セッション

検索結果は7件です。

c-stage III/IV胃癌における診断的腹腔鏡の成績
土田 知史(横浜市立大市民総合医療センター・消化器病センター, 済生会横浜市南部病院・外科)
【目的】進行胃癌において,正確な進行度診断のための診断的腹腔鏡(SL)の有用性が報告されているが,その対象については十分に明らかとはなっていない.当センターではc-stage III/IV胃癌を対象にSLを施行しており,その妥当性について検討した.【方法】2012/02-2013/02にc-stage III/IVと診断し,SLを施行した初発胃癌41例.耐術困難例や中等度以上の腹水貯留例は除外.S...

第55回日本消化器病学会大会胃-基礎研究 2

プロスタグランジンD2による胃癌細胞に対する増殖抑制機序の解明
福岡 達成(大阪市立大大学院・腫瘍外科学)
[背景]プロスタグランジン (PG) やその合成酵素であるCyclooxygenase-2 (COX-2) は癌の発生,増殖に深く関与しているとされる.その中でPGD2は肥満細胞や肺胞マクロファージなどから産生され,種々の細胞のPG受容体(DP1,DP2)に作用し様々な生理活性効果を示すとされるが,最近PGD2が肺癌細胞の増殖を抑制すことが報告され,PGD2の代謝誘導体15d-PGJ2およびその受...

第55回日本消化器病学会大会胃-基礎研究 2

胃癌組織内に浸潤する制御性T細胞(Treg)と樹状細胞との関係
大北 仁裕(大阪市立大大学院・腫瘍外科学)
【目的】これまで腫瘍浸潤に浸潤した未熟な樹状細胞(DC)の増加は予後を悪化させることが報告されている.Foxp3を発現した制御性T細胞(Treg)の腫瘍内での増加も,予後を悪化させることが報告されている.免疫抑制性サイトカインやケモカインを産生し,Tregを誘導する免疫抑制性DCは,癌の増殖や進展と関連することが示唆されている.CD11bはdermal/interstitial DCやmonocy...

第55回日本消化器病学会大会胃-基礎研究 2

胃癌におけるVasohibin1発現と臨床病理学的因子及び予後との関連
北嶋 貴仁(三重大大学院・消化管・小児外科学)
背景:Vasohibin1(以下VASH1)は血管新生を阻害し,主に腫瘍間質の血管内皮細胞に発現していることが報告されてきた.腫瘍間質の血管内皮細胞におけるVASH1の発現が様々な癌腫において予後不良因子となり得ると報告された一方で,肝細胞癌においては腫瘍細胞におけるVASH1の発現が予後不良因子であると報告された.今回,胃癌細胞におけるVASH1の発現と臨床病理学的因子及び予後について検討した....

第55回日本消化器病学会大会胃-基礎研究 2

根治度・非治癒因子別にみた進行胃癌に対する治療方針決定におけるthrombospondin 1 (THBS1)発現の意義
栗田 信浩(徳島大・消化器・移植外科)
目的: Thrombospondin1(THBS1)発現が,R0症例における再発リスク予測や根治切除不能症例の効果・予測因子となり個別化治療の一助となることを報告したが(第67回日本消化器外科学会),根治切除不能例を非治癒因子別に有効な治療法を検討し,THBS1発現の意義を再検討した.対象・方法: 検討1: R0手術施行例における検討 R0手術施行Stage II・III胃癌128例(Stage ...

第55回日本消化器病学会大会胃-基礎研究 2

幽門側胃切除Billroth I法再建における器械吻合・腹腔鏡手技が術後中長期胃運動能及びQOLに及ぼす影響
川村 雅彦(東京慈恵会医大・消化器外科)
【背景】胃癌に対する幽門側胃切除術において,器械吻合,腹腔鏡手術が広く行なわれるようになってきたが,これらの吻合手技,アプローチ法の違いが術後中長期の残胃運動能や生活状況に及ぼす影響はほとんど知られていない.【目的】幽門側胃切除Billroth I法再建(DGBI)における吻合手技・アプローチ法が,残胃運動能に及ぼす影響について検討した.【方法】早期胃癌に対してDGBI施行後1年以上経過した器械吻...

第55回日本消化器病学会大会胃-基礎研究 2

胃癌先進部RacGAP1発現と臨床病理学因子との関連
三枝 晋(三重大大学院・消化管・小児外科学)
【背景・目的】RacGAP1(Rac GTPase-activating protein 1)は, 様々な細胞過程を制御し,腫瘍の進展・転移に関与することが報告されている.しかしながら, 胃癌とRacGAP1発現の関連については未だ報告されていない. 今回, 我々は胃癌RacGAP1発現と臨床病理学的因子との関連について検討した.【対象・方法】2001-2011年の間に, 当科にて胃癌に対し手術を...

第55回日本消化器病学会大会胃-基礎研究 2