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検索結果は8件です。

MRI拡散強調像を用いた食道癌転移リンパ節診断
首藤 潔彦(千葉大大学院・先端応用外科学)
【目的】MRI拡散強調背景脂肪抑制法(DWIBS)は癌診断に臨床応用されてきた新しい画像診断法である. しかし胸部縦隔領域ではS/N比が低下すると考えられており, またリンパ節診断では偽陽性も多く見られ, 癌の存在診断に限られる報告は多いものの, リンパ節診断に関する報告は少ない. 食道癌のリンパ節診断においてDWIBSとPETを比較し, DWIBSでの真陽性と偽陰性の比較からどういった特徴を有す...

第53回日本消化器病学会大会消化器癌の画像診断における基本読影:癌の浸潤・進展を読む-リンパ節・血行性・播種性転移・直接浸潤-

仮想内視鏡による胃癌の深達度診断
古川 和宏(名古屋大大学院・消化器内科学)
【目的】消化管領域のCT画像は、MDCTの登場により、より薄いスライス厚で高速な撮影が可能となり、画像解像度は向上した。また、3次元再構築することで作成される仮想内視鏡像(以下VG) では、内視鏡に類似した画像を作成し自在に観察することが可能となり、造影MDCT検査のMPR像を用いると、造影効果をもとに超音波内視鏡(以下EUS)と近似した画像が作成できるため、腫瘍深達度についても情報を得ることがで...

第53回日本消化器病学会大会消化器癌の画像診断における基本読影:癌の浸潤・進展を読む-リンパ節・血行性・播種性転移・直接浸潤-

直腸癌におけるUnder staging risk factorの解明 ―内臓脂肪がStage migrationに与える影響―
星野 好則(慶應義塾大・外科)
【目的】直腸癌外科治療には多くの術式や術前治療が存在し、正確な術前画像診断が要求される。さらにUnder stagingなどのStage migrationは治療法選択の妥当性に強い影響を与え、そのリスク評価が必要である。今回、当院での術前画像診断の正診率を明らかにし、Stage migrationのリスクファクターを明らかにすることを目的とした。【方法】当院で2007年1月から2010年12月ま...

第53回日本消化器病学会大会消化器癌の画像診断における基本読影:癌の浸潤・進展を読む-リンパ節・血行性・播種性転移・直接浸潤-

新たなGd-EOB造影MRI肝細胞造影相は肝細胞癌の門脈侵襲,肝内転移,術後早期再発が予測できる
有泉 俊一(東京女子医大・消化器外科)
【目的】新しいGd-EOB造影MRI肝細胞造影相による肝細胞癌の門脈侵襲や術後成績について検討した.【方法】2008年3月からHCCと診断しGd-EOB造影MRIを施行した92例のうち,ミラノ基準を満たす61例を対象とした. Gd-EOB造影MRIは,Dynamic studyと肝細胞造影相を撮像した.肝細胞造影相で腫瘍の辺縁不整群(24例)と辺縁整群(37例)とした.2群間の門脈侵襲,肝内転移,...

第53回日本消化器病学会大会消化器癌の画像診断における基本読影:癌の浸潤・進展を読む-リンパ節・血行性・播種性転移・直接浸潤-

大腸癌肝転移の治療方針決定におけるGd-EOB-DTPA造影MRIの有用性
鶴崎 正勝(島根大附属病院・放射線科)
【目的】現在、造影CTが大腸癌肝転移の診断の中心であるが、肝特異性造影剤であるGd-EOB-DTPA造影MRI(以下EOB-MRI)はその高い診断能から微小な肝転移検出に有用性が期待される。そこで今回我々は大腸癌術後の肝転移の治療方針決定におけるEOB-MRIの有用性を造影CTと比較検討した。【方法】大腸癌術後フォローとして造影CTを施行した症例のうち、同時期にEOB-MRIを施行した46例を対象...

第53回日本消化器病学会大会消化器癌の画像診断における基本読影:癌の浸潤・進展を読む-リンパ節・血行性・播種性転移・直接浸潤-

膵頭部癌の局所進展度診断におけるMIPおよびMPR像を用いたMDCTの有用性
有川 俊二(久留米大・放射線医学, 有川医院)
【目的】膵頭部癌はその解剖学的位置より膵内胆管、十二指腸、隣接する血管へ浸潤しやすく、手術適応を決定するためには膵癌取り扱い規約に基づき詳細な局所診断が必要となる。今回、我々は膵頭部癌の局所進展度診断に対してMIPおよびMPR像を併用したMDCTの診断能を検討した。【対象と方法】対象は2007年4月から2010年8月までに膵頭部癌で手術された計28症例で、全例術前に化学放射線療法は行われていない症...

第53回日本消化器病学会大会消化器癌の画像診断における基本読影:癌の浸潤・進展を読む-リンパ節・血行性・播種性転移・直接浸潤-

胆道癌、膵癌の癌浸潤・進展を読む
竹原 康雄(浜松医大附属病院・放射線部)
MRIにおいては、長軸方向の腫瘍の進展範囲が捉え易いことと、組織特異性のコントラストが強みであり、MRCP、息止めT2強調画像や造影3次元T1強調画像によって、腫瘍の進展範囲を決定してゆく。まず、胆道癌の診断においては腫瘍が壁外浸潤傾向の少ない乳頭腺癌であるのか、壁外浸潤しやすく脈管を巻き込みやすい管状腺癌であるかを術前にある程度認識しておく必要がある。この鑑別に関しては造影平衡相においてより強く...

第53回日本消化器病学会大会消化器癌の画像診断における基本読影:癌の浸潤・進展を読む-リンパ節・血行性・播種性転移・直接浸潤-

64列マルチスライスCTを用いた等方性ボクセル画像による膵癌の術前進行度診断
加藤 良一(藤田保健衛生大・医療科学部放射線学科)
【目的】64列マルチスライスCTから得られる等方性ボクセル画像による膵癌の術前進行度診断能について検討した。【対象および方法】2004年から2006年までに開腹術が施行され、病理組織学的に評価が可能であった膵癌症例38例を対象とした。64列マルチスライスCTを用いて0.5mmスライス厚にて術前造影CT検査(単純、早期動脈相、膵実質相、肝実質相、平衡相)を行った。得られたデータから多断面再構成像を作...

第53回日本消化器病学会大会消化器癌の画像診断における基本読影:癌の浸潤・進展を読む-リンパ節・血行性・播種性転移・直接浸潤-