セッション |
検索結果は66件です。
- 日本住血吸虫症を伴った盲腸癌の1例
-
渋谷 亜矢子(長崎大学大学院腫瘍外科)
症例は85歳、男性。高血圧、陳旧性心筋梗塞、狭心症のため近医通院中、貧血精査で盲腸に2型腫瘍を認め、生検にて高分化腺癌の診断であった。腫瘍マーカーはCEAが4.6ng/mlと上昇を認めた。腹部造影CTで大動脈周囲にリンパ節が散見されたが、明らかな遠隔転移は認めず、腹腔鏡下回盲部切除術+D3を施行した。病理所見では、異型上皮細胞が乳頭状~腺管状に増殖浸潤し、癒合腺管状の中分化管状腺癌が優勢を占め、診...
第098回九州支部例会 >
- 膵全体にわたる脂肪置換の1例
-
橋本 理沙(独立行政法人 国立病院機構 小倉医療センター消化器内科)
膵全体にわたる脂肪置換の1例 独立行政法人 国立病院機構 小倉医療センター消化器内科 橋本理沙、澄井俊彦、山口裕也、山縣元、牧坂教俊今回我々は、膵全体にわたる脂肪置換の症例を経験したので報告する。【症例】72歳女性。2010年春に近医で上部消化管内視鏡検査にて胃粘膜下腫瘍を指摘。精査の腹部造影CTで膵全体の脂肪置換と膵実質の萎縮を認め、当院紹介受診となった。《家族歴・既往歴》特記事項なし《...
第098回九州支部例会 >
- 十二指腸毛細血管拡張症にNSAIDs腸炎を合併した一例
-
梶本 展明(宇佐高田医師会病院)
【はじめに】近年,高齢者の人口増加に伴い,関節痛や脳血管障害・虚血性心疾患の予防目的などで,低容量アスピリンを含むNSAIDsの長期使用が増加している。その結果,副作用である消化管粘膜傷害が臨床的に重要な問題となってきている。NSAIDsに起因する消化管病変としては胃潰瘍が良く知られており、一方下部消化管障害に関しても近年増加傾向であるが確立された治療法はない。今回低容量アスピリンによると思われる...
第098回九州支部例会 >
- 術前に診断し得た胆石イレウスの一例
-
豊増 靖(大牟田市立病院消化器内科)
【はじめに】胆石イレウスは比較的稀な疾患である。本邦での報告は全胆石症例の0.15-0.6%,全イレウス症例の0.05%,小腸閉塞の1%と非常に少ない。今回、我々は胆嚢十二指腸瘻を伴う胆石イレウスの一例を経験したので若干の文献的考察を交えて報告する。【症例】58歳女性。糖尿病で近医加療中であった。2011年7月4日より食欲不振、嘔気が出現し、近医を受診。血液検査で炎症反応の上昇を認め、補液療法と抗...
第098回九州支部例会 >
- 肝硬変を伴わない門脈大循環短絡の形成により高アンモニア血症を発症した2例
-
田代 茂樹(済生会福岡総合病院 内科)
【症例1】77才女性【主訴】構音障害【入院時現症】意識清明、四肢の麻痺・感覚障害なし、構音障害あり、その他以上所見なし【検査所見】血液生化学検査: NH3:143μg/dL・明らかな肝疾患を示唆する所見(-)、頭部MRI:T1で淡蒼球に高信号域(+)、造影CT:上腸間膜静脈から右卵巣静脈を介する遠肝性側副路(+)、【症例2】68才女性【主訴】動揺する四肢の動かしにくさ【入院時現症】意識清明、明らか...
第098回九州支部例会 >
- 悪性腹膜中皮腫の1例
-
大石 敬之(長崎大学病院 消化器内科)
症例は63歳男性。検診で貧血と血小板増多、腹水を認めたため、当科紹介受診となった。既往歴、家族歴に特記事項なし。職業は元火力プラントの設計技師でアスベスト被曝歴なし。血液検査ではPlt 70万/μl、Hb 9.4g/dl、CRP 14.8mg/dl、Alb 1.9g/dl、腫瘍マーカーの上昇はなし。 腹部CTにて大網、小網に肥厚を認めomental cake様所見を呈していた。FDG-PETにて大...
第098回九州支部例会 >
|