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検索結果は26件です。

消化器病医が施行する嚥下内視鏡検査の実際
藤原 直幸(昭和伊南総合病院 消化器病センター)
【目的】消化器病医は日本の多くの施設で誤嚥性肺炎の治療や内視鏡的胃瘻造設術を担当しているが,摂食嚥下障害の評価や治療に携わることは少ないと思われる。当院では消化器病医が言語聴覚士とともに嚥下内視鏡検査(VE) を積極的に施行しているのでその実際を報告する。【方法】対象は当院にて嚥下スクリーニング検査(改訂水飲みテスト)にて陽性であったためVEを施行した症例。当院におけるVEは、4%塩酸リドカインを...

第053回甲信越支部例会

回盲部単純性潰瘍の1例
中村 晃(長野県立木曽病院 内科)
症例は32歳男性。4月中旬より特に誘因なく上腹部痛が出現した。痛みが増悪し、食事がとれなくなったため5月初旬に近医を受診した。上部消化管内視鏡検査では異常をみとめず、PPIを処方されたが痛みの改善はなかった。近医再診時の血液検査でWBC 11,000/μl, CRP 7.1mg/dlと炎症反応の上昇を認めたため精査加療目的に当科入院となった。外来での経過中、下痢や血便など便通異常は認めなった。腹部...

第053回甲信越支部例会

R-CHOP療法にて寛解を得た食道原発悪性リンパ腫の1例
若尾 聡士(都留市立病院)
症例は81歳男性。既往歴に前立腺肥大症、B型肝炎既感染、高血圧症、肺気腫を認めている。2010年7月より喉のつかえ感を自覚し、近医で上部内視鏡を実施され逆流性食道炎と診断されたが、症状が改善せず2011年1月12日当院を受診した。理学所見では表在リンパ節を含めて異常所見は認めなかった。血液生化学検査では可溶性IL-2レセプターが734U/mlと軽度な増加を認めた。上部内視鏡で上部-中部食道にかけて...

第053回甲信越支部例会

肝細胞癌副腎転移の一例
小林 奈津子(長野中央病院 消化器内科)
症例は, 76歳男性. 平成22年11月に肝S7に発生した直径15mmのC型肝炎関連肝細胞癌に対して肝動脈化学塞栓療法が行われ, 以降再発なく定期通院していた. 平成24年9月のCT検査では異常を認めなかったが, 翌年2月に撮影したCT検査にて肝S7と右副腎の間に造影早期相で濃染し, 後期相で低濃度化する60mm大の腫瘤が指摘された. MRIT2強調画像では肝と等からやや高信号で, 内部に変性を疑...

第053回甲信越支部例会

脾梗塞による腹痛を契機に見いだされた膵尾部癌の一例
品川 陽子(立川綜合病院 消化器センター内科)
【症例】64歳男性
【主訴】左季肋部痛、左背部痛【家族歴】特記事項なし【既往歴】右下肢深部静脈血栓症で、61才よりワーファリン内服中【生活歴】機会飲酒、喫煙20本×20年間【現病歴】 平成25年4月17日に左季肋部及び左背部に持続する痛みが出現した。翌18日痛みが持続するため当院を受診した。【身体所見】左季肋部に圧痛を認める以外に特記事項なし。【検査】CRP 1.00mg/dl以外の採血検査...

第053回甲信越支部例会

繰り返す腹痛発作と肝機能異常が診断の契機となった赤芽球性プロトポルフィリン症の親子例
杉浦 亜弓(信州大学医学部 消化器内科)
症例1は20代男性。幼少期より日光過敏症を認め、10代後半に原因不明の腹痛発作を繰り返していた。同時に肝機能異常を認め,入院精査の結果赤芽球性プロトポルフィリン症(EPP)を疑われた。遺伝子検索を行ったところフェロキラターゼ(FEHC)遺伝子変異を認めEPPの確定診断に至った。異常であった肝機能検査値はUDCAとラクツロース製剤の内服により基準値内となった。症例2は50代女性で症例1の母親。幼少期...

第053回甲信越支部例会

AIDS発症で判明した消化管Kaposi肉腫の1例
倉石 康弘(信州大学 医学部 消化器内科)
症例は50歳代、男性。30歳代にB型肝炎ウイルスキャリアと診断された。 2012年秋より腹部から両下肢にかけて帯状疱疹が出現し、同時期より左上腕に紅色の皮疹が出現し、12月頃より左頸部に腫瘤を自覚していた。2013年2月頃より咽頭違和感を自覚し、3月に当院の耳鼻科を紹介受診し、左口蓋扁桃に発赤調の隆起性病変を認めた。その後、全身倦怠感が出現し改善せず、黄疸も認めたため当科に紹介となった。 肝胆道系...

