セッション

検索結果は7件です。

当院における腹腔鏡・内視鏡合同胃局所切除(LECS)の経験
高畑 彩子(川崎幸病院・消化器病センター)
【はじめに】胃粘膜下腫瘍(SMT)に対し, 鏡視下楔状切除術が広く行われている. しかし腫瘍の場所によっては切除範囲を正確に決定することが困難となる場合や,余剰胃切除によって術後に胃の変形を来たし機能障害を起こす可能性がある. このような事態を防ぐために, 近年内視鏡的粘膜下層剥離術を用いて切除線を決定し, 胃局所切除を行うLECSが考案された. 今回われわれは, 当院においてLECSを施行された...

第55回日本消化器病学会大会胃-手術

胃癌手術における術中内視鏡に関する手技上の新たな工夫
長浜 雄志(豊島病院・外科)
表在癌の外科切除を行う際,口側断端の確実な確保は手技上最も重要な要素であり,マーキングclip点墨などによって口側を想定して切離操作が行われる.術中内視鏡により病変口側に装着したclipを確実に切除側に誘導するのが最も確実な方法と考える.しかし胃体部小弯に病変が存在する場合,内視鏡を挿入した状態では縫合器を噴門直下小弯から大弯側に誘導しなくてはならず通常の開腹創では手技的に困難である.特に腹腔鏡下...

第55回日本消化器病学会大会胃-手術

胃腫瘍に対する新たな胃全層切除術~非穿孔式内視鏡的胃壁内反切除術(Non-exposed Endoscopic Wall-inversion Surgery; NEWS)の臨床導入~
新美 惠子(東京大附属病院・光学医療診療部, 東京大附属病院・消化器内科)
【目的】我々は,ESD技術を応用し軟性内視鏡と腹腔鏡を用い胃内腔を管外に露出させずに胃壁を全層切除するNon-exposed Endoscopic Wall-inversion Surgery (NEWS)を考案した(Gastric Cancer 2011).胃を穿孔・虚脱させないため,播腫を危惧することなく必要最低限の切除範囲で局所切除が可能であり,動物実験を経て臨床導入を開始した.胃粘膜下腫瘍...

第55回日本消化器病学会大会胃-手術

大学病院での安全な腹腔鏡下胃切除術の導入
渡邊 良平(東邦大医療センター大橋病院・外科)
近年多くの病院で腹腔鏡補助下胃切除術(Laparoscopy assisted gastrectomy:LAG)は,胆摘,大腸手術と同様に,通常の術式として受け入れられつつある.しかしながらLAGを,これから導入・現在導入中である施設も多いと思われる.臓器別のグループに分かれた病院では,胃以外を専門とするグループにより,LAGを導入している施設も多く認める.当院では,2012年より早期胃癌に対して...

第55回日本消化器病学会大会胃-手術

胃十二指腸粘膜下腫瘍に対するLECS(腹腔鏡内視鏡合同胃局所切除術)の有用性の検討
葛原 正樹(三重大附属病院・光学医療診療部)
【背景】消化管粘膜下腫瘍に対して一般的に腹腔鏡下局所切除術が行われるが,壁内発育型では過剰な切除となり,術後に消化管の変形,狭窄をきたすことがある.腹腔鏡内視鏡合同胃局所切除術(以下 LECS)ではESDの手技を用いて胃の内腔から切離線を決定するため切除範囲を最小限度に抑えることが可能である.【目的】胃十二指腸粘膜下腫瘍に対するLECSの安全性と有効性について検討する.【対象と方法】2010年10...

第55回日本消化器病学会大会胃-手術

教室における内視鏡外科手術映像の管理,保存,運用についての取り組み
渡辺 誠(昭和大・消化器・一般外科)
【はじめに】内視鏡外科手術においては,その手術映像の取り扱いをめぐって個人情報保護の問題,管理保存ならびに運用に関する問題,さらにはハードウェア,コストの問題などいまだ課題も多く,各施設で統一した見解が得られていない.教室では平成22年1月より鏡視下に行われたすべての手術映像をライブラリー化し,専用PCにて管理保存している.【目的】教室における内視鏡外科手術映像の管理,保存,運用について報告する....

第55回日本消化器病学会大会胃-手術

当院において内視鏡と外科の合同手術を施行した2例
亀井 昭(国立三重中央医療センター・消化器科)
(はじめに)近年胃の粘膜下腫瘍を中心に,内視鏡と外科の合同手術の報告がなされている.今回,当院にて経験した内視鏡外科合同手術の2例を報告する.(症例1)80才女性,大腸ファイバーにて歯状線にかかる60mm大のLST-Gを指摘され,生検で腺腫と診断.大腸ESDでは歯状線近傍の処置が困難な可能性があり,外科にて経肛門的局所切除術を依頼したが,口側の切除が困難とのことで,ESDと経肛門的局所切除の合同手...

第55回日本消化器病学会大会胃-手術