- PD4-01 広島大学病院におけるNST活動の現況と課題
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上野義隆(広島大学病院光学医療診療部)
【目的】大学病院には一般病院と異なり慢性難治性疾患患者が多くNST活動については必然的に大学病院独自のサポートシステムの確立が必要と考えられる.広島大学病院では2005年からNSTを立ち上げ医師栄養士看護師薬剤師検査技師を中心に全入院患者を対象に栄養管理を行ってきた.その現状および課題につき報告する.【方法lNST対象患者は2005年9月から2007年9月までの入院患者のうち3.091dl以下の低...
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消化器疾患とnutrition
- PD4-02 消化器癌診療におけるnutrition support team(NST)活動の役割と今後の課題について
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日下茂(三菱京都病院消化器内科)
【目的】当院は病床数188床平均在院日数12、5日年間手術数1714例と地域医療を担う急性期病院である.2005年9月の新病院のオープンに伴いPETリニアックを導入.さらに外来化学療法室も開設され消化器癌を中心とした悪性腫瘍の診断・治療から終末期医療まで一貫して行うことが可能となった.また同年8月よりNST委員会が発足周術期以外の消化器癌症例へも栄養介入を実施しており現状を報告する.さらに今後の課...
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消化器疾患とnutrition
- PD4-03 頭頸部腫瘍の化学放射線治療におけるPEG造設とNSTとの関わり
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佐藤祐一(新潟大学第三内科)
【はじめに】歯科口腔外科・耳鼻科で頭頸部腫瘍患者が化学放射線療法を施行された場合嚥下障害・嘔気等により経口摂取が困難になることが多いが残念ながら過去それらの診療科では末梢静脈栄養が中心で適切な栄養管理がされていない例が認められていた一方当院ではNSTが2004年9月に発足し消化器内科・外科をはじめ患者の嚥下評価およびリハビリのため歯科口腔外科・耳鼻科も参加している.そのためNSTでは各科の医師が忌...
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消化器疾患とnutrition
- PD4-04追加 食道内多チャンネルインピーダンス-pH併用法を用いた半固形化栄養剤投与時の胃食道逆流についての検討
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足立経一(島根大学第二内科)
【背景と目的】誤嚥性肺炎を繰り返す患者において胃痩作成後も逆流性肺炎の発生がみられることが問題となっている.その対策の1つとして栄養剤の半固形化にて胃食道逆流を防止する試みが行われている近年胃食道逆流症の診断に食道内多チャンネルインピーダンス法が開発され酸性の胃内容物のみならず非酸性の液体や気体の逆流をも検出することが可能となっているそこで本検討は半固形化栄養剤と液体の栄養剤で胃食道逆流の頻度に差...
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- PD4-05 肝硬変合併肝癌における病棟型nutrition support team(NST)の有用性
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遠藤龍人(岩手医科大学第一内科)
【目的】当院では平成16年11月より全科対象の依頼型NSTが稼働している一方肝疾患ことに肝硬変合併肝細胞癌(以下HCC)では蛋白質ならびにエネルギーの代謝異常の頻度が高いもののNSTへの依頼は多くない. HCCでは異所性再発に対する頻回治療が必要となりまた栄養状態の維持が治療継続の是非に関わる.そこで病棟型でスクリーニング形式のNSTを治療目的に入院したHCC例に対して実施しその有用性について検討...
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消化器疾患とnutrition
- PD4-06追加 肝硬変症に対する経口アルギニン療法
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白石衣里(兵庫県立西宮病院内科)
【はじめに】肝硬変症が進行し末期状態となると高アンモニア血症による肝性脳症を呈することがある.高アンモニア血症による肝性脳症対策としてアルギニン・グルタメV一一トの点滴は有効であるが点滴を中止したり回数を減じると再び肝性脳症に陥り長期にわたる入院を余儀なくされる.一方成人型シトルリン血症や遅発高師ルニチントランスカルバミラーゼ欠損症などの先天性尿素サイクル異常症においてはアルギニン内服療法が有効で...
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- PD4-07 肝門部胆管癌症例に対する周術期経口・経腸免疫増強栄養療法の有用性
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吉田寛(東北大学肝胆膵外科)
【目的】肝門部胆管癌症例では大:量肝切除術後感染症の発症が肝不全の一因ともなり大きな問題となる.そこで当科では術後免疫能改善を目的に2005年5月より肝門部胆管癌症例に対する術後経腸栄養療法のpi-lot studyを開始し2006年9月からNST介入のもと現在のprotocolを用いた周術期経口・経腸免疫増強栄養療法の前向きコホート研究を施行した、【方法】2006年9月からの肝門部胆管癌肝切除症...
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消化器疾患とnutrition
- PD4-08 肝切除・肝移植周術期における代謝栄養評価
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居村暁(徳島大学外科学)
【はじめに】(1)肝切除周忌期栄養指標としての呼吸商(RQ)の意義(2)術前免疫賦括栄養剤(インパクト)服用の効果(3)肝移植患者の代謝栄養状態を検討した.【対象方法】(1)肝疾患例27例(child-Pugh(以下。-P)A/B/c:18/6/3)を対象としうち肝切除例17例(C-PA/B:16/1)は術前後(2週)で比較(2)インパクト服用(n=9)は術前5日間(4袋/日)術後は2週後に評価(...
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消化器疾患とnutrition
- PD4-09追加 Best supportive careにおけるNSTの意義(NSTの介入によってStageIV消化器癌患者の予後を改善できるか?)
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池澤和人(筑波記念病院消化器内科)
【背景】進行度Stage工Vと診断されperformance status(PS)が不良な場合多くの消化器癌患者はBest supportive care(BSC)を選択することになるがt当然その予後は極めて不良である.末期担癌患者は栄養不良状態から感染症などを惹起して死に至るケースが多い.近年Nutrition Support Team(NST)の導入による様々な利点が報告されており消化器癌にお...
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