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W9-2 正常小腸上皮培養細胞を用いたMDR1依存性薬剤排出機構の解析
 
【目的】小腸上皮トランスポーターによる薬物吸収・排出を簡便に評価する技術が期待されている本研究では正常小腸上皮細胞の3次元培養技術を利用しトランスポーター分子MDR1を介して薬物が小腸上皮基底側から管腔側へ排出される機構を解析した.【方法】3次元的に培養した正常マウス由来小腸上皮でのMDR1遺伝子発現を検討した極性を保ち維持される小腸上皮オルガノイドにおいてMDR1の基質であるrhodamine1...

第98回日本消化器病学会総会小腸生理機能の基礎医学的解明

W9-3 クローン病における肝の薬物代謝活性低下のメカニズム
岩本淳一(東京医科大学茨城医療センター消化器内科)
【目的】クローン病(CD)と潰瘍性大腸炎(UC)の発症にt薬物代謝酵素CYP3A4や薬物排泄トランスポーターMDRIの発現を促進する核内レセプタ’一 Pregnane X receptor(PXR)の遺伝子変異が関与するとの報告がある(Gastroenteroiogy 130:341;2006).我々は実際にこれらの編輯患者でCYP3A4活性に異常があるか否かを調査し炎症性腸疾患と薬物代謝能との関...

第98回日本消化器病学会総会小腸生理機能の基礎医学的解明

W9-4 ラットNSAID小腸傷害におけるautophagyの関与
楢林賢(大阪医科大学第2内科)
【目的】近年小腸検索が可能となりNSA皿)による小腸粘膜傷害が注目されているがそのメカニズムは依然不明な点が多い.我々はラットインドメタシン(IM)起因性小腸傷害モデルを用いて超微形態学的検討でautophagyの関与を示唆する所見を見出した。そこで本粘膜傷害におけるautophagyの関与についての検討を行った.【方法】In vivo:SD系雄性ラット(7週齢 250~300g)を用いてIM 1...

第98回日本消化器病学会総会小腸生理機能の基礎医学的解明

W9-5 腸管上皮オートファジー誘導を介した新しい宿主―プロバイオティクス相互作用の解明
稲場勇平(旭川医科大学内科学講座消化器・血液腫瘍制御内科学分野)
【背景】プロバイオティクスは様々な外的ストレスや病原微生物に対して腸管保護作用を有することが知られているがその作用メカニズムについては不明な点が多い.我々は。細胞内の蛋白分解システムのひとつであるオートファジー誘導を介した新しい宿主一プロバイオティクス相互作用メカニズムを同定したので報告する.【方法】ヒト大腸癌細胞株(Caco2)およびラット小腸細胞株(IEC18)にビフィズス菌(BB)の培養上清...

第98回日本消化器病学会総会小腸生理機能の基礎医学的解明

W9-6 肝硬変患者における脂肪酸吸収変化とglycosylated CD36の役割
山本安則(愛媛大学大学院先端病態制御内科学)
【目的】肝臓における炎症酸化ストレス、発癌に食事由来の長鎖脂肪酸が関与することが報告されている。演者らは肝硬変患者で小腸粘膜に形態変化が生じ栄養吸収に影響しうることを報告してきた.そこで肝硬変患者の小腸脂肪酸吸収変化について解析すると共に小腸粘膜組織における脂肪酸吸収関連分子を比較検討して吸収変化の機序を解明することを研究の目的とした.【方法】対象は健常者23名および肝硬変患者47名(門脈圧充進症...

第98回日本消化器病学会総会小腸生理機能の基礎医学的解明

W9-7 脂肪酸と胆汁酸の同時投与はGPR40発現細胞のCa2+ oscillationを引き起こす
山本明子(名古屋大学健康栄養医学)
【目的】胆汁酸は小腸内の脂肪滴を乳化して脂肪酸やモノグリセリドを含んだ混合ミセルを形成し消化・吸収に役立っている一方GPR40は中押~長鎖脂肪酸の受容体であり.膵β細胞に発現するほか上部小腸の消化管内分泌細胞に発現し脂肪摂食によるcholecystokinin(CCK)分泌を担うと考えられている. in Vivoにおいて胆汁酸は血中CCKの分泌を獅制すると報告されているがそのメカニズムについて詳細...

第98回日本消化器病学会総会小腸生理機能の基礎医学的解明

W9-8 腸管上皮細胞におけるTGF-β1の役割とそのシグナル伝達経路の検討
山田由美(秋田大学第一内科学講座)
【目的】Transforming growth factor一βi(TGF一β1)は様々な機能を司る成長因子であり消化管にも発現し腸粘膜の治癒過程において重要な役割を担っているが未だに不明な点も多いTGF一βスーパーファミリーの一員であるアクチビンAは腸管上皮の陰窩t絨毛の分化方向の決定に関与していると考えられている今回我々は腸管上皮細胞におけるTGF一βの役割とシグナル伝達経路について検討した....

第98回日本消化器病学会総会小腸生理機能の基礎医学的解明

W9-9 クローン病におけるパイエル板観察の臨床的意義
松島加代子(長崎大学消化器内科)
【緒言1終末回腸にはバイエル板(P板)が多く存在するがそのドーム領域にはM細胞が分布して抗原の免疫情報を樹状細胞に伝達している.クローン病(CD)におけるドーム領域の異常を形態学的組織学的に検討することは腸管免疫を考える上で重要な手がかりとなり.うるが内視鏡での詳細な観察や疾患との関連性についてはほとんど報告がない.1対象と方法】研究11活動期のCD患者 15例に対して通常倍率下でP板の基本形態を...

第98回日本消化器病学会総会小腸生理機能の基礎医学的解明