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検索結果は7件です。

スクリーニングで発見した十二指腸腺腫・癌の自験18例の検討
高柳 成徳(府中病院・消化器内科)
【目的】上部消化管内視鏡検査は広く普及している検査であり,食道・胃における病変の内視鏡的特徴や治療方針に関しては知見が集積されている.一方,十二指腸上皮性腫瘍は頻度の少なさからも,偶然発見されるにすぎない.今回,スクリーニングで発見した早期と判断される十二指腸腺腫・癌の18例について,内視鏡的特徴などを検討したので報告する.【方法】2009年04月から2012年10月までに,当院のスクリーニング上...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-腫瘍

当院における十二指腸(Vater部を除く)腫瘍性病変の検討
木下 雄一(聖マリアンナ医大東横病院・消化器病センター)
【目的】当院における十二指腸腫瘍性病変の現状を検討する.【方法】2008年3月から2013年3月までの期間で認めたVater乳頭腫瘍を除く,十二指腸腫瘍性病変15例を対象とした.15例をAdenoma群(A群),Carcinoma群(C群)に分け,腫瘍径,肉眼形態,絨毛構造,白色絨毛の有無,血管構造に注目し検討した.【成績】同期間における当院での上部内視鏡検査の件数はおよそ12000件であり,発見...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-腫瘍

内視鏡的に切除した胃型粘液形質を発現する十二指腸高分化型管状腺癌の1例
河原 史明(神戸大附属病院・光学医療診療部)
【背景】日常の診療において,十二指腸の上皮性腫瘍に遭遇する頻度は比較的低く,なかでも胃型粘液形質を発現する腫瘍は稀である.今回我々は,胃型粘液形質を発現する十二指腸高分化型管状腺癌に対して内視鏡的切除を行なった1例を経験したため,その内視鏡的特徴,組織学的特徴について若干の文献的考察も含めて報告する.【症例】症例は70歳の男性.近医にてスクリーニング目的で上部消化管内視鏡検査を施行された際,十二指...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-腫瘍

十二指腸腫瘍性病変に対する内視鏡治療についての検討
富田 英臣(がん研有明病院・内視鏡診療部)
【背景】非乳頭部十二指腸腫瘍の頻度は0.04-0.27%と比較的まれであるが,近年内視鏡機器の発達に伴い早期に診断される症例も増加しており,治療の内視鏡切除も行われている.しかしその安全性に関して技術的な課題も多く,十二指腸腫瘍性病変に対する内視鏡治療の適否に関しては明確な基準は定められていない.【目的】当院における非乳頭部十二指腸腫瘍性病変に対する内視鏡治療成績について検討した.【対象と方法】2...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-腫瘍

内視鏡的切除術を施行した陥凹型十二指腸腫瘍の2例
松坂 浩史(原三信病院・消化器科)
十二指腸陥凹型腫瘍に対する内視鏡的切除術は,局注効果の持続が不良で筋層が薄く,胆汁,膵液の暴露による遅発性穿孔,出血のリスクも高いとされ,難易度が高い手技である.今回我々は十二指腸の陥凹型腫瘍に対し内視鏡的切除術を施行した2例を経験した.症例を呈示し,若干の文献的考察を加え報告する.
 症例1:70歳,女性.Vater乳頭口側に存在する径12×10mmのIIc+IIa型病変で粘膜内病変と考え...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-腫瘍

異所性胃粘膜から発生したと考えられた十二指腸球部早期癌の1例
八木 康道(厚生連滑川病院・外科)
症例は81歳,男性.近医にて上部消化管内視鏡検査を施行され,幽門輪にポリープ状の腫瘍性病変を認め精査加療目的に当院紹介となった.前医の生検でGroup1であったが,当院での再検ではGroup2であり悪性病変は否定できなかった.幽門輪のポリープ病変に連続して十二指腸球部にも全周性に浅い隆起性病変を認めた.完全生検目的としポリープ病変に対して内視鏡的ポリープ切除を行い,病理組織診断でWell diff...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-腫瘍

出血を繰り返し診断に苦慮した十二指腸癌の一手術例
田中 さゆり(川崎病院・消化器内科)
【症例】86歳,男性【主訴】タール便【既往歴】慢性心不全,心房細動,陳旧性脳梗塞(ダビガトラン,シロスタゾール内服中)【現病歴】2012年4月に慢性心不全増悪で当院循環器内科入院.入院中にタール便と貧血進行を認め,当科紹介.【経過】上部・下部消化管内視鏡検査(GIF・CF)を施行したところ出血源の同定に至らず.カプセル小腸内視鏡を施行すると上部空腸に血液の貯留を認めた.シングルバルーン小腸内視鏡を...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-腫瘍