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検索結果は7件です。
- 保存的治療を行った門脈ガス血症14例の検討
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宮城 光正(福岡和白病院・外科)
【目的】門脈ガス血症(portal venous gas:PVG)は,その多くが腸管壊死を原因に発症する重篤かつ予後不良な徴候で,緊急開腹手術の適応と考えられてきた.しかし,近年,保存的治療によって軽快する報告も散見され,治療方針の決定には十分考慮する必要がある.そこで今回当院で過去約3年間に保存的治療を行ったPVG14例について検討した.【対象と方法】2009年11月から2013年1月までに腹部...
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その他1
- 当科で経験した孤立性腹部内蔵動脈解離の4症例
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佐々尾 航(自治医大・消化器内科)
【目的】大動脈解離を伴わない孤立性腹部内蔵動脈(腹腔動脈や上腸間膜動脈)の解離は稀な疾患である.近年画像診断の発達により報告が増えてきているが,原因や治療については不明な点が多い.当科における自験例について報告し検討する.【結果】当科ではこれまで4例の孤立性腹部内蔵動脈解離を経験している.全例が男性で,平均年齢が54歳であった.自験例4例のうち,解離部位は上腸間膜動脈が3例,腹腔動脈が1例であった...
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その他1
- 保存的治療した孤立性腹腔動脈解離の4例
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酒井 滋企(国立東近江総合医療センター・消化器科)
保存的治療で改善を認めた4例の孤立性腹部内臓動脈解離を経験したので報告する.【症例1】40歳代男性.前日より急激に発症した上腹部痛を主訴に救急搬送.単純CTでは腹腔動脈および上腸間膜動脈(SMA)周囲の脂肪織濃度上昇,dynamic CTで腹腔動脈根部に動脈瘤とSMA内腔の狭小化を認め,両動脈の急性解離と診断した.臓器虚血所見なく,ヘパリン持続投与で軽快した.【症例2】60歳代男性.突然発症の腰背...
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- 一般消化器科医の超音波ガイド下鎖骨下静脈穿刺法の導入に関する検討
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佐藤 洋(新潟大・消化器・一般外科)
【目的】消化器領域に於いては,内科系・外科系を問わず,栄養・治療目的に中心静脈カテーテル(CV)の挿入を行う機会が多い.ブラインドで穿刺する鎖骨下静脈(SV)穿刺・CV留置はスタンダードである反面,気胸・動脈穿刺など,特有の合併症が存在する.Sakamotoらによると,これらの合併症は,超音波ガイド下SV穿刺法を用いると,その発生率が激減すると報告されている.しかし,超音波ガイド下穿刺は放射線科医...
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- 日本紅斑熱―岡山発症全5例の検討―
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川上 万里(岡山済生会総合病院・肝臓病センター)
「日本紅斑熱」はマダニを介して感染するリケッチア症のひとつで,山間部での発症が多いといわれている.早期の治療導入により完治するが,導入が遅れると重症化し,時に致死する. 岡山県では2009年以降5例の日本紅斑熱が確認されている.うち重症化を2例に認め,特殊治療を要した.一例は旅行先での感染と考えられ,三主徴のうち「刺し口」が疑われた.いずれも市中総合病院に収容され,初診からミノサイクリン導入...
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- SPECT/CTを用いた消化管出血シンチグラフィの診断能の検討
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小谷 晃平(大阪市立大大学院・核医学)
【目的】消化管出血は日常臨床でしばしば遭遇する疾患群である.上部下部消化管内視鏡検査は比較的簡便に施行可能であるが,小腸出血をはじめとして,すぐに診断と治療に至らないケースも多い.Tc-99m-human serum albumin-diethylenetriaminepentaacetic acid (HSA-D)を用いたシンチグラフィは消化管出血源の精査に用いられる.従来はPlanar像による...
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その他1
- 消化管出血に対するIVRのまとめ
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加藤 昌子(甲府共立病院・消化器内科)
当院は病床数283床の中小病院で,年間の内視鏡件数は上部約6600件,下部約1500件であり,年間の内視鏡的止血術の件数は約100件程度である.多くは内視鏡的止血が可能であるが,中には様々な理由で内視鏡的止血が困難な例があり,それらに対しては次の手段として血管塞栓術を施行している.2008年1月~2013年3月の間に当院において内視鏡的止血困難にて血管塞栓術を施行した30名について検討を行った.症...
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