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検索結果は8件です。

新潟県のクローン病治療の現状(アンケート調査の結果から)
飯合 恒夫(新潟大医歯学総合病院・1外科, 新潟CDサポートセミナー)
はじめに)我々は新潟CDサポートセミナーを組織し、薬剤師、栄養士を含めたメディカルスタッフを対象にクローン病(CD)の情報を提供している.今回、当セミナーで新潟県のクローン病治療の実態についてアンケート調査を行ったので報告する.方法)新潟県内の28施設、63名の消化器系の医師に対しアンケートを送付した.アンケートは記名式であり、20施設(71%)、38名(59%)の医師から回答を得た.結果)回答が...

第54回日本消化器病学会大会小腸-大腸(クローン病)

当院におけるAdalimumabの使用経験
河野 友彰(兵庫医大・内科(下部消化管科))
【はじめに】本邦におけるクローン病(CD)治療はBiologicsの出現により新たな局面をむかえつつある。その中でInfliximab(IFX)は約10年の臨床適応があり十分な経験にもとづいた評価の蓄積がされているが、一方でAdalimumab(ADA)については臨床期間が短く、有効性についての評価が十分ではない。その中で今回我々は当院でのADAの有効性の検討結果を少数例ではあるが報告する。【方法...

第54回日本消化器病学会大会小腸-大腸(クローン病)

当院のクローン病患者に対するインフリキシマブ増量の効果
有光 晶子(インフュージョンクリニック)
【目的】当院におけるインフリキシマブ(IFX)維持治療中のクローン病(CD)患者のうち、IFX効果減弱に対しIFX増量投与を行った症例について検討した。【方法】当院でIFX維持投与中のCD患者のうち、治療経過中IFX効果減弱と判断した症例に対し、2011年8月増量投与承認後、IFX倍量投与(10mg/kg)を開始した。増量前後のCRP値およびCDAIの経過を追うことによりIFX増量投与の効果につい...

第54回日本消化器病学会大会小腸-大腸(クローン病)

活動期クローン病小腸病変に対する小腸造影検査によるインフリキシマブ治療効果の検討
河口 貴昭(社会保険中央総合病院・炎症性腸疾患センター)
【目的】クローン病(CD)は全消化管を侵す疾患であり小腸の評価は必須である。また粘膜病変のみならず狭窄や瘻孔などの形態変化が予後を左右することから、CDの小腸病変の評価には小腸造影検査が有用である。我々は有管法小腸造影検査を用いて、CD小腸病変に対するインフリキシマブ(IFX)の粘膜治癒効果、及び粘膜治癒と狭窄変化との関連について検討した。【方法】当院小腸造影検査にて活動性小腸病変を認め、3ヵ月以...

第54回日本消化器病学会大会小腸-大腸(クローン病)

インフリキシマブ投与時のヒドロコルチゾンによる前投薬の有効性についての検討
鈴木 直之(静岡県立総合病院・消化器内科)
【目的】インフリキシマブがクローン病の自然史を変え得るとされてから久しいが,長期使用に伴い二次無効症例が多くみられるようになってきた.その原因としてATI(antibody to infliximab)の出現によるインフリキシマブの血中濃度の低下が挙げられている.また,ATIは投与時反応にも関連があるとされている.免疫調節剤がATIの産生を抑えるとされているが,過去にヒドロコルチゾンもATI産生を...

第54回日本消化器病学会大会小腸-大腸(クローン病)

クローン病におけるシングルバルーン内視鏡併用小腸X線造影チューブ(福大筑紫式)の有用性の検討
野口 篤志(大阪市立大大学院・消化器内科学)
【目的】クローン病におけるダブルバルーン小腸内視鏡(DBE)やシングルバルーン小腸内視鏡(SBE)は、癒着や活動性の高い潰瘍、狭窄により深部小腸 への挿入が困難で、挿入到達可能部位遠位側の診断が困難な場合がある。こうした症例に対する福大筑紫式小腸X線造影用チューブ(以下筑紫チューブ)の当院の使用成績を検討した。【方法】SBEを可及的に小腸深部に挿入した後、オーバーチューブを残し内視鏡を抜去、オーバ...

第54回日本消化器病学会大会小腸-大腸(クローン病)

小児期クローン病に対するダブルバルーン内視鏡施行の意義
井上 幹大(三重大大学院・消化管・小児外科学)
【目的】近年、ダブルバルーン内視鏡検査(DBE)は小腸疾患の診断・治療において広く用いられるようになってきたが、小児の炎症性腸疾患に対する有用性や安全性は十分に検討されていない。今回、小児期のクローン病疑診例及び診断例に対するDBEの有用性と安全性を評価し、その意義を検討した。【対象と方法】2008年1月から2011年12月までに三重大学消化管・小児外科でDBEを施行した70症例(116手技)中、...

第54回日本消化器病学会大会小腸-大腸(クローン病)

クローン病小腸病変の活動性診断における体外式超音波ドプラ法の有用性
佐々木 智彦(横浜市立大市民総合医療センター・炎症性腸疾患センター, 横浜市立大市民総合医療センター・消化器病センター)
【背景】クローン病(CD)小腸病変の精査において侵襲や被曝、造影剤の負担のない体外式超音波検査(US)の有用性が注目されている。USでは腸管壁の肥厚、構造、血流を評価するが、治療選択上重要となる炎症性狭窄と線維性狭窄の鑑別におけるドプラ法での血流評価の意義についてまだ充分なコンセンサスは得られていない。
【目的】CD小腸病変の活動性診断におけるUSドプラ法による血流評価の有用性を、手術検体の...

第54回日本消化器病学会大会小腸-大腸(クローン病)