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検索結果は7件です。

Thymidine Phosphorylaseを標的とした潰瘍性大腸炎治療薬の開発
香川 美和子(徳島大大学院ヘルスバイオサイエンス研究部・消化器内科学)
【目的】潰瘍性大腸炎(UC)の患者数増加や高価な治療薬使用による医療費増大が問題となり,より安全で安価なUC治療薬の開発が望まれている.Thymidine Phosphorylase (TP)は,チミジン分解酵素であり,関節リウマチなどの炎症局所に過剰発現し,血管新生に関与する.UCの炎症局所にもTPが高発現することが報告されているが,UCの病態におけるTP発現の意義は不明である.そこで,UCにお...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎8)

禁煙後の潰瘍性大腸炎発症例における臨床的特徴の検討
樋口 友洋(浜松医大・1内科)
【目的】喫煙と潰瘍性大腸炎(UC)の発症について,喫煙者に比べ禁煙者の発症リスクが高いことが報告されているが,禁煙後発症UC患者の臨床的特徴については十分な検討がなされていない.今回,我々は喫煙,禁煙がUCの発症および臨床経過にどのような影響を与えたか検討したので報告する.【方法】当院にて2004年1月から2013年2月まで加療を行ったUC患者161名(男性105名,女性56名,年齢9歳~81歳)...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎8)

潰瘍性大腸炎の増悪に伴い,静脈血栓塞栓症の合併を来たした2例
隅野 有香(西神戸医療センター・消化器科)
【はじめに】炎症性腸疾患は全身炎症の亢進,ステロイド剤の使用,脱水,長期臥床などの誘因により,静脈血栓塞栓症の高リスク群に入り,発生頻度は1.3-39%と報告されている.潰瘍性大腸炎(Ulcerative colitis以下UC)に静脈血栓塞栓症を合併した場合は血便を認めても抗凝固療法が必要とされ,双方の管理が困難となりうる.今回2012年当院で経験した,UCの増悪に合併した静脈血栓塞栓症2例を紹...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎8)

当科における潰瘍性大腸炎に対するタクロリムスの使用成績
岸本 一人(琉球大・1内科)
【目的】H22年4月からH25年3月にかけて当科でタクロリムス(以下TAC)を投与した難治性潰瘍性大腸炎 16例(平均年齢45.2歳(17-67歳).男性10例,女性6例.重症度は重症6例,中等症10例.罹患範囲は全大腸炎10例,左側大腸炎6例.TACの投与理由はステロイド抵抗性10例,ステロイド依存性5例,慢性持続型1例)について,TACの有効性と副作用について検討する.【方法】TACの初期投与...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎8)

当院での潰瘍性大腸炎における白血球除去療法(LCAP)の検討
磯部 祥(山下病院・消化器科)
【目的】近年,難治性潰瘍性大腸炎の治療においてインフリキシマブやタクロリムスなどの治療方法が適応となり治療方針が多様化し数多くの報告を認める.以前からあるLCAPも重症例や難治例に主に用いられているが,その安全性や治療成績について多くは報告されていない.今回我々は当院における白血球除去療法(LCAP)の治療成績について検討したので報告する.【対象】当院にて2002年1月から2011年6月までに白血...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎8)

炎症性腸疾患患者に合併した静脈血栓塞栓症の検討―多施設(OGF)共同研究―
中村 昌司(大阪労災病院・消化器内科)
【目的】潰瘍性大腸炎(UC)やクローン病(CD)など炎症性腸疾患(IBD)患者は増加の一途を辿っている.合併症の一つとして静脈血栓塞栓症が知られているが,詳細は不明な点も多い.我々は経験症例を基に,IBD患者における静脈血栓塞栓症の特徴につき検討した.【方法】対象は,Osaka Gut Forum(OGF)25施設で2008年以降に静脈血栓塞栓症を合併したIBD患者6例(年齢34-80歳[中央値6...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎8)

潰瘍性大腸炎におけるインフリキシマブの効果についての検討
村上 昌(東京医大茨城医療センター・消化器内科)
【目的】中等症,重症の潰瘍性大腸炎(UC)の治療として,インフリキシマブ(IFX)やタクロリムスによる治療が保険適応となり治療法の選択肢が広がってきた.当院でもIFXによる寛解導入例が増えており,今回我々はUCにおけるIFXの治療効果について検討した.【方法】2010年12月以降に当院でIFXを導入したUC12例を対象とした.病勢の評価にはRachmilewitz’s clinical activ...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎8)