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検索結果は85件です。
- 腹部造影CT検査、小腸ダブルバルーン内視鏡により迅速に診断しえたMeckel憩室出血の一例
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杉山 智哉(春日井市民病院 消化器科)
【症例】16歳、男性【主訴】下血【既往歴】2009年にも消化管出血にて入院歴あり【現病歴】受診数日前より下血症状あり、2012年12月28日近医受診。受診時ショックバイタルであり、当院救急搬送となった。【現症】意識清明、BP:145/80mmhg、HR:108回/分、BT:35.0℃、腹部:平坦、軟、圧痛なし、直腸診:暗赤色の血液付着【血液検査所見】WBC7900/μl、Hb12.2g/dl、PL...
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- 膵管癒合不全に合併した混合型膵管内乳頭粘液性腫瘍の一例
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松下 知路(岐阜赤十字病院 消化器内科)
【症例】67歳 女性【主訴】主膵管拡張【既往歴,家族歴】特記すべきことなし【現病歴】食欲不振にて近医受診,同院にてCEA の高値を認め,PET-CTを施行された.この時主膵管拡張を指摘され,精査・加療目的で当科へ紹介された. 【現症】結膜 貧血 (-), 黄疸 (-) 心肺所見 特記すべき事項なし 腹部 平坦,軟,圧痛 (-)肝,脾,腫瘤触知せず【入院時検査成績】CAE9.2,Elastase-1...
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- 壁外性の発育を認めた横行結腸癌の1例
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内田 元太(刈谷豊田総合病院 内科)
症例は60歳,男性.主訴は発熱.既往歴は糸球体腎炎にて腎移植,腰部脊柱管狭窄症.2012年9月頃より発熱があり,10月16日に当院を受診した.Hb5.6g/dLの貧血と,CRP15g/dLの炎症反応高値を認めたため精査加療目的に入院となった.腹部触診では左上腹部に圧痛と,やや硬い腫瘤を触知した.腫瘍マーカーは血清CEA,CA19-9,可溶性IL-2Rのいずれも基準値内であった.腹部造影CT検査では...
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- 直腸平滑筋肉腫切除後13年を経過し肝転移再発した1例
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大菊 正人(浜松医療センター 外科)
症例は61歳男性。2012年12月右上肢を挙上した際に右鎖骨を骨折。近医受診し病的骨折を疑われ当院整形外科へ紹介。悪性腫瘍検索目的の全身CTにて肝腫瘍を指摘され消化器内科へ紹介となった。右鎖骨々折部は生検を行ったが悪性所見は認めなかった。MRI検査において、肝腫瘍は孤立性で直径12cm大であり、内部には変性壊死を疑う所見を認めた。2000年に直腸平滑筋肉腫の切除歴もあり、肝原発腫瘍との鑑別を目的に...
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- 巨大肝血管腫の1例
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荒川 直之(JA岐阜厚生連 東濃厚生病院 内科)
【はじめに】肝血管腫は頻度の高い疾患であるが、良性腫瘍であり切除術が施行されることは少ない。今回我々は症状に乏しく、報告されている中でも比較的サイズの大きな血管腫を経験したので若干の考察を加えて報告する。【症例】56歳男性。既往歴なし。喫煙歴なし。飲酒はビール350ml/日。9月上旬に発熱のため近医受診した際、肝機能障害を認めたため腹部超音波検査を施行し、肝腫瘍を指摘。精査目的で当科紹介受診となっ...
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- タクロリムス内服が奏功し、手術を回避し得た劇症型潰瘍性大腸炎の一例
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細田 佳佐(聖隷浜松病院 消化器内科)
症例は52歳女性。39歳時に全大腸炎型潰瘍性大腸炎と診断され、5ASA製剤内服にて寛解を維持。2010年7月、1日10行の下痢、血便が出現、大腸内視鏡にて活動期と診断されPSL・30mgの内服を開始するも下痢が改善せず、38℃以上の発熱もみられたため、同8月入院。入院第1病日より絶食、補液およびステロイド強力静注療法(PSL・60mg/日)を開始。CMV-C7HRPも陽性であったため、第6病日より...
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- IgG4関連硬化性胆管炎の一例
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近藤 貴浩(静岡市立静岡病院 消化器内科)
【症例】60歳代男性【主訴】肝機能障害【既往歴】なし【臨床経過】心部痛を主訴に前医受診し肝機能障害(AST 478IU/L, ALT 797IU/L, ALP 1254IU/L, γ-GTP 1257IU/L, T-Bil 1.0mg/dL)を認め,当院を紹介された.腹部CTで,明らかな膵腫大は認めず,総胆管から肝内胆管にかけて拡張を認めた.血中IgG4 625mg/dlと高値であった.ERCPで...
