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検索結果は7件です。

AFI観察による萎縮性胃炎と胃癌発生部位の検討
花畑 憲洋(弘前大学地域医療学講座)
【目的】胃の内視鏡観察においてAutofluorescense imaging(AFI)観察時に緑色で表現される粘膜は組織学的な萎縮性胃炎を反映し,非萎縮粘膜はマゼンダで表現される.AFIを利用した胃癌の効率的な発見方法を明らかにするために早期胃癌症例に対して施行したAFI所見について以下の検討を行った.【方法】2011年6月より2012年8月までに弘前大学医学部附属病院消化器内科で早期胃癌に対し...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 診断

生検診断が腺腫であった病変に対する酢酸インジゴカルミン混和液(Acetic-acid Indigocarmine Mixture:AIM)の診断能についての検討
河野 吉泰(岡山大学病院消化器・肝臓内科学)
【目的】胃腫瘍性病変の生検診断は病変全体の評価ではないため,治療後の病理診断との間に解離が生じることがある.酢酸インジゴカルミン混和液(Acetic-acid Indigocarmine Mixture:AIM)による範囲診断は有用性が報告されており,胃癌病変の多くはAIM散布後に程度の差はあるが赤色変化する傾向が見られる.境界病変のうち胃癌を示唆する内視鏡所見として病変径,色調,形態が重要とされ...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 診断

未分化型早期胃癌の診断における血清ペプシノゲン値の意義
岡 政志(埼玉医科大学消化器内科・肝臓内科)
【目的】未分化型胃癌は分化型胃癌と異なり,必ずしも高度の萎縮性胃粘膜を背景として発生しない場合がある.このため,ペプシノゲン法の診断的意義は,分化型と未分化型の胃癌で差異があると考えられる.そこで,血清ペプシノゲン濃度を胃癌の分化度との関連で評価し,未分化型胃癌の診断における意義を検討した.【方法】対象は1998~2012年に外科切除を施行した胃癌192症例(男:127,女:65例)で,平均年齢(...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 診断

ドック胃内視鏡検診発見胃癌の受診歴による特徴
山口 和也(ちば県民保健予防財団総合健診センター消化器科)
【目的】ドック胃内視鏡検診発見胃癌の受診歴による特徴を明らかにする.
【方法】2006年4月から2011年3月までの5年間で,当財団ドック胃内視鏡検診において発見された胃癌26例を,受診歴,進行度,組織型,治療法について検討した.
【結果】2006年4月から2011年3月までの5年間で,当財団ドック胃内視鏡検診を受診したのべ6574名のうち発見された癌は26例.癌発見率は0.40%であ...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 診断

西東京市医師会における胃がんハイリスク検診―運用までの試み―
永田 靖彦(西東京市医師会)
[目的]近年胃がん発症にはHelicobacter pylori(Hp)感染の関与が明らかとなり慢性胃炎を念頭に置いた胃がん対策は新たな転換期を迎えることが推察される.当市の位置する東京北多摩北部医療圏おいても検診受診率低下,進行胃がん症例の増加が問題とされ対策が急がれる.こうした観点から我々は長年の構想を経て平成23年度より医師会公益事業として胃がんハイリスク検診を導入し運用を開始した.市内40...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 診断

十二指腸隆起性病変で認められる白色化の臨床的意義の検討
小野里 康博(しらかわ診療所群馬消化器内視鏡医療センター)
【目的】十二指腸隆起性病変の白色化(以下W)に注目し,早期十二指腸癌の内視鏡診断の可能性を検討する.【方法】生検または切除により病理学的診断された粘膜内癌12例,腺腫3例,非腫瘍5例を対象にNBI拡大内視鏡所見を比較検討した.癌は病変径中央値20mm(4~90),球部6例,下行部5例,球部~下行部の巨大病変が1例.この症例は5年以上経過観察後に手術.EMR2例,ESD8例,そのうち穿孔3例(2例ク...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 診断

消化管粘膜下腫瘍のEUS-FNAにおける22G穿刺針の比較検討
引地 拓人(福島県立医科大学附属病院内視鏡診療部)
【目的】消化管粘膜下腫瘍の確定診断にはEUS-FNAが有用である.当院では,ステンレス鋼板製の穿刺針(Echotip Ultra 22G;Cook)を使用してきたが,2011年8月からコバルトクロム合金の穿刺針(Expect 22G;Boston)も導入した.そこで,両針の有用性を比較検討した.【方法】2011年8月から2012年8月までに演者がEUS-FNAを施行した消化管粘膜下腫瘍連続16例に...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 診断