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検索結果は9件です。
- IFX+CAP療法が奏功した高齢者の潰瘍性大腸炎の一例
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井ノ口 安紀(恵寿総合病院 消化器内科)
【はじめに】高齢者は様々な併存疾患を有し、諸臓器の機能低下や免疫機能低下を認めることが多い。潰瘍性大腸炎に対する新規治療薬である免疫抑制剤や生物学的製剤は免疫系に作用し薬効を発揮するが、高齢者に対する安全面や各施設の医療体制における問題があり治療選択に難渋することがある。【症例】83歳女性。約7年前に潰瘍性大腸炎の診断で、PSL内服治療歴あり。その後、5-ASA製剤にて寛解状態も2012年2月頃よ...
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- 線維形成性小円形細胞腫の1例
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笹林 大樹(富山県立中央病院)
【症例】37歳、男性【既往歴】溶連菌感染症、IgA腎症【家族歴】叔父:肺癌【現病歴】2012年4月頃から、腹部膨満感を認めたため、近医を受診した。その際施行された腹部エコーで多発腹部腫瘤を指摘されたため、6月T病院紹介受診となった。造影CTでも腹腔内から骨盤内にかけて大小の多発する結節・腫瘤を認め、不均一な造影効果を有した。PETでは腫瘤に一致して集積を認めた。精査目的に腹腔鏡下腫瘍生検を施行され...
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- 異所性ACTH産生によるCushing症候群を呈した膵神経内分泌腫瘍(pNET)の一例
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北 稚奈(国民健康保険小松市民病院内科)
症例は65歳女性。高血圧症、脂質異常症にて近医通院中に突然の血圧コントロール悪化、ふらつき、脱力感が出現し当院に紹介となった。血液検査にて低カリウム血症、肝胆道系酵素上昇、血糖高値を、腹部造影CT検査にて多発性肝腫瘍、膵頭部腫瘍、リンパ節腫大を認めた。FDG-PET検査では肝に集積を認めたがその他の膵、リンパ節等に集積を認めなかった。さらに上部消化管内視鏡検査にて十二指腸に潰瘍を伴う粘膜下腫瘍様隆...
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- インフリキシマブ療法中に大動脈炎症候群を発症したクローン病の1例
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中島 崇志(石川県立中央病院 消化器内科)
症例は30歳の男性。2011年2月に腹痛を主訴に当科を初回受診し、下部消化管内視鏡検査にて上行結腸に縦走潰瘍を認め、回盲部は敷石像を呈し狭窄を来たしていた。同部位からの生検にて肉芽腫形成もみられ、クローン病と診断した。その時点では外科的治療は希望されず、メサラジンとインフリキシマブ(5mg/kg)による加療を開始した。2012年1月に腸閉塞を発症し、消化管造影検査にて回腸末端に約5cmにわたる狭窄...
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- IPMNs由来anaplastic carcinomaの1切除例
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水永 妙(福井大学医学部附属病院臨床研修医)
膵のanaplastic carcinomaは稀であるが、今回組織学的にIPMN由来と考えられる症例を経験したので報告する。 症例は50歳代女性。右下腹部痛を主訴に近医を受診し、CT検査で後腹膜腫瘍を疑われ当院消化器内科に紹介となった。 入院時血液検査では中等度の鉄欠乏性貧血を認め、腫瘍マーカーではCA19-9が478IU/Lと上昇していた。肝胆道系酵素の上昇は認めなかった。上部内視鏡...
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- ジャガイモを丸飲みしたことにより発症した食餌性イレウスの1例
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佐藤 博文(杉田玄白記念公立小浜病院)
【緒言】食餌性イレウスはイレウスの中では比較的稀であり、内科的治療では治癒し難く、外科的治療に移行する例が多い。今回我々は内科的治療で完治し得た食餌性イレウスの症例を経験したので報告する。【症例】30歳代男性【既往歴】てんかん、精神発達遅滞(当院脳神経外科通院中)【現病歴】3日前より吃逆・嘔吐・腹痛・頭痛が出現し、経口摂取できなくなったため当院脳神経外科を受診した。頭部CT検査では異常を認めず、腹...
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- 診断に苦慮した原発性硬化性胆管炎(PSC)の1例
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吉村 隆宏(福井県済生会病院 内科)
【症例】60歳代の男性。心筋梗塞に対し冠動脈バイパス術、無石胆嚢炎に対し胆嚢摘出術の既往あり。糖尿病にて当院内科外来通院中であった。外来受診時に実施された定期採血で胆道系酵素の上昇を認め、精査目的に実施した腹部CTならびにMRIにて総胆管腫瘍を疑う所見を認め、肝門部胆管癌が疑われ、精査加療目的に入院した。【入院後経過】入院時身体所見では腹部に手術痕を認める他に特記所見を認めなかった。血液検査ではA...
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- 細胆管細胞癌の1切除例
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西谷 雅樹(公立松任石川中央病院 消化器内科)
症例は70歳代,男性.2002年近医でアルコール性肝障害と診断され,肝庇護療法で経過観察していた.特に自覚症状はなし。2011年12月PIVKA-IIが上昇傾向を示したため各種画像検査施行したところ肝S3に腫瘤性病変を指摘し精査加療目的で紹介となった。理学的所見として腹部:平坦・軟,腹壁静脈怒張なし、肝 :辺縁鈍,表面整,弾性軟の肝臓を右季肋部~正中に1横指触知 脾:触知せず、下肢浮腫なし。血液検...
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- 膵腺房細胞癌の1例
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清水 大樹(公立松任石川中央病院 消化器内科)
症例は50歳代,女性.1か月前から空腹時増強する上腹部痛が出現し精査のため紹介された。上部消化管内視鏡検査で胃潰瘍が認められた。腹部エコーでは膵尾部の腫瘤性病変と肝内多発性腫瘤性病変が認められ入院精査となった。血液検査では特に異常なくCEA, CA19-9, DUPAN-2, Span-1も正常値であった。腹部CTでは膵大部~尾部に不均一に造影される42x19mm大の腫瘤性病変があり周囲血管に浸潤...
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