- PD3-01指定 診療ガイドラインにおける推奨グレードの問題点
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森實敏夫(神奈川歯科大学内科学)
疾患ごとの特殊性があるため診療ガイドラインにおいてエビデンスの質と推奨のグレ・一ド分類が異なっているのは当然ともいえる.US Preve而ve ServicesTask Force(USPSTF)は現在エビデンスの質を3段階に分類し推奨は5種類に分類している.A:行うことを推奨する.正味のベネフィットが大きいことが確実;B:行うことを推奨する.正味のベネフィットが中等度であることが確実であるか正味...
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消化器疾患診療ガイドラインの現状と問題点(指定)
- PD3-02指定 GERD診療ガイドラインの作成と問題点
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木下芳一(島根大学第二内科)
日本消化器病学会では主要な消化器疾患の診療ガイドラインの作成を進めておりGERDもその中の1つに選ばれ現在作成作業が進められています.まずCQ(clinica1 questions)の作成から始まり疫学病態診断内科治療外科治療食道外症状術後食道炎にわたって合計61件のCQが作られました.評価委員会での評価修正を受けた後にこれらのCQを元に文献検索が行われました.作成委員は各担当CQについて時には1...
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消化器疾患診療ガイドラインの現状と問題点(指定)
- PD3-03指定 消化性潰瘍診療ガイドラインの作成と問題点
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芳野純治(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院内科)
胃潰瘍に対しては厚生労働科学研究費補助金の交付を受けて実施された「胃潰瘍診療ガイドラインの適応と評価に関する研究」により胃潰瘍診療ガイドラインが2002年遅公表され2007年4月には第2版が作成されている.日本消化器病学会による消化性潰瘍ガイドラインでは胃潰瘍に加え十二指腸潰瘍を対象として外科治療内視鏡治療を含めた治療全般についての指針の作成を目的としている.作成を担当するのは担当理事の下に11名...
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消化器疾患診療ガイドラインの現状と問題点(指定)
- PD3-04指定 炎症性腸疾患診療ガイドラインの開発経過と問題点
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上野文昭(大船中央病院・消化器肝臓病センター)
日本消化器病学会の事業として主要消化器疾患に対する診療ガイドラインを作成中であり炎症性腸疾患もその対象の一つである.これに先立ちt厚生労働省研究班のプロジェクトとして潰瘍性大腸炎の診療ガイドラインが2006年に公開されクローン病診療ガイドライン開発のプロジェクトも先行していた.この状況を鑑み新たな診療ガイドラインはクローン病に同化し統括委員会の定める作成手順を遵守しながら共通の委員により本学会およ...
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消化器疾患診療ガイドラインの現状と問題点(指定)
- PD3-05指定 肝硬変診療ガイドラインの作成と問題点
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肝硬変の病態はきわめて複雑多岐にわたり総括的な診療ガイドラインはいまだ存在しない.作成にあたってはクリニカルクエスチョンごとに系統的に検索した文献データベースを整理しエビデンスレベルの高いものをもとに推奨文をまとめるというのが基本方針である現在まで集計できた検索論文総数は英文6653和文2503で委員が関連論文と判断しデータベース作成を検討した論文数はそれぞれ英文817和文182でこの他にハンドサ...
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消化器疾患診療ガイドラインの現状と問題点(指定)
- PD3-06指定 胆石症診療ガイドライン作成をめぐって(第二報)
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【背景と目的】日本消化器病学会では日常診療における頻度の高い消化器疾患6疾患に対する診療ガイドラインを作成中である.その到達目標として実際的な診療指針を医療者に提供するだけでなく一般向けの情報提供を意識したガイドラインの作成も提案されている本演題は前記6疾患ガイドラインの一つである”胆石症診療ガイドライン”についてその作成作業の進捗状況を会員各位に紹介することを目的とする.その上でt実際的な診療指...
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消化器疾患診療ガイドラインの現状と問題点(指定)
- PD3-07指定 慢性膵炎診療ガイドラインの作成と問題点
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下瀬川徹(東北大学大学院消化器病態学分野)
慢性膵炎は非可逆性進行性の膵の慢性炎症であり膵内外分泌部の脱落と線維化を特徴とする.本邦では2002年の疫学調査で45200人ほどの患者がいると推定されているが患者の平均寿命は66歳と短く生命予後の悪い疾患であることも明らかにされている.これまでエビデンスに基づいた慢性膵炎の診療全般にわたる指針は提唱されていない.日本消化器病学会の慢性膵炎診療ガイドライン作成委員会は2006年4月の第1回統括委員...
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消化器疾患診療ガイドラインの現状と問題点(指定)