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検索結果は86件です。
- 急性胃蜂窩織炎の一例
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原 一生(天神会 古賀病院21)
急性胃蜂窩織炎の1例天神会 古賀病院21 消化器内科 原 一生 酒井 拓 放射線診断科 増成 暁 新古賀病院 消化器内科 中村 弘毅 病理診断科 入江 康司症例は41歳 女性。以前より肥満症,耐糖能異常を指摘されていたが,放置していた。平成22年8月より生活が不規則となり,食生活も乱れていた。8月末より空腹時心窩部痛が出現し市販...
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- タクロリムスが著効し,ステロイド依存から脱却できた潰瘍性大腸炎の1例
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渡邊 聡(佐賀大学医学部消化器内科)
症例は49歳女性。33歳時に下血、下痢にて発症し、他医にて全結腸型潰瘍性大腸炎と診断された。33歳・39歳・40歳・46歳時に症状の増悪があり、ステロイド加療にて軽快していた。その後もステロイドで維持されていたが,48歳時に再燃した。ステロイド増量に抵抗性であり、症状の改善が認められなかったため当院に紹介された。当院にて白血球除去療法を行い症状は一時改善していたが、治療後5か月で再燃した。再燃後の...
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- 胃原発絨毛癌の1例
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宮崎 修(熊本赤十字病院)
症例は68歳男性。既往としては高血圧症、狭心症、糖尿病にて内服加療中であった。2009年7月に食欲不振を主訴に近医受診され、CT、EGDにて肝腫瘍と胃癌が疑われ当院へ精査目的に紹介となった。採血ではAFP 1528ng/mlと著明な高値を認めた。EGDでは噴門直下から体上部後壁に4cm大の壊死物質の付着した隆起性病変を認め、生検診断ではadenocarcinoma(tub2,muc)であった。画像...
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- 放射線治療併用ソラフェニブ不応の肝細胞癌腸骨転移に動注療法が有効であった一例
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坂本 六大(公立八女総合病院 内科)
【はじめに】進行肝細胞癌(HCC)に対する治療はソラフェニブが有効とされStage IV-Bであれば第一選択とされている。ソラフェニブが不応であった場合に継続するべきか、他治療へ変更すべきか判断が困難である。今回腸骨転移を伴うHCCにおいて放射線照射を併用したソラフェニブを開始したが急速に増悪したため骨転移への動注療法が奏効した症例を経験した【症例】77歳女性、C型慢性肝炎。2007年12月、肝S...
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- 進行大腸癌との合併が疑われた胃原発腺扁平上皮癌の1例
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須古 信一郎(済生会熊本病院 消化器病センター)
症例は75歳女性。平成23年5月初旬、右側腹部痛のために前医受診。腹部超音波検査にて肝腫瘤性病変があり、CEA 164.8ng/dlと高値であった。転移性肝癌を疑われ、造影CTを施行されたところ、肝S5・S6・S7に辺縁に造影効果を呈する低信号腫瘤を認めた。胃体部大弯に壁構造が破壊された腫瘤像があり、S状結腸~直腸に壁肥厚も認められ、当院紹介となる。上部消化管内視鏡検査にて胃体上部後壁に径50mm...
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- 高コレステロール血症と高カルシウム血症を伴った肝細胞癌の1例
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岩下 英之(福岡大学消化器内科)
症例は61歳の男性。肝細胞癌(HCC)に対し2008年よりラジオ波焼灼術や肝動脈塞栓術を繰り返し受けていた。しかし、治療抵抗性となり、急速な腫瘍の増大が認められたため、2011年6月に当院に入院となった。入院時検査所見は、WBC 6,600/μl, Hb 13.9 g/dl, Plt 26.2万/μl, プロトロンビン活性 83%, Alb 3.3 g/dl、T.Bil 0.9 mg/dl、AST...
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- 母-息子に発症した自己免疫性肝炎例
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大穂 有恒(新日鐵八幡記念病院 消化器科)
【症例1】35歳,男性。主訴は倦怠感。6ヶ月前の健診で軽度肝障害指摘。倦怠感著明で近医受診し肝障害を指摘され、2010年9月28日当科入院。血小板数 20.4×10 4/ul、T.Bil 3.1 mg/dl、Alb 4.4 g/dl、AST 774 IU/l、ALT 1327 IU/l、ALP 298 IU/l、γ-GTP 234 IU/l、PT 83.1 %、IgG 187...
