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当院における低分化大腸癌のまとめ~血清,組織内hCG陽性の原発性低分化大腸癌に全身化学療法が奏功した1剖検例を中心に~
小野寺 学(網走厚生病院内科・消化器科)
【背景】大腸低分化腺癌は分化型の腺癌に比べ一般的に悪性度が高く,予後不良とされている.特に低分化癌において,組織内hCG(Human Chorionic Gonadotropin)が陽性になる症例もみられ,予後不良な因子と考えられている.【対象】2010年4月~2012年8月まで,当院で診断した大腸癌(内視鏡治療適応外病変)100例を,レトロスペクティブに検討した.【結果】男性68例,女性32例で...

第99回日本消化器病学会総会大腸 その他2

Inverted SSA/Pの内視鏡的・病理学的特徴
角 一弥(亀田総合病院消化器内科)
【背景】近年serrated pathwayが提唱されSSA/Pが前癌病変として注目されている.その中で,内翻するinverted HP様の形態を示すSSA/Pが篠原らによって報告されている.今回2例の陷凹型SSA/Pを経験したので内視鏡的・病理学的特徴について文献的考察を含め報告する.【症例】症例1.70歳男性.上行結腸にφ5mmほどの表面平滑な隆起性病変を認め,中央に陥凹を伴っていた.隆起部の...

第99回日本消化器病学会総会大腸 その他2

最近経験した特発性腸管膜静脈硬化症の3例
乙黒 雄平(札幌厚生病院消化器科)
特発性腸間膜静脈硬化症(idiopathic mesenteric phlebosclerosis;IMP)は腸間膜静脈の石灰化による腸管循環不全が原因と考えられている稀な疾患である.今回我々は2年間で3例のIMPを経験したので文献的考察を加えて報告する.【症例1】60代女性.上部内視鏡検査で胃体部に腫瘤を認め胃癌疑いで当科紹介受診.既往に糖尿病,高血圧,高脂血症.胃体下部前壁に2型の進行胃癌を認...

第99回日本消化器病学会総会大腸 その他2

内視鏡検査が有用であった骨盤直腸窩痔瘻・膿瘍の3例
田中 順子(洛和会音羽病院消化器病センター)
当院において骨盤直腸窩痔瘻・膿瘍と診断され大腸内視鏡検査を施行した3例を対象に本疾患に対する内視鏡検査の有用性について検討した.【症例1】70歳,男性.骨盤部MRIで直腸右側に約3cm大のT2強調画像で不均一な高信号域を認めた.病変は右側骨盤直腸窩に広がっており,6時原発の骨盤直腸窩膿瘍と診断された.内視鏡検査では下部直腸に粘膜下腫瘤様隆起を認め,表面平滑な発赤調粘膜で被われていた.同時に施行した...

第99回日本消化器病学会総会大腸 その他2

当科における大腸原発MALTリンパ腫の検討
内海 潔(宮城県立がんセンター消化器科)
【目的】大腸原発MALTリンパ腫4例を臨床・病理学的に検討,治療方針を考察した.【方法】2009年4月~2012年3月に当科で診断・治療した大腸原発MALTリンパ腫4例について,年齢,性,主訴,局在,病変分布,画像,病理像,治療への反応性を検討,治療方針を考察した.【結果】年齢は53~75歳,男女比は1:1,主訴は無症状(検診便潜血反応陽性)2例,下腹痛と排便時出血が各1例,部位は直腸2例,結腸2...

第99回日本消化器病学会総会大腸 その他2

当科に於ける最近の消化管出血症例の検討
奴田 絢也(東京逓信病院消化器科)
【はじめに】近年,抗凝固療法の普及や高齢化・独居,内視鏡治療の発達など,消化管出血を取り巻く環境は変化してきた.我々は,当科に於ける最近の消化管出血症例を検討した.【対象・方法】対象は最近17カ月間に入院治療を行った80症例.年齢性別,最低ヘモグロビン(Hb)値,抗凝固療法や鎮痛消炎薬の有無,輸血や救急搬送の有無,等を原因別に集計した.【結果】[1]原因別集計.十二指腸潰瘍(Ud)と大腸憩室出血(...

第99回日本消化器病学会総会大腸 その他2

腸管嚢胞様気腫症の診断における大腸3D-CTの有用性の検討
下村 保(亀田メディカルセンター幕張)
【はじめに】腸管嚢胞様気腫症(PCI)は,腸管壁の粘膜下層や漿膜下層またはその両方に多数の含気性嚢胞が生ずる稀な疾患である.診断には腹部単純X線,CT,注腸X線,内視鏡検査が有用といわれている.今回,従来の検査法で診断に至らず,大腸3D-CTによってPCIの確定診断が可能であった2例の経験から本検査の有用性を検討した.【症例】症例1は,市の検診で便潜血陽性を指摘された68歳女性.症例2は,右下腹部...

第99回日本消化器病学会総会大腸 その他2