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検索結果は12件です。

PD3-2 ガイドライン作成の基本方針
橋本悦子(東京女子医科大学消化器内科)
日本消化器病学会ではEvidence-Based Medicine(EBM)の手法に則って胃食道逆流症(GERD)t消化性潰瘍クローン病肝硬変胆石症慢性膵炎の6疾患のガイドラインが作成された.各疾患のガイドライン委員会は作成委員会と評価委員会からなりPeer Review方式によって作成された原案を客観的に評価しブラッシュアップをしているしそしてガイドラインの作成前には認識を共有し統一性を保つため...

第98回日本消化器病学会総会日本消化器病学会診療ガイドライン(NASH・NAFLD)を目指して

PD3-3 GRADEシステムについて
吉田雅博(国際医療福祉大学臨床医学研究センター化研病院/日本医療機能評価機構EBM医療情報部)
【GRADEとは】Grades of RecommendationAssessmentDevelopment and Evahu-ation(GRADE)systemは2004年GRADE working groupによってBMJに初めて報告されたエビデンス評価や推奨グレーディングシステムである.【背景】1970年代以来世界中の多くの組織が多様なエビデンス分類・推奨度評価方法を用いてきた特にRCT...

第98回日本消化器病学会総会日本消化器病学会診療ガイドライン(NASH・NAFLD)を目指して

PD3-4 NASH/NAFLD診療ガイドライン~疫学に関するミニレビュー~
 
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は非飲酒者において肝臓への脂肪沈着を背景病態として肝組織に壊死炎症線維化などを生じる慢性の肝疾患である特に非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は肝硬変や肝癌に進展する可能性を有するため良性の疾患とは言えず重要な慢性肝疾患の一つと認識されるようになってきたNAFLD/NASHは肥満や糖尿病を基礎病態として発症すると考えられており肥満や糖尿病人口の増加に伴ってNA...

第98回日本消化器病学会総会日本消化器病学会診療ガイドライン(NASH・NAFLD)を目指して

PD3-5 NASH/NAFLD診療ガイドライン~疫学に関するクリニカルクエスチョン~
 
NAFLD/NASHは非飲酒者もしくは少量のアルコール飲酒者で脂肪肝を呈する疾患であり肝硬変や肝癌に進展する可能性がありNAFLD/NASHは必ずしも予後良好とは言えないまず本ガイドラインでは疫学的観点からNAFLD/NASHの有病率およびその経年的な変化年齢分布性差についてクリニカルクエスチョン(CQ)を作成し海外および本邦における疫学的な解説を行う.また慢性肝疾患に占めるNAFLD/NASHの...

第98回日本消化器病学会総会日本消化器病学会診療ガイドライン(NASH・NAFLD)を目指して

PD3-6 病態minireview
竹原徹郎(大阪大学消化器内科学)
NAFLD/NASHの病態に関して精力的に研究が行われ重要な報告があいついでいる.診療ガイドラインにおける「病態」の項目作成にむけ病態.に関する報告をreviewしたい. NAFLDは臨床的には肥満糖尿病高インスリン血症を伴っていることが多く.メタボリック症候群の肝臓における表現型とも考えられている.脂質異常症を俳うことで動脈硬化による高血圧や冠動脈疾患さらに慢性腎臓病を合併することが報告されてい...

第98回日本消化器病学会総会日本消化器病学会診療ガイドライン(NASH・NAFLD)を目指して

PD3-7 NAFLD・NASHの病因と病態:ClinicalQuestionsとその解説
池嶋健一(順天堂大学消化器内科)
NASHの概念はアルコール過剰摂取以外の原因に基づく脂肪性肝炎を包目的に捉えることから派生しているためその病因は多岐に渡る.しかし現在では肥満やメタボリックシンド寒心ムを基盤とした脂肪肝ないし脂肪性肝炎を一次性のNAFLD・NASHとしてそれ以外の原因(薬物性手術後異栄養代謝性疾患など)による二次性NAFLD・NASHとは区別して扱われる. NAFLD・NASHの遺伝的素因としては代謝調節に重要な...

