- 腹膜転移を伴う進行胃癌患者に対するDCS療法の有用性
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佐藤 康史(札幌医大・4内科)
【背景・目的】腹膜播種を有する切除不能進行胃癌の予後は不良であり,これらに対する標準治療は確立していない.当科ではS-1/CDDP/Docetaxelの3剤を併用した化学療法(DCS療法)を進行再発胃癌に対する一次治療として行い良好な成績(奏効率 87.1 %,MST 660日)を報告してきた.そこで,今回我々は腹膜播種症例に対するDCS療法の有効性についてretrospectiveに検討した.【...
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消化器癌腹膜播種の病態解明と新治療戦略
- 腹腔洗浄細胞診陽性胃癌に対する分子標的治療法の検討
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木下 春人(大阪市立大大学院・腫瘍外科学)
【目的】胃癌において腹腔洗浄細胞診(CY)は胃癌病期進行度分類の一因子であり,CY1P0(腹腔細胞診陽性・腹膜播種陰性)はP1(腹膜播種陽性)と同様にStage IVに分類される.しかしながらCY1P0例には長期生存例も存在し,全例が腹膜播種再発をきたすわけではない.今回CY1P0症例を臨床病理学的に検討し,その予後予測因子を検索した.また,腹膜播種は腫瘍血管からの酸素供給がなく,低酸素環境が生じ...
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消化器癌腹膜播種の病態解明と新治療戦略
- 胃癌腹膜播種に対する新規集学的治療戦略
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石神 浩徳(東京大附属病院・外来化学療法部)
腹膜播種を伴う胃癌に対して,標準治療である全身化学療法のみでは限界があり,生存期間を延長するためには,腹腔内化学療法と胃切除を付加した集学的治療の開発が必要である.当科におけるS-1+パクリタキセル経静脈・腹腔内併用療法および奏効例に対する手術の治療成績を報告する.【対象】P1またはCY1胃癌100例.【方法】審査腹腔鏡によりP1またはCY1を確認し,腹腔ポートを造設した.S-1+パクリタキセル経...
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消化器癌腹膜播種の病態解明と新治療戦略
- 癌性腹水を伴う進行膵癌に対するS-1+パクリタキセル経静脈・腹腔内併用療法の有効性と安全性に関する探索的試験‐中間報告‐
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高原 楠昊(東京大・消化器内科)
【目的】癌性腹水を伴う進行膵癌に対する効果的な治療法を確立する目的で,S-1+パクリタキセル経静脈・腹腔内併用療法(UMIN000005306)を2011年3月より第2相試験として開始.目標症例数30例のうち15例を登録したため,中間報告する.【方法】対象は癌性腹水を伴うジェムザール不応進行膵癌10例.21日を1コースとし,S-1は標準量(80mg/m2)を14日間内服し,パクリタキセルを第1, ...
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消化器癌腹膜播種の病態解明と新治療戦略
- 腹腔内化学療法効果発現の理論的根拠とこれに基づいた新規薬剤の開発
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山口 博紀(東京大・腫瘍外科)
腹膜播種は,依然として難治性・治療抵抗性の病態であり,標準的治療は未だ確立されていない.当科は,2005年より胃癌腹膜播種に対し,パクリタキセル(PTX)腹腔内投与の第I相および第II相臨床試験を進め,2011年より保険収載を目指し多施設共同の第III相臨床試験を実施ししている.これら臨床試験と併行し,腹腔内に投与された薬剤の腹膜播種に対する作用機序や新規薬剤の開発等の基礎研究をすすめてきた.胃癌...
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消化器癌腹膜播種の病態解明と新治療戦略
- 胃がん手術における術中散布癌細胞の腹膜転移形成の可能性
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竹林 克士(滋賀医大・消化器・乳腺・一般外科)
【目的】進行胃癌に対する胃切除術とD2リンパ節郭清は,本邦の標準術式であり,世界に誇る治療成績をあげてきた.しかし,進行胃癌では,たとえ治癒切除がなされても術後に腹膜播種再発をきたすことが多い.今回,我々は,手術により癌細胞が腹腔内へ散布されることが腹膜再発の一因として考えた.外科手術中に癌細胞が散布されるなら,手術操作による癌細胞散布の予防処置や散布された癌細胞を治療する処置を手術中に行う必要が...
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- ICG含有リポソームを用いた審査腹腔鏡の有用性の基礎的検討
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星野 敢(千葉大・先端応用外科)
【目的】これまでのイメージング技術の著しい発展をもってしても,悪性腫瘍患者において試験開腹を回避できない例も多く,それに起因する合併症もいまだ無視できるものではない.従来の審査腹腔鏡技術はこれらの患者に多大な恩恵をもたらしその感度は73.7-89%程度と報告されるが更なる改善の余地を残している.今回我々はICG含有のリポソーム(ICG-L)をプローブとして利用し,近赤外光の技術を用いた新規イメージ...
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- 5-アミノレブリン酸を用いたマウス胃癌腹膜播種モデルに対する光線力学的療法について
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村山 康利(京都府立医大・消化器外科)
【目的】腹膜播種を伴う胃癌患者の予後は悪く,新規抗癌剤を用いてもその奏効率は低いのが現状である.そこで,新規治療法の開発に期待が寄せられている.光線力学的療法(PDT: Photodynamic therapy)は,光感受性物質の投与と光照射によって誘導される細胞死を利用した治療法であり,手術,化学療法,放射線療法などとの併用も可能である.5-aminolevulinic acid(5-ALA)は...
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- 胃癌腹膜播種に対するICGミセルを用いた新規診断法と光線力学療法に関する実験的検討
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辻本 広紀(防衛医大・外科)
【緒言】胃癌の腹膜播種に対する治療法は,化学療法が中心であるが,その奏効率や有害事象の観点から,必ずしも有効な治療法とは言い難い.今回我々はICGの高分子ミセル化を図ったDDS型超分子を開発し(ICGm),ICGmを用いた診断・治療への応用を視野に,胃癌腹膜播種モデルを用いて実験的に検討した.【対象と方法】1:8週齢,雄性ヌードマウスを用い,胃癌細胞株(MKN45)を1x107
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- 大腸癌腹膜転移に対する温熱化学腹膜灌流療法(HIPEC)の有効性の検討
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五井 孝憲(福井大・1外科)
【目的】大腸癌において腹膜転移の頻度は低いが予後不良とされ,現在まで確立された有効な治療法ない.当科では腹膜転移を伴う大腸癌症例(他臓器転移に関しては無いまたは切除術可能)に対し,郭清を伴う原発巣の切除ならびに可及的に腹膜転移巣の切除を行った後,術中温熱化学腹膜灌流(HIPEC)を行なっている.これまでの治療成績とさらに効果判定因子について報告する.【対象】腹膜転移を有した大腸癌30例.【方法】(...
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平田 公一(札幌医大・1外科)
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