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- 誘因なく出現し破裂した胆嚢仮性動脈瘤の1例
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久能 志津香(福岡大学消化器内科)
症例は73歳の女性。Sheehan症候群による汎下垂体機能低下症、C型肝硬変、慢性腎不全、高血圧にて、定期的な画像検査と内服治療を受けていた。2011年1月、腹水貯留と下肢の浮腫が著明となったため、当科に入院の上、利尿剤の増量などを行っていた。症状が軽快したため、3月17日に近医に転院となったが、翌日に著明な貧血の出現を認めた。上部消化管内視鏡検査で、十二指腸乳頭部からの出血を認めたため、胆道出血...
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- 繰り返す肝動注療法により胆管狭窄を生じた肝細胞癌の1例
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藤富 真吾(長崎市立市民病院)
症例は59歳男性。1988年B型慢性肝炎を指摘され、10年間治療するもその後受診せず、無治療で経過していた。2008年8月30日肝右葉後区域肝細胞癌腹腔内破裂で発症し、前医においてTAEで止血。FeederはA6+7で、状態安定後にTACEを追加された。その後、転居に伴い2009年2月23日当院紹介受診。その際CECTで10mm以下の肝内転移巣が肝両葉に多発していたため、3月 1日に当科第1回目入...
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- 巨大肝嚢胞に対し、エコーガイド下穿刺による硬化剤注入療法を施行した10例の臨床的検討
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上川 健太郎(済生会熊本病院)
【目的】単純性肝嚢胞に対するエコーガイド下穿刺による硬化剤注入療法の有効性はすでに報告されているが、今回当院にて治療を行った巨大肝嚢胞の10例について、硬化剤の種類、合併症、術後の経過等につき臨床的検討を行った。【対象と方法】対象は2002年から2011年までの10年間に当院にて経験した、臨床的に何らかの症状を有する単純性肝嚢胞で、硬化剤注入後6か月以上の経過観察を行った10例とした。平均年齢は6...
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- 腹腔-静脈シャント術により難治性腹水をコントロール後治療し得た肝細胞癌の一例
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城野 智毅(公立八女総合病院 内科)
【はじめに】肝細胞癌(HCC)の治療適応は、肝機能がChild-Pugh grade B以上であり、難治性腹水が存在すると治療が困難となる。今回難治性腹水に対して腹腔-静脈シャント術(デンバーシャント)後、TACEを施行し得たHCCの一例を経験したので報告する。【症例】87歳、女性。2004年7月に肝S5に長径22mm大のHCCを認めRFAを施行。2007年10月のCTにてS5のRFA部局所再発と...
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- うつ病合併C型慢性肝炎患者に対してIFNβ+Ribavirin併用療法を施行した3症例の検討
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加茂 泰広(長崎大学病院消化器内科)
うつ病合併C型慢性肝炎患者に対してIFNβ+Ribavirin併用療法を施行した3症例の検討現在、C型慢性肝炎の治療ガイドラインでは、PEG-IFN+リバビリン併用療法を治療の基本としている。しかし治療開始8から12週目にPEG-IFNα製剤使用による不眠や抑うつ状態が出現し、治療中止例も約5%に見られ、抑うつ傾向の患者の治療が制限されている。現在のガイドラインではうつ病またはうつ状態などIFNα...
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- 膵管狭窄の経過フォロー中に発見されたin situ膵管癌の1例
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渡邊 健人(長崎医療センター 外科)
主膵管狭窄の経過観察中に発見されたin situ膵管癌の1例近年、画像診断が進歩しているにも関わらず膵癌の早期発見は困難である。今回、膵管狭窄の経過観察中に診断されたin situ膵管癌を経験したので文献的考察を加え報告する。 【症例】70歳代、男性。【主訴】なし【現病歴】2006年に胆石性膵炎の診断で胆嚢摘出術を施行されたが、その後膵炎の再燃、消退を繰り返していた。精査で、主膵管の限局性狭...
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- びまん性胃粘膜下異所腺に併存した多発早期胃癌に対して腹腔鏡下胃全摘術を施行した1例
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持留 直希(九州大学医学研究院院臨床・腫瘍外科)
(はじめに)早期胃癌の場合、口側断端距離を充分確保のうえ、噴門側を温存できる症例は幽門側胃切除の適応となる。今回我々は癌の存在部位からは幽門側胃切除の適応となるが、びまん性異所性胃腺が存在したため腹腔鏡下胃全摘術を選択した症例を経験したため、若干の文献的考察を加え報告する。(症例)症例は64歳男性、胃部不快感を主訴に受診した。上部消化管内視鏡で胃体上部と前庭部にそれぞれ0-IIc病変を認め、生検の...