第053回甲信越支部例会

Mixed acinar-endocrine carcinomaの一例
清野 智(新潟県立新発田病院 内科)
今回、我々は腺房細胞癌(ACC)と神経内分泌癌(NEC)の併存腫瘍を経験したので報告する。症例は60歳代の男性で、高血圧症、糖尿病、高脂血症の既往があり、飲酒歴は機会飲酒程度であった。臍周囲部の違和感を主訴に近医を受診し、腹部USで膵頭部に低エコー腫瘤を指摘されたため当科を紹介された。身体所見に異常を認めなかったが、検査成績ではDUPAN-2とelastase 1が上昇していた。腹部CTでは膵頭部...

第053回甲信越支部例会

消化管出血を伴った胃GISTの3例
大上 康広(飯田市立病院 外科)
胃gastrointestinal stromal tumor(GIST)には出血が合併することがあり、貧血や吐血を主訴に受診しGISTと診断される症例も少なくない。今回我々は消化管出血を伴った胃GISTを3例経験したため文献的考察を含め報告する。症例1)82歳男性、近医にて貧血を指摘され、上部消化管内視鏡を施行された。胃体中部小彎~後壁にかけて粘膜下腫瘍を認めた。腫瘍の中心部は壊死を伴っており易...

第053回甲信越支部例会

S1肝細胞癌の診断で肝切除を施行した肝血管筋脂肪腫の一例
小川 光平(新潟市民病院 消化器内科)
【症例】70歳代男性。4年前、前医腹部エコーでS1領域に15mm大の高エコー腫瘤を指摘され肝血管腫を疑われた。造影CTにて早期濃染を認めていたが、この時点では経過観察とされた。他院から精査を依頼され腹部CTを再度撮影したところ腫瘤の増大を認めた。MRIで早期濃染、wash outおよび肝細胞相での低吸収を認め、肝細胞癌を疑われ精査目的に当院に紹介され入院した。【経過】入院時の血液検査では腫瘍マーカ...

第053回甲信越支部例会

保存的治療後に緊急手術を施行した上腸間膜静脈血栓症の1例
小林 惇一(長野赤十字病院 消化器内科)
【症例】49歳男性【主訴】腹痛、下痢【既往歴】特記事項なし【家族歴】血栓症なし
【病歴】2013年6月14日に38℃台の発熱と頭痛を認め、近医を受診した。CRP 12mg/dl台であったが、ガレノキサシンを処方され解熱した。17日より軽度の腹痛と1日8行程度の下痢がはじまり、19日には血性下痢となった。そのため、20日前医を受診したところ、WBC 11600 /μl, CRP 15.03 m...

第053回甲信越支部例会

ESD術後3病日に遅発性穿孔を来たし保存的に軽快した早期胃癌の1例
荒生 祥尚(新潟医歯学総合病院 消化器内科)
症例は60歳代男性。3年前に前医で胃体上部大弯の0-I型早期胃癌に対してESDを施行した。除菌後の経過観察中に下咽頭癌と胃角大弯にGroup 2の発赤陥凹を認めたため当科に紹介された。再検で胃病変はGroup 5 (tub1, pap)であったため、早期胃癌と下咽頭癌に対して手術室でESD , ELPSの順に施行した。術中トラブルはなくESD術時間は40分であった。しかし術後3病日に突然筋性防御を...

第053回甲信越支部例会

保存的治療で軽快した門脈ガス血症の一例
高木 宏明(糸魚川総合病院)
門脈ガス血症は腸管壊死で認められる重篤かつ予後不良の徴候とされ、緊急手術適応の一つの指標とされてきた。しかし近年、腸管壊死に起因しない門脈ガス血症に対して保存的加療にて軽快した報告が散見されるようになり、必ずしも緊急手術の適応の指標ではなくなっている。今回我々は、門脈ガス血症と診断し保存的に加療を行い軽快した1症例を経験し、死亡例との比較をふまえ報告する。【症例】82歳女性【既往歴】心房細動、骨粗...

第053回甲信越支部例会

発症前からの内視鏡所見を遡及的に追えたCronkhite-Canada Syndromeの1例
宜保 憲明(佐久総合病院 胃腸科)
【症例】患者は60歳代女性で、特筆すべき既往歴、家族歴はない。検診目的に前医で受けた上部消化管内視鏡検査では、胸部中部食道から腹部食道に微細な顆粒状変化が認められた。胃は、びまん性にアレアが発赤腫大し、一部はポリープ様に隆起していた。また、十二指腸に特筆すべき異常は認められず、慢性胃炎と診断された。1ヶ月後より口渇、味覚異常を自覚するようになり、爪甲や手掌をはじめとした皮膚の黒ずみも徐々に出現した...

