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検索結果は106件です。
- 髄膜癌腫症を来たしたColitic cancer の1例
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屋良 昭一郎(東京医科大学霞ヶ浦病院)
今回我々は、髄膜癌腫症を来たし急速な増悪をきたしたColitic cancerを経験した。症例:37歳男性。主訴:下腹部痛。現病歴:19歳時に左側型潰瘍性大腸炎と診断され、内科的治療を施行されていた。29歳時から病状が安定しているとの理由で受診を自己中断し、その後加療を受けていなかった。また約1年前から血便を自覚するも放置していた。平成18年10月から血便が増悪し当院を受診された。入院時現症:身長...
第304回関東支部例会 >
- 特異な形態を呈した多発肝転移を伴う嚢胞性膵尾部癌の一例
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田上 大祐(東芝病院 消化器内科)
症例は2型糖尿病で当院外来に通院中の64才男性。嘔気、心窩部痛を主訴に平成20年12月31日救急外来を受診。理学的所見において心窩部に軽度の圧痛を認めた。血液検査では、肝胆道系酵素およびCRPが上昇し、腫瘍マーカーが高値(CEA:54.0 ng/ml、CA-19-9:>100000 U/ml、DUPAN-2:>1600 U/ml)を示した。腹部造影CT検査では膵尾部に3 cmの造影不良域があり、そ...
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- 腹腔鏡補助下に切除した大網原発神経鞘腫の一例
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田上 佑輔(国保旭中央病院)
腹腔内の神経鞘腫は比較的まれな疾患であるが、特に大網原発の神経鞘腫は極めてまれである。症例は55歳,男性.胆嚢結石症にて通院中、腹部超音波検査で肝胃間に腫瘤認められた。腫瘍は2.0×1.3cm大であり近年増大傾向を認めた。質的診断の必要性、悪性腫瘍の可能性を考慮して、より侵襲の少ない腹腔鏡補助下に手術を行った。腫瘍は約3cm大、胃壁に接するように大網内に存在し大網含め腫瘍を切除した。術後経過は良好...
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- 膵頭十二指腸切除後に薬剤性肺障害を来たした2症例
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八木 亜記(日本医科大学武蔵小杉病院 消化器病センター)
膵頭十二指腸切除は消化器外科手術の中で、その煩雑さ、侵襲の大きさが最も際立った手術である。耐糖能異常の合併もあり、各種合併症を来たし易く、Mortalityも数%にのぼる。当然、治療的、予防的目的に各種の薬剤の投与を要することになる。今回、それら薬剤による二次性の肺障害を来たした2症例を経験した。術後合併症との鑑別にも苦慮した。症例1:79歳、女性。膵頭部癌にて膵頭十二指腸切除術施行。経過順調で食...
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- 右側肝円索症例における系統性に関する検討(術中染色を施行した一症例)
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宮田 明典(東京大学 医学部 肝胆膵外科)
【目的】 右側肝円索症例では肝円索が門脈前区域枝本幹に付着しており、前区域本幹が門脈臍部と認識されるため脈管の支配領域も通常解剖の症例とは異なる。今回我々は術中染色により右側肝円索症例における前区域の系統性を示唆する症例を経験したので報告する。【症例】症例は58歳、男性。B型肝硬変に合併した肝外突出型の肝細胞癌に対し肝S2、S6部分切除術を施行。この際に右側肝円索を指摘された。術後1年の時点でEO...
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- アルコール多飲を背景にもち膵炎による大腸狭窄をきたした2例
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唐澤 千裕(国保匝瑳市民病院 内科, 総合病院国保旭中央病院 内科)
【症例1】46歳男性。糖尿病、急性膵炎の既往あり焼酎2合/日の大酒家であった。上腹部痛を主訴に来院、急性アルコール性膵炎にて入院となった。保存的加療で軽快傾向であったが第25病日発熱、左側腹部痛あり、CTでは感染を伴う多房性嚢胞と下行結腸に及ぶ炎症性狭窄を認めた。抗生剤投与にて嚢胞は縮小し注腸造影でも下行結腸狭窄は著明に改善した。第68病日軽快退院となった。 【症例2】86歳男性。糖尿病、前...
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