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- 多発バレット腺癌の一例
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濱宇津 吉隆(国家公務員共済組合連合会 東海病院)
患者は60歳前後の男性。2012年12月に感冒症状を契機として食思不振が出現。内服薬で経過観察をしていたが、症状の改善がなく5kgの体重減少を認めたため、精査・加療目的に2013年1月、当科に紹介受診となった。胸腹部単純CTでは、下部食道の不整な壁肥厚と食道周囲及び横隔膜下噴門部周囲のリンパ節の腫大を認めた。また肺や肝臓に結節を多数認めた。上部消化管内視鏡検査では、切歯から28cmにSCJがあり、...
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- 嘔吐だけで下痢を伴わないノロウイルス胃腸炎は存在するか?
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森下 宗自(市立島田市民病院 消化器内科)
ノロウイルス胃腸炎が施設・病院にて集団発生しニュースをにぎわしたことは記憶に新しい。吐物が乾燥し、ウイルスが空気中に舞いそれを経口的に摂取し感染することがあることと、高々10個位のウイルス量で感染が成立することが、集団発生の主たる原因と考えられている。また、ノロウイルスの場合無症状のキャリアーも存在するともいわれている。我々は、施設内感染防止対策について参考になると思われた症例を経験したので発表...
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- 肝転移を伴う膵神経内分泌腫瘍に対してエベロリムスとオクトレオチドの併用療法を行った一例
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黒石 健吾(静岡市立静岡病院)
【はじめに】膵神経内分泌腫瘍(NET)は人口10万人あたりの有病率が約1.0人と、稀な腫瘍である。今回、低血糖の改善に苦慮した肝転移を伴う膵神経内分泌腫瘍の症例を経験したので報告する。【症例】60歳代女性【既往歴】高血圧、高脂血症、臍ヘルニア【主訴】意識障害【現病歴】以前より近医受診時に低血糖を指摘されていた。朝起きてこないことに家人が気づき、起こしにいったが意識障害を認めたため救急搬送となった。...
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- ニューモシスチス肺炎で死亡したステロイド依存性潰瘍性大腸炎の一例
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小平 誠(焼津市立総合病院 消化器科)
【症例】75歳、女性【主訴】下痢【既往歴】胃十二指腸潰瘍【現病歴】平成18年3月発症の潰瘍性大腸炎。5-ASA内服、注腸、ベタメタゾン座薬、プレドニゾロン(PSL)内服などで治療されていた。この間アザチオプリンによる肝障害を経験している。炎症のコントロール不良のため平成23年12月22日当院紹介受診。外来にて計5回白血球除去療法を施行。治療翌日は症状が劇的に良くなるが、その後元に戻るという経過を繰...
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- 白血球除去療法後、急性腎不全を生じた潰瘍性大腸炎の一例
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小平 誠(焼津市立総合病院 消化器科)
【症例】51歳、男性【主訴】下痢、下血【既往歴】高血圧、脱肛【経過】平成23年検診にて便潜血陽性。同年8月近医にて大腸内視鏡を受け、左半結腸型潰瘍性大腸炎と診断された。当初内服なしでフォローされていたが、平成24年になり下痢、下血が悪化。5-ASA、プレドニゾロンなど処方されるも改善せず。5月当科紹介初診、入院となる。入院時データ:BUN 11.1, Cre 0.91, CRP 4.19, WBC...
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- 各種検査から細胆管細胞癌と診断したが、病理診断は胆管細胞癌であった1例
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阿知波 宏一(名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学)
細胆管細胞癌(cholangiolocellular carcinoma:CoCC)は原発性肝癌としては稀な腫瘍であり、その病態は未だ明らかとはされていない。画像としては被膜がなく、内部に出血、壊死を伴わず、腫瘍内貫通血管が認められ、遅延相まで造影効果が遷延することが特徴と報告されているが、肝内胆管癌(ICC)、肝細胞癌(HCC)、血管腫などとの鑑別に困難を要する症例もある。今回我々は各種検査所見...
