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検索結果は7件です。

コーヒー摂取が上部消化管主要4良性疾患に及ぼす影響の疫学解析
山道 信毅(東京大学消化器内科)
【目的】コーヒー摂取と上部消化管の主要4良性疾患(胃潰瘍,十二指腸潰瘍,逆流性食道炎,非びらん性胃食道逆流症)との関連を,健常成人8,013人を対象に解析する.【方法】亀田総合病院幕張クリニック人間ドックを2010年10月~2011年7月に受診した健常成人で研究同意を得られた9,517人のうち,胃手術の既往・酸分泌抑制剤内服・ピロリ菌除菌歴のある者を除いた8,013名(男性4,670人,女性3,3...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 その他

機能性ディスペプシアに対する六君子湯製剤の使い分け
洲崎 文男(横浜南共済病院消化器内科)
【目的】機能性ディスペプシア(FD)に対する六君子湯の有効性は広く認識されているが,現在市販されている六君子湯は生薬の構成が異なるものが混在している.大きく白朮製剤と蒼朮製剤に分かれるが,FDに対する有効性が異なることが報告されている.今回蒼朮製剤で効果不十分な場合の白朮製剤の有効性および他の漢方製剤併用について検討した.【対象と方法】当施設を受診した成人FD患者15名を対象とした.六君子湯は蒼朮...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 その他

腹腔鏡下噴門側胃切除における逆流防止弁形成を付加した食道胃管再建
江原 一尚(埼玉県立がんセンター消化器外科)
噴門側胃切除における食道胃管再建は,再建の簡便さと逆流予防がある一方で,逆流に関しては空腸間置や全摘より多いとする報告も散見される.我々は逆流防止弁を形成することで逆流の改善につとめており今回報告する.適応はT1bN0かつ残胃が50%以上温存可能な症例.胃管の幅は4cmとし腹腔鏡下に行う.食道胃管吻合は45mmのナイフレス自動縫合器で食道後壁と胃管前壁を固定する.固定したステイプラーの間を約2cm...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 その他

介護施設における経皮内視鏡的胃瘻造設術施行患者の現況
泉川 孝一(香川県立中央病院消化器内科)
【背景と目的】経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)は,嚥下障害のある患者において大きな役割を果たしているが,その増加により介護施設でのPEGをとりまく環境も変化しつつある.今回,我々は,香川県内の老人保健施設(以下老健)52施設,特別養護老人ホーム(以下特養)79施設に対し,PEG患者の受け入れ状況や問題点等に関する自記式アンケート調査(以下24年)を行い,7年前(H.17年)に行った同様のアンケート...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 その他

胃瘻カテーテル抜去症例の検討
木田 裕子(さぬき市民病院内科)
【目的】経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)は,嚥下障害などの問題を有する患者に対する栄養管理の手段として普及してきた.嚥下機能障害や認知症などを有する高齢者に対して施行されることが多いため造設後に不要になることは少ないが,経口摂取が可能となり胃瘻抜去可能となる例も経験する.今回我々は,自施設にてPEG施行後に経口摂取可能となったために胃瘻カテーテルを抜去した症例について,その臨床的特徴について検討し...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 その他

一般病院における経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)の現状
草野 央(東京医科大学病院消化器内科, JA秋田厚生連由利組合総合病院消化器科)
背景と目的:PEGは造設の明確な適応基準はない.海外では延命を目的にしたPEGの利用はほとんどないが,本邦でもようやく患者・家族の立場でのPEGという概念で議論されるようになってきた.今回我々はPEG造設の現状を明らかにする目的で,患者の適応疾患および患者状態を調査した.対象と方法:2000年2月~2010年12月にJA秋田厚生連由利組合総合病院にてPEG造設された患者を対象とした.PEG造設時の...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 その他

当院におけるアニサキス症の現況
石川 一郎(東京女子医大消化器病センター)
<目的>我が国では生魚を食べるという特有の食習慣があり,このため消化管寄生虫疾患の一つであるアニサキス症は現在も日常診療で時に遭遇する.当院では約9年間に41例のアニサキス症を経験したので,その臨床像や現況について報告する.<方法>2003年1月から2012年9月までに当院で経験したアニサキス症41例について,患者背景,自覚症状,罹患時期,摂食状況,内視鏡所見,虫体存在部位,隻数について検討した....

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 その他