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検索結果は10件です。

Neuropsycological Testによる潜在性肝性脳症の診断基準の検討
平岡 淳(愛媛県立中央病院・消化器内科)
【目的】潜在性肝性脳症(MHE)の診断基準はいまだ確立されていない。コンピューターを用いたNeuropsycological Test(NPテスト)による適切な診断基準を検討した。また本法は時間を要するため、検査項目数を減らした簡易法の適切な項目とその適否を検討した。【方法】NPテスト8項目のうち何項目が異常の際にMHEと診断してよいかの理論値を計算した。項目数を減らした時の理論値も同様に計算した...

第54回日本消化器病学会大会ミニマル肝性脳症の診断・病態・治療

ミニマル肝性脳症の診断とその特徴
須田 剛士(新潟大大学院・消化器内科学)
【目的】コンピューターを用いた神経精神機能検査(NP)によるミニマル肝性脳症(MHE)診断の問題点、ならびに診断されたMHEの特徴を明らかとする。【方法】肝細胞癌の治療を目的に入院した48例(男:女=39:9、68.8±8.6歳、Child-Pugh 5、6、7、8、9点=24、12、7、1、3(評価不能1)、HBV、HCV、HBV+HCV、Alcohol、NASH、PBC=13、18、1、11、...

第54回日本消化器病学会大会ミニマル肝性脳症の診断・病態・治療

近赤外線トポグラフィーを用いたミニマル肝性脳症診断の検討―NP testとの比較
中西 裕之(武蔵野赤十字病院・消化器科)
【目的】近赤外線トポグラフィー(near infrared spectoroscopy;NIRS)、NP testを用いて、ミニマル肝性脳症の病態を検討する。【方法】対象は顕性肝性脳症のない肝硬変40例。年齢71±9.6、性別M:F 18:22 、Child Pugh A/B/C 15/16/9。NIRS、脳波、脳MRI、Neuropsychological test結果を比較検討した。NIRS上...

第54回日本消化器病学会大会ミニマル肝性脳症の診断・病態・治療

当院における潜在性肝性脳症の特徴
吉村 映美(長崎大・消化器内科)
【目的】精神神経機能検査(Neuropsychological Test (NPT))は 肝疾患に伴う潜在性から顕性脳症などの診断補助検査として当科において施行されている。NPTは数字追跡試験(A,B)、図形配置試験、数字符号試験、積木試験、反応時間(A,B,C)の8項目が含まれており、タブレット型コンピューターを用いて検査を行うことで、簡便に施行できる。今回我々は肝疾患患者の潜在性肝性脳症と肝予...

第54回日本消化器病学会大会ミニマル肝性脳症の診断・病態・治療

脳MRIによるミニマル肝性脳症の病態解析
岩佐 元雄(三重大大学院・消化器内科学)
【目的】ミニマル肝性脳症の病態解明は十分でなく、診断法も確立していない。肝性脳症の成因に高NH3に伴うアストロサイトの機能異常が関与するとした基礎的報告がみられる。顕性脳症のない肝硬変(LC)を対象に、MRI拡散強調係数(ADC)の測定(アストロサイトの腫大や軽微な脳浮腫を反映)およびMRI-voxel based morphometry(VBM)による脳白質の形態解析(アストロサイトの脱落を反映...

第54回日本消化器病学会大会ミニマル肝性脳症の診断・病態・治療

消化管循環動態からみたミニマル肝性脳症の病態
関本 匡(千葉大・消化器内科)
【目的】肝硬変では、消化管領域の循環異常を伴うことが知られている。特に下部消化管はアンモニア(NH3)の主たる合成の場であり、その血行異常が脳症の発現に関与していることが推測される。我々は肝硬変例において、微小気泡の動態からみた消化管循環を超音波により定量的に検討した。本成績と神経機能検査結果との関連を分析し、消化管循環異常の観点からミニマル肝性脳症(MHE)の病態を明らかに...

第54回日本消化器病学会大会ミニマル肝性脳症の診断・病態・治療

肝硬変患者の精神神経機能に対する脂質プロファイルの意義
谷口 英太郎(久留米大・消化器内科)
【目的】
一部の肝硬変患者には、明らかな精神神経症状はなくとも、定量的神経機能検査で異常を示し、精神神経機能低下(潜在性肝性脳症)を有していることが知られている。近年、このような精神神経機能低下は交通事故や転倒などとの関連が示唆され、社会的問題となってきている。しかし、精神神経機能低下に関与する因子は未だ不明である。そこで、本研究では、精神神経機能低下と関連する因子を模索した。
第54回日本消化器病学会大会ミニマル肝性脳症の診断・病態・治療

潜在性肝性脳症患者に対する栄養治療介入の効果
佐原 圭(岩手医大・消化器・肝臓内科)
【目的】 肝硬変,慢性肝不全をともなう潜在性肝性脳症患者minimal hepatic encephalopathy(MHE)において神経機能異常の認知(自覚)のない自動車運転能力の低下や欠如の様な出来事は重要な問題である.また,MHE患者の多くは顕性肝性脳症の発症に至る事も多いことから積極的な治療介入の必要性がある. しかしながら,未だMHE患者に対する栄養療法による治療介入についての報...

第54回日本消化器病学会大会ミニマル肝性脳症の診断・病態・治療

ミニマル肝性脳症に対する抑肝散の効果
佐藤 秀一(島根大附属病院・肝臓内科)
【背景】肝性脳症には量的精神神経機能検査(neuropsychological tests、以下NPT)によりはじめて指摘されるミニマル脳症がある。ミニマル肝性脳症は臨床的に動作緩慢や注意力の低下が指摘され、この病態が睡眠障害につながったり、自動車運転事故の原因となったりする可能性もあり、この病態を改善する治療が必要である。近年、抑肝散がアルツハイマー型認知症の周辺症状を改善するという報告がみられ...

第54回日本消化器病学会大会ミニマル肝性脳症の診断・病態・治療

鈴木 一幸(岩手医大・消化器・肝臓内科)
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第54回日本消化器病学会大会ミニマル肝性脳症の診断・病態・治療