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検索結果は86件です。

間質性肺炎の治療中にde novo B型肝炎を発症したHBs抗体陽性HBVキャリアの1例
小田 耕平(鹿児島大学 消化器疾患・生活習慣病学)
【はじめに】
2009年1月に「免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策ガイドライン」が発表され、de novo B型肝炎に対する啓蒙がすすめられている。今回、間質性肺炎に対してステロイドとシクロホスファミド投与中にde novo B型肝炎を発症したHBs抗体陽性HBVキャリアの1例を経験したので報告する。
【症例】
66歳、男性。2007年10月に間質性肺炎と診断された。2...

第098回九州支部例会

転移性肝癌に対する腹腔鏡下肝切除術
増田 稔郎(九州大学 消化器総合外科)
【はじめに】近年、大腸癌を中心とする化学療法の進歩とともに転移性肝癌に対する肝切除の適応は拡大しており、腹腔鏡下肝切除が積極的に導入されつつある。当科における転移性肝癌に対する腹腔鏡下肝切除をまとめ、その安全性を検討する。【対象と方法】2010年5月から2011年9月までに当科で肝切除を行った転移性肝癌26例のうち、腹腔鏡下肝切除を施行した17例を対象として原発巣、術前化学療法、同時切除の有無、術...

第098回九州支部例会

Peg-IFNα2a+RBV併用療法にてEVRを達成したものの、経過中に無効となり、その後Peg-IFNα2b+RBV、IFNβ+RBVに変更するもHCVRNAの陰性化が得られなかった難治性C型慢性肝炎の一例
松崎 寿久(国立病院機構佐賀病院)
症例は55歳女性。近医にて肝機能異常を指摘され当科紹介受診。HCV抗体陽性、HCVRNAはGenotype 1B、ウイルス量は5.4logIU/mlと高値であり、C型慢性肝炎と診断した。肝生検ではA2/F1の結果であった。Peg-IFNα-2a (180μg)+RBV(600mg)にて治療を開始。治療反応性は良好であり、8週でHCVRNAは陰性化、その後16週まで陰性で持続した。しかし、20週でH...

第098回九州支部例会

IPMN合併膵癌に対して膵全摘後, 7年後に肺転移にて再発を認めた一例
藤山 隆(九州がんセンター 消化器肝胆膵内科)
【症例】症例は67歳, 男性. 2000年よりA病院にて糖尿病に対して内服加療されていた. 2004年5月上旬より腹部膨満感, 易疲労感あり, 血糖コントロールも不良となったため, 精査目的で6月9日, B病院入院. 腹部US, CTを施行され膵頭部に径2.5cmの嚢胞性病変と主膵管拡張を認め当院紹介となった.MRIにて主膵管は体部で数珠状に拡張し, 主膵管型膵管内乳頭粘液性腫瘍(以下IPMN)と...

第098回九州支部例会

上腸間膜動脈症候群に門脈ガス血症を生じた一例
伊集院 裕康(天陽会中央病院内科)
【はじめに】門脈ガス血症は従来腸管壊死の際に見られ予後不良な兆候とされてきた. 近年 画像診断の発達とともに報告は増加し腸管壊死以外さまざまな疾患にて門脈ガス血症きたすことが知られるようになった. 上腸間膜動脈症候群もその一つであるが報告は少ないので報告する.【症例】78歳の男性. 主訴 嘔吐. 胸腰椎圧迫骨折にて整形外科入院中 ほぼ寝たきりであった. 腹部膨満 暗赤色調嘔吐あり紹介入院. 身長1...

第098回九州支部例会

リンパ球幼若化試験にてハーブ茶(ボルトジンユ)が原因と診断した薬物性肝障害の一例
大城 武春(琉球大学附属病院 第一内科)
 近年健康食品による薬物性肝障害の報告が見られるようになっているが、今回我々はハーブ茶によると判断された薬物性肝障害を経験したので報告する。
 症例は58歳女性で、15年来の糖尿病に対して長期インスリン投与を行われている方である。これまで肝疾患の既往は無かった。
 友人から勧められ、入院の3ヶ月前からボルトジンユを煎じて1日4~5杯を摂取していたところ、1ヶ月前から倦怠感を自覚するよう...

第098回九州支部例会