第98回日本消化器病学会総会日本消化器病学会診療ガイドライン(NASH・NAFLD)を目指して

PD3-8 診断minireview
 
肥満人口の急増をうけて非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は最も高頻度な肝疾患と認知されまたNAFLDの10-20%を占める非アルコール性昨今肝炎(NASH)は全人口の約1-3%が罹患していることが想定されている.NASHは進行性の病態であるが線維化のかなり進行したNASH以外では自覚症状を.はじめ基本的な血液検査画像診断などでは単純性脂肪肝との鑑別は困難であるそのため肝細胞の脂肪化や線維化の...

第98回日本消化器病学会総会日本消化器病学会診療ガイドライン(NASH・NAFLD)を目指して

PD3-9 日本消化器病学会診療ガイドライン(NASH・NAFLD)を目指して診断CQ解説
 
2011年4月に日本消化器病学会NASH・NAFLD診療ガイドライン作成委員会が組織され83項目から成るクリニカルクエスチョン(c血nical question:CQ)が作成された.その内訳は1.疫学(14項目)2.病態(20項目)3診断(18項目)4治療(21項目)5.予後・合儀症(20項目)であるそのうち診断に秘する18項自について解説を加え本学会で議論の上さらに改訂を加えたい.18項目の内訳...

第98回日本消化器病学会総会日本消化器病学会診療ガイドライン(NASH・NAFLD)を目指して

PD3-10 NASH・NAFLD治療Mini Review
竹井謙之(三重大学消化器内科)
NAFLDINASHに合併する肝のインスリン抵抗性やサイトカインおよびアディポカインネットワークのひずみが代謝の変調をきたし糖尿病脂質異常症高血圧動脈硬化の発症に関わることが明らかになり消化管・膵・肝を機軸とする機能連関の変調はそれ自身の異常にとどまらず.メタボリックシンドロームの発症に大きな役割を果たすことが理解される現在NAFLDに対して確立した薬物療法はなく治療の基本は食事療法と運動療法を行...

第98回日本消化器病学会総会日本消化器病学会診療ガイドライン(NASH・NAFLD)を目指して

PD3-11 NASH・NAFLD診療ガイドライン:治療におけるクリニカルクエスチョン(CQ)
米田政志(愛知医科大学消化器内科)
NASH・NAFLDの治療について今のところ有用性が示唆あるいは確認されている治療法をピックアップして以下の21項目のCQを設定した.すなわち「L体重の減少はNASIIYNAFLDに有効か?」「2. NASH:/NAFLDの改善に勧められる食事内容は?⊥「3.運動療法はNASH/NAFLDに有効か?」「4.チアゾリジン誘導体はNASH/NAFLDに有効か?」「5.ビグアナイドはNASH/NAFLD...

第98回日本消化器病学会総会日本消化器病学会診療ガイドライン(NASH・NAFLD)を目指して

PD3-12 NASH/NAFLDの予後・合併症に関するminireview
徳重克年(東京女子医科大学消化器内科)
脂肪肝は近年増加しており検診受診者成人男性の30-40%に認めら大きな問題となってきている.非アルコール性脂肪肝障害(NAFLD)の約10%が進行性病態である非アルコール脂肪肝炎(NASH)とされるその予後・合併症に関してこのパネルディスカッションでmini reViewする.1.NASH/NAFLDの自然経過1海外からのNAFLD/NASHのコホート研究が報告されているがNASHと診断された群で...

第98回日本消化器病学会総会日本消化器病学会診療ガイドライン(NASH・NAFLD)を目指して

PD3-13 NASH/NAFLDの診療ガイドラインを目指して:NASHの予後・合併症 CQ解説
清家正隆(大分大学総合内科第一)
NASH/NAFLDに対する管理や治療介入がなぜ必要なのかとの問いにはNASH/NAFLDの予後・合併症を理解することが重要である.しかし現在明らかでない点も多い.そこで1.NASHは生命予後に影響をおよぼすのか?その死因は?2.NASHにおける心・血管系イベントの合併率は?3.単純性脂肪肝・NASHの何割が進行するのか?何割が肝硬変に進展するのか?4トランスアミナーゼ値とNASHの進展は:関連す...

第98回日本消化器病学会総会日本消化器病学会診療ガイドライン(NASH・NAFLD)を目指して