第053回甲信越支部例会

肝胃間膜に発生した孤立性Castleman diseaseの一例
寺田 志洋(信州大学 医学部 第一外科)
症例は54歳,女性.健康診断時の画像検査にて上腹部腫瘤を指摘された.同腫留はPET-CTにてSUV-max 6.4の異常集積を呈していたため,悪性腫瘍を疑われ加療目的に当科紹介となった.腫瘍は胃小弯肝胃間膜内に存在し,内部石灰化を伴う径24mmの病変として認められた.病変は遅延性濃染像を呈し,MRIではT2WI高信号,及び拡散強調像で高信号として描出された.傍大動脈リンパ節孤立性腫大(直径10mm...

第053回甲信越支部例会

IgG4関連多臓器リンパ増殖性疾患(IgG4+MOLPS)群と診断された自己免疫性膵炎の1例
倉岡 直亮(新潟市民病院 消化器内科)
自己免疫性膵炎は種々の多臓器障害を併存するといわれ、以前は個々の疾患として考えられてきたが、IgG4関連疾患としての一つの疾患概念が確立されつつある。2010年度にはあらたな診断手引きとしてIgG4関連多臓器リンパ増殖性疾患群(以下IgG4+MOLPS)が提唱された。今回、われわれはIgG4+MOLPSを背景とした自己免疫性膵炎の1例を経験したので報告する。【症例】70歳代男性、2009年頃より倦...

第053回甲信越支部例会

9ヶ月で急速に発育し、遡及的検討が可能であった胃原発DLBCLの一例
山田 崇裕(佐久総合病院 胃腸科)
 患者は60歳代男性。人間ドックのEGDにて、萎縮性胃炎・過形成ポリープと診断された。また、腹部超音波検査(US)にて3mm大の膵嚢胞が認められ、3カ月後のUS再検でも同様の所見であった。7カ月後に腹部膨満が出現し、9カ月後に近医を受診した。腹部骨盤単純CTにて胃壁全体の壁肥厚と、腹水を認めたことからスキルス胃癌による腹膜播種を疑われ当院紹介受診となった。 EGDにて、胃前庭部小彎にやや発赤調の辺...

第053回甲信越支部例会

ワーファリンとミコナゾールゲルの併用による大量血便を契機として発見されたサイトメガロウイルス腸炎合併の高齢AIDS患者の一例
中島 尚(新潟県 厚生連 長岡中央綜合病院 消化器内科)
【はじめに】ミコナゾールは代表的なCYP2C9阻害薬であり、ワルファリンの作用を増強することが知られている。今回我々はワルファリンとミコナゾールゲルの併用による抗凝固作用の増強で大量血便が出現し、それを契機にサイトメガロウイルス腸炎、AIDSと診断した高齢者の一例を経験したので報告する。

【症例】72歳男性。2年前から発作性心房細動でワルファリン内服中。2013年6月12日近医受診時...

第053回甲信越支部例会

膵管内乳頭粘液性腫瘍の経過観察中に浸潤性膵管癌を発症した3例
田中 佳祐(山梨大学 医学部)
【症例1】 70代男性. 2011年8月の健診の腹部超音波検査で膵鉤部に40mm大の多房性嚢胞性病変を指摘され当院紹介受診. CT, 超音波内視鏡検査施行し分枝型の膵管内乳頭粘液性腫瘍 (以下IPMN)と診断した. 壁在結節は3.5mm, 主膵管径は3mm, また膵液細胞診はclassIIのため外来経過観察とした. 4~6か月毎に画像で経過をみていたところ, 2012年12月の超音波内視鏡検査で膵...

第053回甲信越支部例会

小児総胆管結石症の一例
藤森 尚之(諏訪赤十字病院 消化器科)
症例は12歳の女性。これまで成長・発達に異常は指摘されておらず、既往・家族歴にも特記すべき事項はなかった。今回、朝食後に嘔吐および腹痛が出現し、改善しないため当院を受診された。身長 166 cm、体重 52.8 kg。心窩部に圧痛を認め、腸蠕動音は亢進していた。血液検査でAST 73 IU/l、ALT 41 IU/l、LDH 282 IU/l、ALP 726 IU/lと肝胆道系酵素の上昇があり、腹...

第053回甲信越支部例会