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- 5年間の経過観察で破裂を来した膵管内乳頭粘液性腫瘍の一例
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垣内 誠也(戸畑共立病院)
【症例】84歳・男性【主訴】上腹部痛【現病歴】近医にて79歳時より膵腫瘍を経過観察されていた。2009年11月、上腹部痛を主訴に当院を受診した。血液生化学検査にてWBC18170/μl・CRP23.3mg/dlと高度の炎症反応の上昇と、Amy577U/lと高アミラーゼ血症を認めた。腹部造影CTにて、膵周囲の液体貯留と膵尾部嚢胞性腫瘍の破裂を認めた。以上より、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)破裂によ...
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- 十二指腸腺腫の2症例(胃型腺腫と腸型腺腫)
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陳 俊全(春回会 井上病院消化器内科)
一般的に乳頭部を除く十二指腸腺腫の発生頻度は胃・大腸のものと比較すると稀な疾患であるが、無症状の前癌病変あるいは癌合併病変としての報告もあり重要な疾患である。今回、十二指腸下行脚に発生した腸型、胃型と腸型の混在した十二指腸腺腫をそれぞれ1例経験した。 症例1、45歳男性、平成23年に検診目的で施行した上部消化管内視鏡検査にて十二指腸下行脚に5mm大のIIc+IIa様病変があり、生検でaden...
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- 保存的治療で改善した腹膜垂炎の1例
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松本 章子(長崎市立病院成人病センター)
【症例】69歳 女性。【既往歴・生活歴】狭心症で当院循環器内科受診。家族歴・生活歴には特記事項なし。【現病歴】2009年6月8日より左下腹部痛、腹部膨満感を自覚した。症状改善ないため翌6月9日当院受診した。【身体所見・検査所見】来院時の身体所見は、左下腹部に軽度圧痛を認めるのみであった。血液検査上も軽度炎症反応の上昇を認めるのみであった。圧痛の原因検索として腹部-骨盤CT撮影したところ、下行結腸下...
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- カプセル内視鏡、ダブルバルーン内視鏡を用いて診断した小腸悪性リンパ腫の1例
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井手上 純子(熊本労災病院 消化器内科)
症例は86歳女性。平成23年2月腹痛を自覚し近医を受診。精査・加療目的にて当院紹介となった。CTにて小腸の全周性壁肥厚とそれより口側腸管の拡張を認め、腫瘍もしくは癒着によるイレウスと診断した。原因精査の為に造影CT、小腸透視、カプセル内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡を行った。造影CTにて小腸壁肥厚部は造影早期から強く均一に増強された。小腸透視では空腸に限局した狭窄を認めたが造影剤の通過は良好であっ...
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- 腸管内子宮内膜症により腸閉塞を発症した1例
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澤村 紀子(九州大学 病態制御内科学)
症例:40代女性。主訴:腹痛・腹鳴。既往歴・家族歴・生活歴:特記事項なし。現病歴:30代の頃より月経時に嘔吐を認めていた。平成22年7月より腹鳴・腹痛・嘔吐あり、月経周期に一致して腹痛の増強を認めた。平成23年1月頃より腹痛が強く食事摂取不能となり嘔吐を繰り返すため、同年3月当科紹介受診。精査加療目的に当科入院となった。入院時現症:腹部は平坦・軟。下腹部に圧痛を認めた。腹鳴に伴い腹痛の出現あり。入...
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- 大網原発の巨大GISTの1例
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岡本 梨沙(国立病院機構 九州医療センター 消化器科, 国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター)
症例は80歳女性。検診目的に20XX年3月前医受診。腹部エコー検査にて腹部腫瘤を指摘され、精査加療目的に当院紹介された。当院上腹部~骨盤造影CT検査にて、上腹部右側に、径約9cm大の充実成分と嚢胞成分が混在した境界明瞭な腫瘤を認めた。腹部MRI検査では、同部位に嚢胞変性の強い充実性腫瘤を認めた。上部下部内視鏡検査では特に異常所見は認めず、腸管外のgastrointestinal stromal t...
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