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5-アミノレブリン酸を用いた光力学診断の胃癌への適応
並川 努(高知大学 医学部 外科学講座 外科1)
【目的】光感受性物質を用いて蛍光物質の癌細胞に特異的な過剰集積する特性を利用した光力学診断 (photodynamic diagnosis: PDD)の有用性が注目されている。胃癌に対する5-アミノレブリン酸 (5-aminolevulinic acid: ALA)を用いたPDDの臨床応用について探索的検討を行った。【対象と方法】本研究の同意の得られた手術適応胃癌21症例26病変を対象とした。光力...

第100回四国支部例会

当科における肝細胞癌局所療法における工夫~bipolar RFA systemを中心に
広岡 昌史(愛媛大学大学院 消化器・内分泌・代謝内科学)
【背景・目的】当施設は1999年2月よりラジオ波焼灼術(RFA)を開始した。当初は展開型針で治療を行っていたが、2001年よりcool tip針を導入し単針での焼灼を行うようになった。さらに本年の2月からは対極板の不要なbipolar型電極針を導入した。現在ではbipolar RFA systemを主に使用し、局在などにより展開型のLeVeen針とcool tip針を使い分けている。当施設における...

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十二指腸静脈瘤に対する集学的治療について
村上 匡人(村上記念病院 内科)
症例1は50歳、男性。B型肝硬変。胃静脈瘤治療歴、十二指腸静脈瘤出血に対する経皮経肝静脈瘤塞栓術(PTO)の既往歴あり。内視鏡検査とCTにて十二指腸静脈瘤ならびに脾腫と胸腹水を認めた。部分的脾動脈塞栓術(PSE)を施行後もタール便が持続し、経回結腸静脈的塞栓術を施行した。供血路は門脈右枝と膵十二指腸静脈で排血路は右副腎静脈であった。全身状態回復後に逆行性塞栓術(RTO)を追加施行した。症例2は49...

第100回四国支部例会

新しい画像強調内視鏡、帯域制限光法(Optical enhancement)の使用経験
今川 敦(三豊総合病院 消化器科)
背景:画像強調内視鏡(以下IEE: Image-enhanced endoscopy)はNBI(Narrow band imaging)やBLI(blue laser imaging)など、消化管内視鏡診断の方法の一つとして欠かせないものになっており、現在も進歩している技術である。帯域制限光法(以下OE法:Optical enhancement)はIEEのうち光デジタル法に分類され、通常NBIで使...

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当院における腹腔鏡下膵体尾部切除の導入と結果
泉 貞言(香川県立中央病院 消化器・一般外科)
【はじめに】 肝胆膵領域における治療の進歩としては、腹腔鏡手術の導入があげられる。2010年4月から肝部分切除・外側区域切除が、2012年4月から膵体尾部腫瘍切除における腹腔鏡下手術が保険収載されている。当院では肝切除に対して約40例、膵体尾部切除に対して8例の腹腔鏡下手術をこれまでに経験している。導入当初は腹腔鏡下に膵体尾部および脾臓の剥離脱転を行った後、小開腹直視下に膵切離を行い、手技が定型化...

第100回四国支部例会

術中超音波 elastorgaphyによる消化器癌リンパ節転移診断能の向上について
石川 正志(学校共済組合 四国中央病院 外科)
消化器癌に対する鏡視下手術の欠点としてリンパ節(LN)転移の術中診断が困難なことが挙げられる。最近、組織弾性評価法の1つとして超音波エラストグラフィが、乳腺・甲状腺領域の腫瘤の良悪性の判定に臨床応用されている。我々は超音波elastographyが消化器疾患のLN節転移の診断に有効かどうかについて検討した。(対象と方法)2012年7月~2013年5月までに当院で消化器癌の開腹手術をうけた32例(胃...

第100回四国支部例会

侵襲の少ない左橈骨穿刺によるAngio-CTと仮想超音波の組み合わせによる新しいRFA前のシミュレーション方法
小川 力(高松赤十字病院 消化器内科)
HCCの治療としてRFAが占める割合は大きいが、一方でRFA治療の場合は腫瘍と肝静脈、門脈との位置関係の把握の認識に難渋することもあり、またその穿刺ライン、焼灼範囲のシミュレーションを術者が他のDrと共有することは困難である。今回我々はVINCENTのアプリケーションである仮想超音波ソフトを用いて上記の問題点を解決したため報告する。まず仮想超音波ソフトで腫瘍と血管との位置を確認し、腫瘍がグリソンに...

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