目的】不安により適応性弛緩が低下し、食後愁訴症候群症状が誘発されるとの報告があるが、ストレスと機能性ディスペプシア(FD)の病態との関連については不明な点が多い。そこで、今回我々はストレス負荷による、気分状態、胃生理機能、自律神経機能などの変化を測定し、ストレスのFD病態へ与える影響を検討した。【方法】男性健常ボランティア11名を対象とし、コントロール条件およびストレス負荷でのドリンクテスト(D...
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胃・十二指腸(機能性疾患)
- スマトリプタン内服は,近位胃の弛緩を介して胃排出を遅延させる-13C BreathID systemと飲水超音波法を用いて-
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関野 雄典(横浜市立大附属病院・消化器内科)
【目的】選択的5HT1受容体作動薬であるスマトリプタンの皮下注は、FD患者の近位胃の受容性弛緩を改善させるとされている。我々はスマトリプタンの経口投与の胃排出への影響をBreathID systemおよび飲水超音波法を用いて検討した。【方法】実験1)24-38歳の健常男性10名を対象し、試験食30分前のスマトリプタン50mg内服の投与の有無でcross over studyを施行した。試験食は20...
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胃・十二指腸(機能性疾患)
- functional dyspepsia(FD)症状における血流関与の可能性-Celiac artery compression syndrom症例の検討-
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楠 裕明(川崎医大・総合臨床医学)
食後上腹部痛を来たす疾患のひとつにCeliac artery compression syndrome(CACS)があるが、本邦では疾患自体が一般的でなく、実臨床で診断に至ることはまれである。CACSの症状発現の原因は、食直後の腹腔動脈(CA)の血流不足と考えられており、一部のfunctional dyspepsia(FD)症例の病態に、CAや上腸間膜動脈(SMA)の血流が関与している可能性は否定...
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胃・十二指腸(機能性疾患)
- FSSG(Frequency Scale for the Symptoms of GERD)を用いた健常成人19864人の上部消化管症状の解析
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山道 信毅(東京大・消化器内科)
【目的】心窩部痛・胃重感・胸痛・逆流症状・悪心などの上部消化管症状の多くは、機能性ディスペプシアや非びらん性胃食道逆流症など器質的異常を伴わない病態が占めているが、その背景因子は不明確であることが多い。酸逆流関連症状と運動不全症状に関する質問で構成され、幅広い上部消化管症状を網羅するFSSGを用いて、相関する背景因子の同定を目標とした。【方法】大規模人間ドックの2010年受診者のうち、研究同意が得...
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胃・十二指腸(機能性疾患)
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