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検索結果は7件です。

切除不能/術後再発肝内胆管癌に対するTACEの治療成績
松本 直樹(虎の門病院・肝臓センター)
【目的】肝内胆管癌(ICC)の唯一の根治的治療は肝切除で、切除不能例や術後再発例では化学療法が行われる。TACEは通常、肝動脈支配の多血性腫瘍である肝細胞癌に有効で、ICCは乏血性とされるが肝動脈血も受けており、理論上は肝動注や化学塞栓療法も有効と思われる。我々はこれまでICCにTACEを行ってきたので成績を報告する。【方法】対象は1984年~2010年に当院でTACE中心に治療した切除不能/術後...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍4

肝動脈化学塞栓療法における脂溶性白金錯体の使用経験
益岡 晋也(日本大・消化器肝臓内科)
【目的】Cisplatinの誘導体である脂溶性白金錯体(ミリプラチン)は、肝細胞癌(HCC)に対する抗悪性腫瘍剤として登場し一年余りが経過した。ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル(LPD)との懸濁物が腫瘍局所に分布され白金成分の持続的放出により抗腫瘍効果を高め、全身性の副作用を軽減することが期待されるが、発熱やCRPの上昇、好酸球の増多などの副反応が問題となっている。以前我々は有害事象と治療効果に...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍4

進行肝細胞癌に対する動注化学療法の検討
小倉 英(三重大附属病院・消化器・肝臓内科)
【背景】経皮的局所治療や肝動脈塞栓療法が適応外の進行肝細胞癌や、過去に治療を繰り返し経皮的局所治療や肝動脈塞栓療法でコントロール困難となった肝細胞癌は治療に難渋することが多い。このような症例に対して様々な動注化学療法が施行されているが、標準治療は確立されていない。そこで、局所治療および肝動脈塞栓術不能例に対し、low dose FP動注療法とCDDP動注療法、ミリプラチン動注療法の成績を比較した。...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍4

高度進行肝細胞癌に対するアイエーコール肝動注化学療法の成績
梶山 祐介(杏雲堂病院・消化器肝臓内科)
【目的】高度進行肝細胞癌に対するアイエーコールを用いたシスプラチン肝動注化学療法の安全性と有効性を検討する。【対象・方法】2005年8月から2011年3月までにアイエーコールによる肝動注化学療法が113例に施行された。今回はこの内、添付文書通りの用法、つまり約30分かけて動注した進行肝細胞癌15例を対象とした。治療は奏功が認められている内は1-2か月間隔で繰り返した。平均年齢は66歳、成因はHBV...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍4

進行肝細胞癌に対する5FU/高濃度CDDP短期肝動注化学療法の有効性
矢田 豊(済生会前橋病院・消化器内科)
【目的】我々は進行肝細胞癌(HCC)に対し、動注による拘束時間と長期入院によるQOL低下の改善を目的として、5FU/高濃度CDDP短期肝動注化学療法(3daysFPL療法)を基軸とした化学療法を施行している(JDDW2010)。今回、当科における進行HCCに対する3daysFPL療法の有効性と包括払い方式(DPC)環境下での合理性を検討した。【対象と方法】2007年10月から2011年3月まで当科...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍4

TACE不応の進行肝細胞がんに対して, 5-FU使用の肝動注化学療法は有効か?
桐越 博之(横浜市立大・消化器内科)
【目的】進行肝細胞がん (HCC) に対する治療, 特にTACE不応例に対する標準治療は未だ確立していない. 今回我々はTACE不応の進行HCCに対する5-FU使用肝動注化学療法 (HAIC) についてretrospectiveに検討した. 【方法】2011年1月31日までに, 当院当科で5-FU使用HAICを施行し経過観察可能であった進行HCC症例42例を対象とした. TACE不応の定義は日本肝...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍4

当院における肝細胞癌に対するインターフェロン併用5FU動注化学療法
白根 尚文(静岡県立総合病院・消化器内科)
【目的】当院では高度進行肝細胞癌(HCC)の治療成績の向上を目的として2002年よりインターフェロン併用5FU動注療法を導入している。従来施行していたlow dose FP療法との比較を含め、その治療成績の検討を行った。【方法】2002年より2010年までに当院でリザーバーシステムを留置し、動注治療をおこなったHCC 59症例を対象とした。そのうちインターフェロン併用5FU動注療法は33症例であっ...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍4