セッション

検索結果は7件です。

進行肝細胞癌に対する治療戦略~放射線/IA call TAI併用療法および5FU-IFN動注療法
谷口 博順(日赤医療センター・消化器内科)
【目的】
当院ではVp3/4を伴うHCC患者のうち根治的な手術が不可能と判断された例には5FU-IFN動注療法(FAIT)を積極的に勧めているが、FAIT施行困難な場合や不応の場合に放射線/IA Call動注併用療法を施行、比較的良好な成績が得られている。放射線/IA Call動注併用療法群と5FU-IFN動注群間で治療成績・予後につき比較検討した。

【方法】
2006年...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍)4

肝細胞癌に対するソラフェニブ治療時における血中濃度測定の有用性
塩谷 淳(滋賀医大・消化器内科)
【目的】切除不能肝細胞癌に対し、ソラフェニブは800mgが開始量として設定されている。しかし、ソラフェニブが肝硬変の進行した症例や併用薬の必要な症例において、初回800mg投与が妥当かどうか議論の余地があると思われる。今回我々は、ソラフェニブ初回投与400mgによる治療を行った肝細胞癌の患者5例において血中濃度を測定し、初回400mg投与の妥当性を検討した。【方法】肝細胞癌症例5症例において400...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍)4

当院におけるSorafenibの臨床使用経験
宮元 亮子(日本医大・肝臓内科)
『目的』当院における進行肝細胞癌に対するSorafenib治療の現状について検討した。『対象・方法』対象は2010年4月から2012年3月までの間にSorafenib治療を導入した肝細胞癌21名である。平均年齢は68.9歳、男性15例、女性7例であった。背景肝は全例が肝硬変であり、その成因はC型肝炎14例、B型肝炎4例、non B non C型肝炎3例であった。背景肝の予備能はChild-pugh...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍)4

当科での進行肝細胞癌に対するsorafenibを中心とした集学的治療
石崎 守彦(関西医大・外科)
【背景・目的】肝細胞癌の術後再発率は依然と高く、予後を改善するにはSorafenibを含めた集学的治療を行う必要がある。今回当科での進行肝細胞癌に対するSorafenibの治療成績につき検討した。【方法】Sorafenib投与例全67例のうち、Sorafenib単剤治療例55例の検討、およびVp3以上の切除不能進行肝細胞癌に対するSorafenib+CDDP分割肝動注療法(Phase-I、UMIN...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍)4

肝細胞癌に対するソラフェニブ療法とリザーバー動注療法(New FP療法)の治療効果に関する比較検討
中下 俊哉(佐賀大・内科)
【目的】ソラフェニブは、進行肝細胞癌の化学療法において初めて予後改善効果が証明された分子標的治療薬である。一方、わが国では治療選択のひとつとしてリザーバー動注療法が広く行われてきたが、比較試験が実施されていないため国際的な評価は得られていない。今回我々はリザーバー動注療法とソラフェニブ療法の治療効果について比較検討を行なった。【方法】対象は2006年1月から2012年2月までにソラフェニブ療法(S...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍)4

当院における進行肝細胞癌に対する治療成績について
塩澤 一恵(東邦大医療センター大森病院・消化器内科)
【目的】これまで進行肝細胞癌(ad-HCC)に対してリザーバーを用いた持続肝動注化学療法(RV-HAI)が広く行なわれているが、その有効性については十分なエビデンスが得られていない。一方、実臨床において肝動脈化学塞栓術(TACE)や肝動注化学療法(TAI)のみで予後良好な症例も存在する。さらにソラフェニブ(So)の出現により、個々の症例に適した治療を選択するためにも各治療法による奏効率・生存期間な...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍)4

肝細胞癌終末期における臨床経過と問題点
岡部 和利(くまもと森都総合病院・外科)
【目的】肝細胞癌(HCC)終末期においては門脈圧亢進症に伴う消化管出血や肝性脳症、腹水等の症状により積極的治療継続不能となる場合が多い。今回我々はHCC終末期症例の経過において各症状の出現頻度や対応策について検討を行った。【方法】2007年より2012年1月までに当科で亡くなられたHCC症例147例を対象とし、最終治療から死亡までの終末期間、最終入院期間と終末期における消化管出血、肝性昏睡、腹水穿...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍)4