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検索結果は7件です。

小腸穿孔14例の検討
杉田 博二(八尾徳洲会総合病院消化器内科)
小腸穿孔14例を検討.年齢は42歳から95歳で平均68歳.男性9例女性5例.原因はクローン病が1例,悪性リンパ腫が1例,憩室2例,術後癒着2例,潰瘍1例,炎症1例,魚骨2例,異物1例,インターフェロン1例,透析患者感染が1例,原因不明1例.穿孔部位は十二指腸2例,空腸7例,回腸5例.緊急外科手術施行例が11例で保存的治療が3例.保存的治療例は十二指腸水平部憩室穿孔,胆嚢十二指腸瘻穿孔,インターフェ...

第99回日本消化器病学会総会小腸 外科治療

当科で手術を行った絞扼性イレウス症例の検討
内山 周一郎(都城市郡医師会病院外科)
絞扼性イレウスは緊急手術を要する疾患の一つであり,絞扼された腸管の状態で術式,予後が大いに影響される.開腹手術の既往のない腸閉塞症例においても常にその可能性を考慮して治療方針を決定する必要がある.今回我々の施設で手術を行った絞扼性イレウス症例に関して検討を行った.【方法】2007年5月から2012年9月までの間に当科で手術を緊急手術を行った絞扼性イレウス症例66例を対象とした.年齢,開腹手術の既往...

第99回日本消化器病学会総会小腸 外科治療

ステロイド投与後に穿孔を来した悪性リンパ腫の2例
藤永 陽介(医仁会武田総合病院消化器センター)
【背景】消化管原発悪性リンパ腫の治療として化学療法が勧められているが,化学療法中穿孔が多い事が報告されている.今回我々はステロイド投与後に穿孔を来した悪性リンパ腫2例を経験したので報告する.【症例1】41歳,男性.平成19年10月より上腹部痛,体重減少,平成20年1月より発熱,全身倦怠感を自覚し精査目的で当院入院となった.腹部造影CTで上部空腸と下部回腸にわずかに造影効果のある腸管壁の肥厚と両側副...

第99回日本消化器病学会総会小腸 外科治療

当院における小腸悪性腫瘍の経験
松浦 玲(大阪厚生年金病院外科)
小腸腫瘍は比較的稀な疾患であり,その頻度は全消化管腫瘍の0.1~2.9%程度とされている.臨床症状としては腹痛,嘔吐・腹部膨満などのイレウス症状,消化管出血,腸重積が挙げられるが,術前の確定診断が困難なことが多い.【対象・方法】今回われわれは当科で2003年1月から2012年9月までに経験した小腸腫瘍の5手術例について臨床病理学的に検討する.【結果】5例の内訳は原発性小腸癌が2例,小腸転移が3例で...

第99回日本消化器病学会総会小腸 外科治療

開腹既往歴のない小腸イレウスに対する手術の検討
谷口 嘉毅(大阪厚生年金病院外科)
【はじめに】開腹既往歴がない小腸イレウスは,原因の検索が困難であり治療が遅れ虚血や壊死のため腸切除になることがある.当科で経験した開腹既往のない小腸イレウスに対する手術の臨床的特徴について検討した.【対象・方法】対象は2007年1月~2012年8月までに当科で手術を行った小腸イレウス96例のうち開腹既往のない13例(悪性腫瘍および体表ヘルニア嵌頓によるものは除く)とし,これらの臨床的検討を行い,ま...

第99回日本消化器病学会総会小腸 外科治療

腸閉塞を発症した,鼡径ヘルニア嵌頓症例の検討
野口 幸蔵(兵庫県立西宮病院外科)
【目的】鼡径ヘルニアの嵌頓は緊急で対応すべき疾患であり,特に嵌頓した臓器が腸管であれば,絞扼性腸閉塞を発症し,腸閉塞の解除を含めた治療方針を立てる必要があり,場合によっては治療に難渋するケースも存在する.今回我々は,当院にて経験した,緊急手術を要した鼡径ヘルニア嵌頓症例に対し,原因,対応方法,予後について検討した.【対象】2008年1月から2012年6月まで当院において手術した505例のうち,緊急...

第99回日本消化器病学会総会小腸 外科治療

当院における絞扼性イレウス手術症例の検討
畑 知樹(兵庫県立西宮病院外科)
【はじめに】絞扼性イレウスは腸管壁の血流障害を伴い,病態は急速に進行するため,早期診断と迅速な手術が不可欠である.しかし,絞扼性イレウスの早期診断は困難であり,治療開始の時期を逸し重篤な病態を引き起こす場合もある.今回我々は当院で加療した症例に対し,術前診断の可能性および経過について検討した.【対象】2006年から2011年に当院で絞扼性イレウスと診断し治療した37例について検討した.【結果】年齢...

第99回日本消化器病学会総会小腸 外科治療