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検索結果は85件です。
- 静脈血栓塞栓症を契機に発見された消化器悪性腫瘍の4例
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山本 尚人(浜松医科大学 消化器・血管外科学分野)
【諸言】悪性腫瘍に合併する血栓症はトルーソー症候群として知られている。最近のCTの発達に伴い、静脈血栓塞栓症(VTE)診断時に撮影した胸部から骨盤部のCTで、消化器系の悪性腫瘍が発見されることも経験される。当科で経験したVTE症例から、VTEを契機に発見された消化器悪性腫瘍症例を検討した。【対象】2005年1月から2013年3月までに当科にて診療したVTEを契機に発見された消化器悪性腫瘍症例は4例...
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- 胃内発育型粘膜下腫瘍に対する腹腔鏡・内視鏡併用手術(LECS)の経験
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宮木 祐一郎(浜松医科大学 第一外科)
GISTの外科治療の原則は断端陰性の完全切除であり、5cm以下の胃粘膜下腫瘍に対する腹腔鏡下手術は安全であるとされている。当科では単孔式内視鏡手術を積極的に導入しており、GISTに対する胃局所切除においても適応としてきた。胃外発育型腫瘍に対しては自動縫合器を用いたwedge resectionが良い適応となるが、胃内発育型腫瘍に対しては腫瘍の局在を腹腔内から判断するのに困難を伴うことがあった。近年...
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- 肝細胞癌に対するソラフェニブ開始後7日目で多発性の肝膿瘍を生じた1例
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森本 雄貴(伊賀市立上野総合市民病院 外科)
症例は74歳男性。右肺転移を伴うT4, N0, M1, StageIVBの肝細胞癌(HCC)に対して、手術不能例としてソラフェニブの投与目的に入院した。肝機能はChild-Pugh score 7点、肝障害度Bであった。ソラフェニブを400mg/日で投与開始後5日目に発熱が出現し、投与開始後7日目のCT検査で多発性の肝膿瘍を来たした。肝膿瘍は両葉にわたり非常に多数であったため、interventi...
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- NSAIDsの長期内服により、右半結腸の広汎な狭窄をきたした一例
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田村 智(聖隷浜松病院 消化器内科)
【症例】44歳女性【現病歴・経過】頸部痛や腰痛のため、近医でロキソプロフェンを処方され、約7年にわたり内服していた。2011年6月より下痢、腹痛がみられ、尿路感染も併発したため、同7月当院総合内科入院。便培養は陰性、大腸内視鏡において盲腸から横行結腸にかけ連続性の血管透見不良な粘膜面を認め、直腸にアフタ様のびらんがみられた。生検では非特異的な炎症のみであり、整腸剤等により経過観察。その後も1日数行...
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- クローン病術後の残存直腸に発見された粘液癌の1例
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前田 啓子(名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学)
症例は50歳代、男性。1987年(20歳代半ば)右下腹部痛のため近医受診し、大腸内視鏡検査(CS)でクローン病(CD)が疑われた。1989年、肛門周囲膿瘍を発症し、切開排膿を受け、諸検査でCDと診断された。1992年4月に回盲部切除を受け、1998年肛門周囲膿瘍の悪化のため、seton法による治療を受けたが、膿瘍の再発を繰り返した。2002年6月に左睾丸の腫脹を認め、精査にて左陰嚢直腸瘻、左精巣上...
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