セッション

検索結果は8件です。

潰瘍性大腸炎における短期間の食事体験入院
千葉 満郎(中通総合病院・消化器内科)
【背景】炎症性腸疾患 IBD(潰瘍性大腸炎 UC、クローン病 CD)の最大の環境因子は食事にともなう腸内細菌叢であり主として西洋化した食事にともなう生活習慣病と捉えられる(Chiba M et al. Missing environmental factor in inflammatory bowel disease: Diet-associated gut microflora. Inflamm...

第54回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎)8

直腸瘻,直腸膣瘻を合併した潰瘍性大腸炎の6例
高橋 聡(社会保険中央総合病院・大腸肛門病センター)
【はじめに】潰瘍性大腸炎(Ulcerative colitis; UC)は粘膜から粘膜下層を炎症の主座とするため,腸管の全層性炎症を特徴とするCrohn病とは異なり,直腸瘻,直腸膣瘻などの瘻孔疾患の合併頻度は低い.我々はUCを基礎疾患とし直腸瘻を合併した2症例,直腸膣瘻合併した4症例を経験したので報告する.【症例】症例1.25歳,左側結腸炎型UC発症.33歳,肛門周囲膿瘍に対し切開排膿後,直腸瘻化...

第54回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎)8

抗癌剤が炎症性腸疾患の活動性に与える影響についての検討
高橋 賢一(東北労災病院・大腸肛門病センター)
【背景】近年大腸癌を合併した炎症性腸疾患(IBD)症例が増え抗癌剤治療を受ける機会が増えている。抗癌剤はturn overの速い腸上皮を障害しうるが、最近では上皮細胞や血管内皮に対する分子標的薬も登場し、IBD症例では腸管病変の活動性が影響を受ける可能性が考えられる。【対象と方法】2007年~2012年迄に手術を行った大腸癌合併潰瘍性大腸炎(UC)およびCrohn病(CD)症例はそれぞれ8例、2例...

第54回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎)8

潰瘍性大腸炎における内視鏡所見と高感度CRPの検討
小林 真(市立四日市病院・消化器科)
【目的】潰瘍性大腸炎の臨床重症度分類では炎症性マーカーとして赤沈が使用されている。高感度CRP測定法は従来のCRP測定法に比べて約100倍の感度をもつとされており、新生児感染症や動脈硬化など微量の炎症を判定する場合にも用いられている。われわれは高感度CRPが潰瘍性大腸炎の評価に使用可能かをMattsの内視鏡所見分類を用いて検討した。【方法】当院における潰瘍性大腸炎患者59例(直腸炎型12例、左側大...

第54回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎)8

潰瘍性大腸炎高齢発症例とNQO1遺伝子多型との関連
小坂 俊仁(藤田保健衛生大坂文種報徳會病院・内科)
【背景と目的】酸化ストレスと加齢は密接に関連している。また,近年潰瘍性大腸炎(UC)の炎症機序に酸化ストレスが関連することが報告されている。今回,われわれは50歳以上の高齢発症したUC患者と酸化ストレスに関連するNAD(P)H: quinone oxidoreductase 1(NQO1)遺伝子多型およびSuperoxide dismutase (SOD2)遺伝子多型との関連について検討した。【方...

第54回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎)8

ステロイドフリーの潰瘍性大腸炎寛解導入療法で、外来通院治療から入院に移行した12症例
大森 敏秀(大森敏秀胃腸科クリニック)
【目的】当科は通院IBD診療を主目的として開業した6年目の無床クリニックである。PSLは原則使用せず、適宜大腸内視鏡の即時施行と粘膜評価に基づき、最大量のメサラジン経口+局所療法、intensive GCAP にて強力に寛解導入を行なっている。現在潰瘍性大腸炎約260名、クローン病約40名の通院治療を行なっている。これまで劇症潰瘍性大腸炎の通院寛解導入の症例を報告してきた。のべ76症例にCAPを行...

第54回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎)8

群馬県における炎症性腸疾患の腸管外合併症
佐川 俊彦(群馬大大学院・病態制御内科学)
【背景と目的】我々は炎症性腸疾患の診療において多くの腸管外合併症に遭遇する。本邦の腸管外合併症の発生頻度は平成4年度研究報告書で詳細に調査されているが、報告から20年が経過している。群馬県の現在の腸管外合併症の現状を報告する。【方法と対象】群馬県の9施設の内科に通院する炎症性腸疾患患者の診療録から問診で知り得た合併症を集計した。発症時期のはっきりしない症例とIndeterminate coliti...

第54回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎)8

当院における高アミラーゼ血症および膵炎を併発した炎症性腸疾患の検討
有廣 誠二(東京慈恵会医大・消化器・肝臓内科)
【背景】潰瘍性大腸炎(UC)、クローン病(CD)に代表される炎症性腸疾患では、高アミラーゼ血症や膵炎が併発することは知られている。病因としては、十二指腸狭窄病変の存在や治療薬の影響、胆石症、腸内細菌、微小循環障害、脱水、遺伝的素因などが考えられている。【目的】炎症性腸疾患患者において、高アミラーゼ血症および膵炎を併発した患者の背景、原疾患の病型・活動度、治療法について検討した。【方法】当院通院中の...

第54回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎)8