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- 当院でのC型慢性肝炎に対するTelaprevir-based triple therapyの治療経験
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松下 雅広(市立島田市民病院)
【目的】3剤併用療法の抗ウイルス効果は強力であるが、本治療特有の有害事象も経験した。3剤併用療法の実地臨床経験を検討することで、より良いPatient careに資することを目的とした。【方法】当院で治療した15例を対象とした。対象患者は全て、肝生検施行後速やかに3剤併用療法を導入された。対象患者における以下の項目につき検討した。 1.治療完遂率、2.薬剤の減量・中止に至った原因、3.ヘモグロビン...
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- 潰瘍性大腸炎術後に生じた小腸炎の1例
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平山 裕(名古屋大学 大学院医学系研究科 消化器内科学)
【背景】潰瘍性大腸炎(UC)は大腸に限局する炎症性腸疾患と定義され、古典的には小腸病変はみられない。しかしながらbackwash ileitis(BWI)や術後回腸嚢炎などの報告も散見される。【症例】40歳代男性【現病歴・経過】2008年4月にUCと診断され、経口ステロイド(PSL)で治療された。2010年1月に症状増悪しPSL増量されるも改善乏しく、顆粒球除去療法を追加。以後増悪→入院を繰り返す...
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- S-1/CDDP併用化学療法にて組織学的完全寛解が得られた進行胃癌の1例
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堤 英治(愛知県立がんセンター中央病院 内視鏡部)
症例は60歳代、男性。既往歴に高血圧、糖尿病、胆嚢ポリープで胆嚢摘出術。検診の上部消化管造影検査で胃に異常を指摘され2010年2月当院紹介となった。上部消化管内視鏡検査(EGD)では胃角から前庭部にかけての3型進行胃癌を認め、生検で低分化型腺癌と診断された。CTでは腹部リンパ節の腫大(#8a,#6)を認めた。根治的切除を検討したが、審査腹腔鏡検査で認めた腹膜結節から低分化型腺癌、また腹腔内洗浄細胞...
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- 腫瘍壊死により術前の質的診断が困難であった胆嚢癌の一例
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田中 卓(豊橋市民病院 消化器内科)
【背景】胆嚢病変において、CT での造影剤による血行動態把握は必須のものとなっている。また、造影剤を使用した超音波診断は近年、その有用性についての報告が散見される。今回我々は、腫瘍の壊死性変化により術前の造影検査で血流を認めず質的診断が困難であったが、超音波内視鏡検査(EUS) での胆嚢壁の所見、胆嚢二重造影検査による側面変形により胆嚢癌を疑い、診断しえた一例を経験したので報告する。【症例】70歳...
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- 難治性十二指腸潰瘍の原因として画像上認めれらない膵ガストリノーマを診断した1例
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間渕 裕行(市立島田市民病院)
【症例】82歳 男性、【主訴】一過性意識消失、【既往歴】50歳:左腎臓摘出、76歳:大腸癌(右半結腸切除)、76歳:膀胱癌(手術)、【生活歴】飲酒:日本酒1合/日 (~82歳)、喫煙:なし、【現病歴】 近医で難治性の多発十二指腸潰瘍に対して加療されていた。2013年2月上旬頃下痢が出現したが数日で軽快した。 3月上旬に自宅で3分ほどの一過性意識消失を認めたため当院へ救急搬送された。採血で貧血を認め...
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- 肝細胞癌の転移性小腸腫瘍による腸重積の1例
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阪田 麻裕(浜松医科大学 外科学第二講座)
転移性小腸腫瘍は比較的稀な疾患であり,出血や穿孔,イレウス,腸重積に伴う症状で発見されることが多く,加えて他臓器転移を合併することが多く予後不良とされている.今回われわれは,肝細胞癌(以下HCCと略記)の転移性小腸腫瘍による腸重積の1例を経験した.症例は70歳代の男性.1991年より慢性C型肝炎で通院中であった.2006年にHCCに対して肝拡大左葉切除術,胆嚢摘出術,門脈環状切除・再建術を施行,2...
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- 化学療法後に切除したHER2陽性胃癌肝転移の1例
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堀田 亮輔(木沢記念病院 外科)
はじめに:胃癌肝転移は同時に腹膜播種や遠隔リンパ節転移などの非治癒因子を伴うことも多く、肝切除の有用性は確立されていない。今回われわれは化学療法後に切除したHER2陽性胃癌肝転移の1例を経験したので報告する。症例:60歳代の男性。胃癌、腹膜播種の診断でS-1+CDDP 2サイクル施行した。狭窄症状が悪化したため、平成23年8月に幽門側胃切除術を施行した。手術所見は大網に転移を認めたが、骨盤底には触...
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