セッション

検索結果は7件です。

モデルマウス(ALY)を用いた自己免疫性膵炎(AIP)の発症および進展の研究
佐藤 悦基(昭和大・消化器内科)
【背景】自己免疫性膵炎(AIP)は膵病変のほか,胆道,唾液腺,後腹膜などの膵外臓器および組織に炎症が波及し,全身の多臓器を冒し,膵癌を合併する症例も報告されている.当施設ではAIPの病態を,動物モデルにALYマウスを用いて検討してきた.【目的】本研究では,ALYマウスを用いてAIPの膵における発症に加え,膵内外への進展について検討した,【方法】対照群をALY雄性マウスへテロ個体(aly/+),膵炎...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-自己免疫性膵炎

自験例および動物モデルより検討したIgG4関連疾患の病態解析
吉田 仁(昭和大・消化器内科)
【背景】自己免疫性膵炎(AIP)は症例研究が進むに連れて,疾患概念がminor changeされたりIgG4関連疾患(IRD)の膵症状を主とする疾患とされたりtype別に分類されたり,国際診断基準作成にあたり変遷を辿ってきた.IRDは膵を主症状としない炎症性疾患も含まれ,多分野での検討がなされている一方で,消化器の中で胆膵以外の消化管,肝病変が本疾患と他属的に考えられることに違和感が残る.【目的】...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-自己免疫性膵炎

自己免疫性膵炎における再燃抑制の観点からみたステロイド治療の意義
小泉 一也(旭川医大・消化器・血液腫瘍制御内科)
【目的】自己免疫性膵炎(AIP)の長期予後において、特に再燃抑制の観点からステロイド治療が及ぼす影響について検討を行った。【対象と方法】当科および関連施設において1年以上の経過観察が可能であった48例(男性34例、女性14例、年齢中央値62歳、観察期間中央値39ヶ月)を対象とした。検討項目は1)再燃と血液項目および膵外病変の関連2)ステロイド治療の有無による再燃および寛解導入後のステロイド中止例に...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-自己免疫性膵炎

自己免疫性膵炎ステロイド治療例における再燃予測の検討
辰巳 明久(山梨大・1内科)
【背景と目的】自己免疫性膵炎(以下AIP)の治療としてステロイド治療がおこなわれ、その再燃率は5.6-62.5%と報告されている。再燃の危険因子としていくつか報告がされているが、さらに検討されるべき事項である。今回AIP再燃の危険因子同定を目的とし検討した。【方法】1998年7月から2011年3月までに当科で診断したAIP22症例のうち、ステロイド治療を要し詳細の把握かつ1年以上の経過観察が可能で...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-自己免疫性膵炎

IgG4関連疾患の診断・治療の現状と問題点
鷹取 元(金沢大・消化器内科)
【目的】IgG4関連疾患は,疾患概念の浸透と血清IgG4測定により,その診断症例は増加している.一方,消化器医がIgG4関連疾患を診療する際に問題となる悪性腫瘍との鑑別については,IgG4検査, EUS-FNAなどの組織診断,PET-CT検査が広く応用され始めている.今回,我々は北陸地区の多施設での症例を集積し,近年の IgG4関連疾患の診療の変化と,悪性腫瘍との鑑別の問題点を明らかにする.【対象...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-自己免疫性膵炎

当院におけるIgG4関連疾患及び類縁疾患の検討
稗田 信弘(大津赤十字病院・消化器科)
【目的】近年,多臓器におけるリンパ増殖を主体とする疾患において, その病態とIgG4との関連が指摘されIgG4関連疾患という疾患概念が提唱されている。診断基準では, 血清IgG4≧135mg/Lを示すとされているが, IgG4関連疾患の臨床像と酷似し, 血清IgG4<135mg/dLとなる...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-自己免疫性膵炎

当院におけるIgG4関連疾患のPET-CT所見
荒木 眞裕(茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター・消化器内科)
【背景と目的】IgG4関連疾患におけるPET-CT検査の有用性が報告されている。【対象と方法】今回当院で血清IgG4が高値あるいは組織学的にIgG4陽性形質細胞浸潤が認められ、画像上あるいは組織学的に自己免疫性膵炎・硬化性唾液腺炎・硬化性胆管炎と診断された11症例のうち、PET-CTが施行された8症例について検討した。【結果】男性6例、女性2例で発症時平均年齢は70.5(63-77)歳。初診時の主...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-自己免疫性膵炎