セッション

検索結果は7件です。

Symptom indexはPPI抵抗性NARDの病態を反映する
長谷 善明(済生会中津病院・消化器内科)
【背景と目的】非びらん性逆流症(NERD)は,びらん性食道炎と比較してPPIに対して不応例が多く病態の解明が望まれている.我々はPPI倍量投与でも症状が持続する患者に対し,24時間多チャンネルインピーダンス・pHモニタリング(MII-pH)と高解像度食道内圧検査(HRM)を行い病態の検討を行った.【対象と方法】PPI倍量投与で症状が改善しない54例(男性28例,平均年齢59.2歳)を対象とした.P...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭(良性3)

非ステロイド性抗炎症薬の食道内プロスタグランジンと上腹部症状発現への効果に関する検討
近藤 隆(兵庫医大・内科(上部消化管科))
【背景】これまで,我々は食道におけるプロスタグランジンE2(PGE2)が胸やけ症状発現のメカニズムに関与している可能性につき報告してきた.そこで今回我々は,非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の前投与によりプロスタグランジン産生を抑制することで,胸やけ症状の発現に変化があるのかどうかを検討した.【方法】上部消化器症状を有さない健常成人男性(n=12)を対象として,二重盲検,プラセボコントロール,...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭(良性3)

バルーン拡張術の成績からみた食道アカラシア新取扱い規約X線像変更の意義
川見 典之(日本医大・消化器内科)
【背景・目的】2012年に約30年振りに改訂された第4版食道アカラシア新取扱い規約において,食道X線造影像の分類が変更された.第4版では紡錘型(Spindle type)とフラスコ型(Flask type)の相違が明確でないためにこの二つを合わせて直線型(Straight type:St型)とし,シグモイド型(Sigmoid type:Sg型)との2型に分類された.またシグモイド型の中で蛇行の強い...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭(良性3)

当科で経験したJackhammer esophagusの臨床経過
星野 慎太朗(日本医大千葉北総病院・消化器内科)
【目的】2012年に改訂されたhigh resolution manometryによる食道運動異常症の新分類(Chicago分類)において新たに提唱された疾患の一つがJackhammer esophagusである.Chicago分類では食道蠕動波の強さを,20mmHgの等圧線で囲まれた平滑筋領域の容積(distal contractile integral:DCI)として算出する.10回の水嚥下中...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭(良性3)

腸管ベーチェット病と単純性潰瘍における食道病変の検討
安川 重義(福岡大筑紫病院・消化器内科)
【背景】腸管ベーチェット病(BD)と単純性潰瘍(simple ulcer; SU)の定型的病変は回盲部の円形ないし類円形の下掘れ潰瘍である. しかし,両者はまれに全消化管の多彩な病変を呈することもある. 【目的】腸管BDおよびSUにおける食道病変の臨床的特徴を明らかにすること. 【対象と方法】1985年から2012年までの31例で,厚生労働省の診断基準を満たすBD 11例(全例不全型)とSU 20...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭(良性3)

EGJ outflow obstructionの臨床像と経過
竹之内 菜菜(日本医大・消化器内科)
【目的】2012年High resolution manometry(HRM)による食道運動障害の分類Chicago分類が改訂された.新しいChicago分類ではEGJ弛緩不全を有する疾患としてアカラシアとEGJ outflow obstruction(以下EO)がある.アカラシアはEGJ弛緩不全に加え一次蠕動波が欠如するものであり,EOはEGJ弛緩不全を有するが一次蠕動波を有する疾患である.EG...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭(良性3)

Vareniclineによる禁煙治療のGERD症状に及ぼす影響
木幡 幸恵(大阪市立大・消化器内科)
【目的】 われわれは検診受診者においてGERDが喫煙と関連を認めることや,禁煙外来受診者における上腹部消化器症状の頻度が検診受診者に比して著明に高いことを明らかにしてきた.しかし,これまで禁煙がGERD症状に及ぼす影響についての報告はほとんどない.そこで,vareniclineによる禁煙治療がGERD症状および健康関連QOL (HR-QOL)に及ぼす影響について検討を行った.
【方法】 当院...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭(良性3)