セッション |
検索結果は68件です。
- 吻合部狭窄を伴う食道癌術後胃管癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)施行した一例
-
野口 未央(日本赤十字社和歌山医療センター)
症例は72歳男性。2006年に上部食道癌(T1bN0M0StageII)に対して胸部食道全摘胃管挙上頸部吻合術、胸骨後再建施行された。また、2007年のCTにて上縦隔のリンパ節転移がうたがわれ、放射線化学療法施行された。以後、再発認めず、定期的に経過観察されていた。2012年12月の上部内視鏡検査にて切歯列から30cmの胃管上に10mm大の0-IIc+IIaの早期胃癌を疑う病変を認めた。生検結果は...
第099回近畿支部例会 >
- アルコール性肝硬変の経過中に被嚢胞性腹膜硬化症による癒着性イレウスを来した1例
-
檀 直樹(兵庫県立西宮病院内科)
被嚢胞性腹膜硬化症 (encapsulating peritoneal sclerosis:以下EPS) は、長期の腹膜透析患者に合併する最も重篤な合併症の1つであり、癒着性イレウスを引き起こし、開腹手術を要することが多い病態である。今回我々は、アルコール性肝硬変の経過中に、腹膜透析の既往なく、EPSによる癒着性イレウスを引き起こした1症例を経験したので報告する。【症例】66歳男性【既往歴】200...
第099回近畿支部例会 >
- 易感染性宿主に糞線虫症を合併し消化管出血を来した1例
-
田村 彰朗(兵庫医科大学 内科学 上部消化管科)
【症例】80歳代、女性【主訴】食思不振、嘔気【既往歴】尋常性天疱瘡に対して加療中。入院時 プレドニゾロン20mg/日内服中【現病歴】 鹿児島県沖永良部島に在住中。平成24年9月末頃より食思不振、嘔気が出現し近医受診。血液検査で炎症反応上昇、β-Dグルカンの高値を認め、深在性真菌症として入院加療した。一旦軽快退院となったが、その後も食思不振、全身倦怠感が続き、10月12日に紹介受診となり精査加療目的...
第099回近畿支部例会 >
- 胃癌術後15年目に腹膜播種による再発をきたした1例
-
岩井 直人(大津市民病院 消化器内科)
【症例】70歳,女性【主訴】腹部膨満感【既往歴】子宮筋腫に対して子宮全摘術,片側卵巣切除,虫垂合併切除(33歳時),B型肝炎【現病歴】平成10年10月に4型胃癌による幽門狭窄に対して幽門側胃切除(Billroth-I法)を受けた.組織型はsig+por2,深達度はSSであり,術後補助化学療法を開始したが好中球減少のため数か月で中断となった.その後は近医にて毎年上部消化管内視鏡検査を施行されていた....
第099回近畿支部例会 >
- 胃静脈瘤破裂に対し早期にEVL,B-RTOを施行し,良好な経過を得た一例
-
安田 華世(兵庫県立西宮病院内科)
【症例】58歳男性【主訴】吐下血【現病歴】C型慢性肝炎に対して当科外来加療中であった.平成25年4月17日鮮血の吐血および鮮血便を来した為,当院に救急搬送された.【入院時身体所見】意識清明,体温34.7℃,血圧 69/49 mmHg,脈拍 90/分 整,SpO2 99%(酸素6L/分 投与下),直腸診 暗赤色の血餅付着あり【入院後経過】入院時のChild-Pugh分類はAであった.腹部造影CTを施...
第099回近畿支部例会 >
- 回腸末端に発生した石灰化線維性偽腫瘍(calcifying fibrous pseudotumor)の1例
-
中野 遼大(愛仁会 高槻病院 消化器内科 )
症例は47歳女性である。受診の2ヶ月前より右下腹部痛を自覚した。外来で施行した大腸内視鏡検査で回腸末端に約20mm大の粘膜下腫瘍を認めた。腹部単純CTで回腸末端に内部に小石灰化をともなったやや高吸収の腫瘤を認めた。精査加療を目的に入院した。右下腹部痛は軽度で間歇的であり、血液検査では腫瘍マーカーを含めて異常はなかった。造影CTでは腫瘍の造影効果は乏しかった。EUSを施行したところ腫瘍は第3層以深に...
第099回近畿支部例会 >
- ダビガトラン内服中の患者に見られた上部消化管出血の1例
-
坂谷 彰彦(国家公務員共済組合連合会 大手前病院 消化器内科)
【緒言】ダビガトランはわが国において2011年3月に発売となり、その後9月までの6ヶ月間に渡って行われた市販後調査で約70000人に投与され15例の死亡例を含む重篤な出血が139例報告されるなど注目を集めているが、胃腸出血は49例と比較的報告症例数が少ない。【症例】70歳代男性【既往歴】非弁膜症性発作性心房細動に対し近医でワーファリン導入されたが肝機能障害のためダビガトランに変更され300mg/日...
第099回近畿支部例会 >
- 関節リウマチに対するエタネルセプト使用中にクローン病を発症した一例
-
義間 大也(大阪市立大学 医学部 消化器内科)
【症例】40歳代、女性。2007年12月頃から母趾の痛みを自覚、徐々に進行した関節リウマチに対して2008年末頃より近医にて内服加療開始されたが症状改善乏しく当院整形外科へ紹介受診となった。前医より使用していたメソトレキサートの増量を行ったが関節痛の改善乏しかったため、2010年1月6日より抗TNF-α療法であるエタネルセプトの併用を開始したところ治療効果良好であり、以後当院整形外科にて外来定期通...
第099回近畿支部例会 >
|