セッション

検索結果は7件です。

当院における重症型逆流性食道炎症例の現状
井田 智則(大森赤十字病院・消化器内科)
【はじめに】本邦では逆流性食道炎(Reflux esophagitis ; RE)症例の大半はLos Angeles (LA)分類のgrade A, Bである.近年,LA分類grade C,Dに相当するいわゆる重症型のRE症例が増加傾向にあるが,その臨床的特徴は不明な点も少なくない.【目的】当院における重症型RE症例の患者背景と臨床的特徴を検討した.【対象と方法】2010年5月から2012年12月...

第55回日本消化器病学会大会食道-GERD/静脈瘤

消化性潰瘍既往のある低用量アスピリン服用患者におけるびらん性食道炎の臨床的特徴
藤田 剛(神戸大大学院・消化器内科学)
【目的】消化性潰瘍既往のある低用量アスピリン服用者におけるびらん性食道炎の臨床的特徴を明らかにすることを目的とした.【方法】消化性潰瘍既往のある低用量アスピリン服用者におけるrabeparazoleの潰瘍再発抑制効果を検討するために実施した多施設無作為前向き研究での登録患者データを用いた事後解析を行った.対象患者の登録は2008年8月から2010年7月までに日本国内の28施設で行われた.最大解析対...

第55回日本消化器病学会大会食道-GERD/静脈瘤

食道静脈瘤地固め療法としてのEIS(AS:1%Polidocanol)+APC(アルゴンプラズマ凝固法)併用療法の検討
渡邉 東(上尾中央総合病院・消化器内科)
【目的】食道静脈瘤地固め療法としてのEIS(AS)の血管外注入法またはAPC療法が選択される事が多いが,ASでは再発率が高い事が問題となり,APCでは治療後の狭窄がしばしば問題となり,食道拡張術が必要となる事が知られている.今回我々は,地固め療法としてAS+APCを併用し,その効果と偶発症について検討した.【対象】対象は2012年7月より2013年3月までに当科にて地固め療法としてEIS(EO)後...

第55回日本消化器病学会大会食道-GERD/静脈瘤

内視鏡的食道静脈瘤硬化療法にて硬化剤が左胃動脈に流入し,巨大胃潰瘍を形成した一例
奥山 俊介(市立岸和田市民病院・消化器内科)
症例は62才男性で,アルコール性肝硬変に伴う食道静脈瘤破裂にて当院へ救急搬送された.下部食道の出血部位に対して内視鏡的食道静脈瘤結紮術(EVL)にて止血術を行い,後日待機的に内視鏡的食道静脈瘤硬化療法(EIS)を施行した.
硬化剤は食道静脈瘤から供血路である左胃静脈まで注入され,静脈瘤の縮小効果が期待できた.翌週も同様にEISを行なったところ,前回硬化剤が注入された左胃静脈は造影されずに,胃...

第55回日本消化器病学会大会食道-GERD/静脈瘤

内視鏡的硬化療法(EIS)により重篤な臓器合併症を来した2症例
上嶋 昌和(奈良県立医大・消化器・内分泌代謝内科)
【症例1】77歳男性.肝硬変症(Child-Pugh score 5)・糖尿病にて当院通院中,食道静脈瘤(LmF2CbRC2)増大にてEIS目的で入院となった.術前の超音波内視鏡(EUS)では明らかな食道壁貫通血管はなかった.2条の静脈瘤に対し合計12.6mLの5%エタノールアミン・オレート(EOI)にてEISを施行,静脈瘤造影像(EVIS)では静脈瘤・及びすだれ様血管が造影された.腎機能は術前B...

第55回日本消化器病学会大会食道-GERD/静脈瘤

当院高度救命救急センター(三次救急医療機関)における静脈瘤出血症例についての検討と治療戦略
井上 博人(久留米大・消化器内科)
【はじめに】当院に併設する高度救命救急センターは,ドクターヘリ導入もあり福岡県南部筑後地方の三次救急医療機関として同地区だけでなく, 県内外の二次救急病院からも紹介,依頼が多い.消化器領域では静脈瘤出血,特に他施設では治療経験や技術的問題から治療困難な胃静脈瘤や異所性静脈瘤などが紹介されるケースが多い.当センターにおける静脈瘤出血の治療成績,傾向などをretrospectiveに検討した.【対象】...

第55回日本消化器病学会大会食道-GERD/静脈瘤

小児における食道胃静脈瘤内視鏡治療
江森 啓悟(久留米大・消化器内科)
【目的】現在,小児における食道胃静脈瘤内視鏡治療は施設ごとに違いがあり,確立された治療指針はない.今回,当科にて内視鏡治療を施行した小児の食道胃静脈瘤症例について検討を行なった.
【対象・方法】1992年6月から2013年2月までに内視鏡治療を施行した14例(男児6例,女児8例).初回治療時の年齢は10ヶ月から10歳,うち2歳以下が8例であった.基礎疾患は先天性胆道閉鎖症12例,肝外門脈閉塞...

第55回日本消化器病学会大会食道-GERD/静脈瘤