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検索結果は7件です。

GSK3β標的治療を併用した膵癌の新規治療戦略と分子基盤
島崎 猛夫(金沢医大・腫瘍内科学, 金沢大がん進展制御研究所・腫瘍制御)
膵癌の難治性の根底には, 腫瘍細胞の高い増殖能・浸潤能・転移能,薬剤・放射線耐性などがある.種々の抗がん剤レジメンや分子標的療法に関する幾多の臨床試験が国内外で実施されているが,確たる腫瘍制御効果は得られていない.これらの標的分子とは別に我々は,膵癌でglycogen synthase kinase (GSK) 3βの発現と活性が高く,腫瘍細胞の生存と増殖に必須であることを見出した.そして,GSK...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍)4

Stage 0-I膵癌切除例の臨床病理学的検討と早期発見率向上の可能性
落合 秀人(磐田市立総合病院・消化器外科)
<目的>当科で切除したStage 0-I膵癌を臨床病理学的に検討し、その早期発見率向上の可能性を考察する。<対象・方法>2005年5月から2012年3月までの期間に当科で膵切除術を施行した膵癌43例のうち、Stage0-Iの7例(Stage 0:5例、I:2例)について臨床病理学的に検討した。<結果>年齢は52-82歳(平均67.3歳)で、男女比は4:3。観察期間は6-33ヵ月(中央値23ヵ月)で...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍)4

当院における局所進行膵癌に対する治療成績
松永 和大(金沢医大・消化器内科)
【背景】局所進行膵癌に対しては、従来は5-Fluorouracil(5-FU)による化学放射線療法が標準治療とされてきたが、gemcitabin(GEM)の登場により化学療法単独治療も標準治療の1つとなった。一方でGEMは放射線増感作用を有し、さらに膵癌の標準治療薬となったGEMを用いた放射線化学療法の優位性については未だ明確なエビデンスはないものの、その有効性を示唆する報告が散見される。しかしな...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍)4

切除不能局所進行膵癌に対する化学放射線療法の有効性の検討
松田 耕一郎(富山県立中央病院・内科)
【目的】切除不能進行膵癌に対する化学放射線療法(CRT)について有効性、生存率、合併症、有害事象について検討し、さらに長期生存に寄与する因子につき検討した。【対象】2003年9月~2012年3月までCRTが施行された切除不能局所進行膵癌Stage IVa 65例を対象とした。検討因子は年齢、性別、Performance status (PS)、BMI、糖尿病の有無、腫瘍径、局在、腫瘍マーカー、治療...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍)4

局所進行膵癌(StageIVa)における導入化学放射線療法(TS-1+Radiation)の成績
土井 晋平(岐阜大・1内科)
【目的】当院および関連施設において臨床第II相試験として進行中である局所進行膵癌(StageIVa)を対象としたTS-1を用いた導入化学放射線療法の治療成績について報告する。【対象・方法】適格基準は大血管(門脈系・動脈系)への浸潤を含むStageIVaの局所進行膵癌症例。ただし動脈系への浸潤は1/4周未満の接触で変形を伴わないものとした。2009年9月の試験開始より現在までの登録症例は22例。うち...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍)4

切除不能進行膵癌に対する成分栄養療法の臨床的意義
中村 陽介(名古屋大附属病院・光学医療診療部)
【目的】切除不能進行膵癌(PC)の予後に関わる因子として、膵内外分泌機能低下や悪液質に伴う低栄養に着目し、予後改善をめざした成分栄養(ED)療法の臨床的意義につき評価した。【方法】2009年4月から2012年1月に当院受診のPC連続51例。全例でED療法としてエレンタール®2包/日を開始し、12週以上内服しえた19例をED群、それ以外の32例を非ED群と定義し、以下に...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍)4

上腹部悪性腫瘍の癌性疼痛に対するEUSガイド下腹腔神経叢融解術(EUS-CPN)および腹腔神経節融解術(EUS-CGN)の有用性
久居 弘幸(伊達赤十字病院・消化器科)
【目的】上腹部悪性腫瘍の癌性疼痛治療におけるEUSガイド下腹腔神経叢融解術 (EUS-CPN)および腹腔神経節融解術(EUS-CGN)は、至近距離でかつリアルタイムに穿刺できるため、より安全性が高く、欧米ではある程度認知された手技とされているが、未だ本邦では認知度が低いのが現状である。今回EUS-CPN/CGNの有用性と安全性について検討した。
【方法】対象は2006年11月~2012年3月...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍)4