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検索結果は9件です。

内視鏡による大腸がん検診は可能か?―大腸がん検診における内視鏡精検の感度と精検処理能力の検討から―
松田 一夫(福井県健康管理協会・県民健康センター)
【はじめに】「有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン」(2005年)では、全大腸内視鏡検査には大腸がん死亡を減らす十分な証拠があるものの無視できない不利益があるため対策型検診として推奨していない。一方で現行の便潜血検査に1回の全大腸内視鏡検査を追加した大腸がん検診の有効性を検証する無作為化比較対照試験が進行中である。内視鏡による対策型検診は現実に実施可能であろうか?大腸がん検診における内視鏡精...

第54回日本消化器病学会大会大腸内視鏡およびCT-colonographyによる大腸がん検診の今後の展開

大腸内視鏡検査の適切な検査間隔を求めて
横峰 和典(熊本大大学院・消化器内科学)
【目的】大腸癌は近年増加傾向にあるが、全大腸内視鏡検査(TCS)の普及と診断技術の発達にも関わらず、大腸癌による死亡者数を減少させることができていないのが現状である。その理由の一つとして、TCSが効率よく行われていないことが考えられる。今回、TCSの適切な検査間隔を探索する目的で、多施設共同後ろ向きコホート研究を行った。【方法】年間500例以上のTCSを施行している熊本県下17か所の内視鏡専門施設...

第54回日本消化器病学会大会大腸内視鏡およびCT-colonographyによる大腸がん検診の今後の展開

大腸内視鏡検査による大腸がん検診一次スクリーニング
鈴木 康元(松島クリニック)
大腸癌を早期に発見し適切な治療を行うことで大腸癌による死亡を減少させるというのが大腸がん検診の真の目的であり,単に大腸癌を沢山見つけることが大腸がん検診の目的ではない.一般的に大腸がん検診においては便潜血検査で一次スクリーニングが行われ陽性者のみに精密検査としての大腸内視鏡検査が行われるが,人間ドックなどでは大腸内視鏡検査で一次スクリーニングが行われるようになってきている.大腸内視鏡検査には高い感...

第54回日本消化器病学会大会大腸内視鏡およびCT-colonographyによる大腸がん検診の今後の展開

大腸癌サーベイランスにおける狭帯域光拡大観察を用いた病理診断省略の提唱
花房 正雄(大阪府立成人病センター・消化管内科)
【背景と目的】大腸内視鏡検査の際に発見・摘除されたポリープ性病変に対しては、病理組織型を確認しその根治性を評価するだけでなく、次の検査までの間隔(サーベイランス期間)を決定する目的で、その都度病理診断が行われている。狭帯域光拡大観察(M-NBI)を用いたoptical diagnosisによって、リアルタイムにポリープの病理診断を推測することができるため、病理診断を省略することによる労力や費用の削...

第54回日本消化器病学会大会大腸内視鏡およびCT-colonographyによる大腸がん検診の今後の展開

我国におけるCT colonographyの現状と将来展望
飯沼 元(国立がん研究センター中央病院・放射線診断科)
現在、我国で販売されるCT装置の60%以上は16列以上のMSCTであり、1mm以下の薄いスライスによって診断精度は向上し、その精細なMSCTの画像データを用いた各種臓器のCT三次元診断も実応用されるようになった。CT colonography(CTC)の大腸画像診断への応用が欧米のみならず我国においても実際の臨床に応用する施設が増加している。特に自動炭酸ガス注入器が昨年、薬事承認を受けたのを契機と...

第54回日本消化器病学会大会大腸内視鏡およびCT-colonographyによる大腸がん検診の今後の展開

便潜血陽性者に対するCT colonographyの意義
本田 徹郎(長崎県上五島病院・内科, 大腸3次元CT研究会)
【目的】大腸がんスクリーニングにおける便潜血陽性者に対する大腸3D-CT(CT colonography)の精度検証を行い、便潜血陽性者のトリアージ法としての大腸3D-CTの有効性を検討した。【方法】2008年4月から2012年1月までに免疫化学法による便潜血検査(I-FOBT)で陽性となり当院で大腸内視鏡検査(CS)を予定した患者に対して大腸3D-CTを施行した症例を対象とした(多施設共同臨床試...

第54回日本消化器病学会大会大腸内視鏡およびCT-colonographyによる大腸がん検診の今後の展開

CT colonographyを用いた大腸がん一次スクリーニングの検査精度
満崎 克彦(済生会熊本病院・予防医療センター)
(目的)当施設ではCT colonography(以下CTC)による大腸がん一次スクリーニングを開始したが、今回その検査精度を検証してスクリーニング検査としてのCTCの有用性を検討した。(対象) 対象は2009年7月から2011年11月までに、大腸がん一次スクリーニングとしてCTCを受診した1209例(男性678名、女性531名、年齢25~89歳:平均年齢56.7歳±10.4歳)である。(方法) ...

第54回日本消化器病学会大会大腸内視鏡およびCT-colonographyによる大腸がん検診の今後の展開

大腸がん検診におけるCT-colonographyの有用性について
福永 光子(高野病院・消化器外科)
[目的]「有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン」では、任意型検診として便潜血検査のほか、全大腸内視鏡検査(以下TCS)、S状結腸内視鏡検査(以下SCS)±便潜血検査、注腸検査(以下BE)が推奨されている。当院では主に大腸がん術前検査としてCT-colonography(以下CTC)を2002年10月より導入したが、これまでの検査成績をまとめ、CTCの大腸がん検診における有用性について文献的考...

第54回日本消化器病学会大会大腸内視鏡およびCT-colonographyによる大腸がん検診の今後の展開

任意型検診受診者2,212名による大腸3D-CTの精検受診率と陽性適中率の検討 -通常前処置PEG-C法 vs. 最低限の下剤によるDry変法-
永田 浩一(亀田メディカルセンター幕張・消化器科)
【目的】本邦初の多施設共同臨床試験の実施などを受け日本でも大腸3D-CTが新しい検査法として注目されるようになってきたが、任意型検診における大規模な検討報告はほとんどない。今回、任意型検診としての大腸3D-CTの精検受診率と陽性適中率(PPV)を腸管前処置方法別に評価し大腸がん精検法としての可能性を検討した。【方法】2007年4月から2012年2月までの間に我々の2施設で大腸3D-CTを受けた平均...

第54回日本消化器病学会大会大腸内視鏡およびCT-colonographyによる大腸がん検診の今後の展開