- S7-1 地域での12年間の追跡調査でわかった逆流性食道炎435例の長期経過
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【目的1逆流性食道炎は再発を繰り返しやすく時に幽血などの重篤な合併症を来す.わが国では2000年からPPI長期投与が可能となったしかしながら地域医療の場でPPI長期投与の意義を検証した報告は少ない.【方法1広島県北部の医療圏として閉鎖された高齢化の進んだ(入口8018人高齢化率42%)町内唯一の病院で過去12年間(1997年一2008年)の上部消化管内視鏡のべ9720件の内視鏡検査を解析し逆流性食...
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地域から発信する消化器診療
- S7-2 伊那谷における胃癌大腸癌撲滅への試み
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当院の消化器病センターでは世界を目指すことを“モットー”に世界に通用する消化器病学および消化器内視鏡学に基づいた診断および治療をこの地域の住民に提供することを理念に掲げこの地域における1.胃癌および大腸癌撲滅2.誤嚥性肺炎の予防3難治性消化器疾患の診断と治療を中心に活動してきた.そしてその活動内容は必ず海外での学会発表および英文論文掲載として形にしてきた.胃癌予防におけるピロリ菌除菌治療の有効性が...
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- S7-3 抗血栓薬処方科と消化器内科による内視鏡処置における抗血栓薬休薬のコンセンサス
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【目的】内視鏡処置において抗血餌薬服薬の有無を確認し服用者には一定期聞の休薬を行うことが安全管理であった.一方抗血適薬休薬による血栓症の危険性が明らかになり日本消化器内視鏡学会くJGES)は2005年夏血栓症に配慮した新しい指針を示した.しかし処方科側のガイドラインと整合性が無く十分に普及している状況ではない.病診連携が日常的に行われている現在地域で運用できる抗血栓薬の主薬基準が求められており休薬...
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- S7-4 ESDにおける重篤な偶発症の検討(阪大ESD study Groupでの多施設検討)
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【背景・目的】消化管癌に対するESDは多くの施設で普及しその安全性について穿孔・出血などの面からは概ね許容範囲内とされている.しかし実臨床でイベントと考えられるより重篤な偶発症については頻度が極めて少ない上表面化されづらい一面があり報告は殆どない.このような重症化症例の検討には膨大な症例集積が必要な一方施設も匿名化できる.多施設検:討が適しており今回市中病院を中心とした大阪大学関連施設(阪大ESD...
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- S7-5 SBナイフJrタイプの開発と大腸ESDにおける多施設検討
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我々はESD診療を議題とした東北地方を中心とする若手の意見交換会に参加している.各施設の現状や課題を意見交換し各自の診療の糧としているがこの集まりを母体に共同検討も行えてきたためt今回これを報告する.大腸ESDにおいては手法の安定化が検討課題と考えてきたが切離操作に大きな内視鏡操作を必要としないハサミ型ナイフは術者の技量に左右されにくくこの課題の解決策に寄与するものと考え開発検討を行った.前述会の...
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- S7-6 三重県における日本では稀なヨーロッパ型geno-type 3E型肝炎ウイルスによるE型肝炎発生の持続と三重県E型肝炎発生調査ネットワークの発足
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【目的1E型肝炎ウイルス(HEV)は1型から4型までのgenotypeに分類され日本土着株は3型と4型である3型の中でもヨーロッパ型の遺伝子配列をもつ日本土着株によるE型肝炎の発生は稀である我々は三重県でヨーロッパ型のHEVによるE型肝炎の発生が多いことに着目し三重県で発生したE型肝炎を調査するとともに今後の三重県でのE型肝炎発生状況を詳しく調査する基幹病院間のネットワーク樹立を目的とした.1【方...
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- S7-7 地域全住民を対象にスクリーニングされたB型肝炎の長期予後
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【スクリーニングと母児問感染対策】当地区の肝癌SMRは男215女149(平成11~14年)と不良である.このような背景から肝炎ウイルススクリーニングを早期から始めた.全住民を対象にIBsAgスクリーニングは1978年より開始.2007年3月までに象』136名が受診(人口2.5萬人)陽性者1453例(genotype C:92%)陽性率4.3%と高率だった.当地区では母児間感染対策として1979年H...
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- S7-8 C型肝炎ウイルスキャリアのコホート研究からみた肝発癌予後
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【目的】C型肝炎のテーラーーメード医療を圏指すためには宿主側およびウイルス側因子の知見を集積していくことが不可欠である.HCV感染者の自然経過についてはこれまでいくつかの研究成果が報告されているがそのほとんどは病院コホートである一方C型肝炎高浸淫地域におけるHCVキャリアを対象とした長期コホート研究は感染自然史を知りうる貴重な分子疫学研究であるがt自然経過予後についての報告は少ない.我々は1991...
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- S7-9 地方都市における総胆管結石に対するEPBDESTの治療成績
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【巨的1住民の移動が少ない地方都市の特性を生かし総胆管結石に対するEPBDESTの短期・長期治療成績を明らかにする事.【対象および方法1当院は平成8年よりEPBDを共同研究施設ではESTを施行10年以上の長期成績を検討するため平成8年から14年までのEPBD群100例EST群80例を対象とし電話カルテにて予後調査を行った.EPBD群は生存50例死亡30例/t不明20例EST群は製例14例22例EP...
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