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検索結果は8件です。
- 当科における潰瘍性大腸炎に対する腹腔鏡下大腸全摘・回腸嚢肛門管吻合術の術式と短期成績
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竹下 浩明(長崎大学腫瘍外科)
【はじめに】潰瘍性大腸炎に対する腹腔鏡下大腸全摘・回腸嚢肛門管吻合術(LAC-IPACA)は,安全で術後QOLも比較的良好な結果が得られる術式として認知されるようになった.我々は,大腸疾患に対する腹腔鏡下手術を2007年11月から本格的に開始し,2010年3月からは,潰瘍性大腸炎に対してLAC-IPACAを開始し,現在までに6例に施行した.当科におけるLAC-IPACA症例について検討を行った.【...
第098回九州支部例会 >
- IBDに合併した大腸癌の手術症例の検討
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橋本 泰匡(佐世保市立総合病院 外科)
はじめに、潰瘍性大腸炎の癌合併率は、健常人に比して約4.4倍であり、潰瘍性大腸炎全体の約0.6%とされている。危険因子としては、長期罹患例、全大腸炎型、左側大腸炎型などがあげられており、5年生存率は、約52%である。また、クローン病においては、癌合併の危険因子として、やはり長期罹患例や40歳以下の若年例、バイパス腸管、狭窄、瘻孔などが、あげられている。目的:当科におけるIBDに合併した大腸癌の手術...
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- クローン病に対する外科治療のタイミング―緊急手術症例の検討―
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東 大二郎(福岡大学)
【はじめに】難治性消化管疾患のひとつであるクローン病に対する内科的治療の進歩はめざましいが,根治的治療がない現在,外科治療は治療体系のなかでは欠かせないものである.内科的治療から外科的治療への移は時間的余裕をもって安全に移行するべきであるが,症状により緊急手術を行う場合がある.今回緊急手術に至った症例を検討し,手術のタイミングを考察した.【対象・方法】2009年12月までに当科において腸管病変に対...
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- 腸型ベーチェット病手術症例の検討
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内山 周一郎(宮崎大学腫瘍機能制御外科学)
ベーチェット病は全身に病変を引き起こす難治性炎症性疾患である。腸型ベーチェット病は一亜型で、確立された内科的治療がなく出血や穿孔を来しやすいと言われている。腸型ベーチェット病の手術症例に関して予後の検討を行った。【方法】外科手術を施行した腸型ベーチェット病の6例について、診断から手術までの期間と手術回数、予後に関して検討した。【結果】男性5例、女性1例の計5例のうちで完全型は1例のみで5例は不完全...
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- 腐食性食道狭窄に対する外科治療
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日高 秀樹(宮崎大学腫瘍機能制御外科)
【症例1】48歳、女性.自殺目的で苛性ソーダを服用.すぐに夫が気づき、救急車で救急病院に搬送された.咽喉部の浮腫が高度で、気道確保のための気管内挿管と胃洗浄を行った.第7病日の消化管内視鏡検査で全食道粘膜は発赤、浮腫、易出血性.気管支鏡では喉頭蓋の変形と声門の破壊を認めた.流涎が多く誤嚥性肺炎を繰り返した.第25病日の内視鏡検査では食道入口部の瘢痕狭窄のためスコープが通過不能であった.第68病日の...
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- 潰瘍性大腸炎術後に発生した難治性痔瘻、尿道皮膚瘻の1例
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五反田 幸人(久留米大学外科学講座)
はじめに:クローン病に肛門病変を合併することは知られているが、潰瘍性大腸炎にも痔瘻・肛門周囲膿瘍が少なからず発生することが報告されている。その理由は、潰瘍性大腸炎による排便回数の増加や、テネスムスによって生じるincidental lesionとされ、一般的な痔瘻と同じ成因と考えられる。また、下部直腸で強い炎症が深部に波及すると直腸から周囲に進展する瘻管や膿瘍が生じうると考えられる。潰瘍性大腸炎術...
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- 当科におけるクローン病に対する腹腔鏡補助下手術の現況
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真鍋 達也(九州大学)
クローン病(以下、CD)は若年者に多く、術後再発による再手術の可能性があるため、整容性・入院期間短縮・コスト削減・癒着防止の点から腹腔鏡補助下手術(以下、LAP)は有用とされている。しかし比較的開腹移行率が高く、CDの多彩な病態により術式も多彩となるため、その厳密な適応は依然として明らかではない。今回当科で当科におけるCDに対するLAPの現況を報告する。当科ではCDに対するLAPの非適応条件を腸管...
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- 肛門周囲膿瘍を伴う炎症性腸疾患に発生したcolitic cancerの3例
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藤田 文彦(長崎大学大学院移植・消化器外科)
【背景と目的】クローン病や潰瘍性大腸炎代表とする炎症性腸疾患は近年増加傾向にあり、日常診療において多く経験する疾患となった。また、これらの疾患では、痔瘻や肛門周囲膿瘍など肛門周囲の炎症を伴うことも多く、肛門痛や肛門狭窄により腸管内の精査などが困難な場合がある。当科では肛門周囲膿瘍を伴い、ドレナージ術後の精査にてcolitic cancerの診断となった3例を経験したので報告する。【症例1】45歳、...
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