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検索結果は10件です。
- 早期colitic cancerの4症例
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磯本 一(長崎大学 医学部 第二内科)
【目的】colitic cancerは背景粘膜に炎症が存在することから早期診断が困難で、進行癌で発見されることが多い。2006年までに当科及び関連施設でcolitic cancerを10例経験しているが、2003年以前はいずれも進行癌であったのに対し、以降の4症例は早期癌或いはdysplasiaで診断された。全大腸切除術が施行され、全例生存中である。今回この4例の臨床病理学的検討を行ったので報告す...
第089回九州支部例会 >
- 潰瘍性大腸炎に発生した大腸癌(colitic cancer)におけるsurveillanceの問題点
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平田 稔彦(熊本赤十字病院 )
長期経過した潰瘍性大腸炎においては発癌のリスクが高いとされているが,背景粘膜に炎症を伴うため早期診断が容易ではないことや癌発見のためのsurveillanceをいかに効率よく行うかといった臨床上の問題点が指摘されている.今回それらの問題点を明確にするために,当院および熊本中央病院におけるcolitic cancerの2例を提示する.症例1:患者は47歳,女性.17歳時に発症した全大腸炎型.過去5年...
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- 臨床病理学的特徴からみたcolitic cancerのサーベイランス
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緒方 俊二(大腸肛門病センター高野病院)
[目的] colitic cancerでは癌が浸潤性に進展し、低分化のものが多く、早期発見の困難性が指摘されている。そこでcolitic cancerの臨床病理学的特徴からサーベイランスの留意点を検討した。[対象および方法] 1994年~2005年におけるcolitic cancer症例8例を対象に臨床経過、病理組織から、サーベイランスにおける留意点を明らかにした。[結果] 男女比は4:4で平均...
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- 色素内視鏡および特殊内視鏡による潰瘍性大腸炎のサーベイランス
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松本 主之(九州大学 大学院 病態機能内科学)
【目的】潰瘍性大腸炎(UC)のサーベイランスにおける色素内視鏡と特殊光内視鏡の意義を検討する.【方法】1)1998年10月から2005年4月に罹病期間5年以上の全大腸炎型UC85例に色素内視鏡によるサーベイランスを施行し、一部では拡大内視鏡所見も解析した.生検部位は隆起性病変、色素内視鏡で認識された平坦病変、および平坦粘膜に大別した.2) 2005年11月から2006年12月に罹患期間5年以上の全...
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- 潰瘍性大腸炎に合併したcolitic cancer症例の検討
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西村 拓(福岡大学筑紫病院 消化器科)
【目的】潰瘍性大腸炎(以下UC)の長期経過例が増えるに従い、colitic cancer、dysplasiaが発見される症例が増加してきている。今回我々は、当科で経験したUC症例のうち、cancer合併例の臨床的特徴について検討した。【対象】当科にて1985年~2006年までに診療したUC患者は633例であり、そのうち大腸癌合併例は14例にあった。このうち、カルチノイド腫瘍を除いた大腸癌症例は13...
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- IACA6年後に残存直腸粘膜に発生したcolitic cancerの一症例
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大津 智(大分大学医学部付属病院消化器内科)
症例は49歳男性。主訴は下血と肛門部痛。1976年(19歳時)に潰瘍性大腸炎と診断され、21歳時、25歳時には増悪を認め入院加療を受けた。以後外来にてコントロール可能であったが、2001年4月末に再燃し当科第1回入院。全結腸型の炎症を認めた。TPN、ステロイドによる加療を行うもステロイド抵抗性であり、1ヵ月後に穿孔を来たし緊急手術となった。二期的にIACAが施行された。それ以降は外来にて定期的なフ...
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- 潰瘍性大腸炎における大腸癌サーベイランスを考える上で教訓的であった2症例
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芳川 一郎(産業医科大学 内視鏡部)
全結腸型潰瘍性大腸炎(UC)は、発症後10年以上経過すると高率に大腸癌を合併することが知られているが、そのサーベイランスの方法については十分なエビデンスがない。UCにおける大腸癌サーベイランスを考える上で教訓的であった症例を経験したので報告する。 (症例1)41歳の女性で腹痛を主訴に受診した。25歳時に下痢、粘血便、腹痛のため当科を初診し全結腸型UCと診断されステロイド内服等により加療さ...
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- 当科で経験した潰瘍性大腸炎関連腫瘍7症例の検討
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森田 勇(福岡大学 医学部 第3内科)
潰瘍性大腸炎関連腫瘍は、罹患期間が10年以上を経過した潰瘍性大腸炎症例(特に全大腸炎型)に合併する率が高く、比較的早期診断が難しく、予後不良の疾患である。 当科にて1995~2007年の間に検査を行った潰瘍性大腸炎関連腫瘍7症例について年齢、性別、発見施設、潰瘍性大腸炎の罹患年数、罹患範囲、潰瘍性大腸炎関連腫瘍の発生部位、肉眼型、組織型、dysplasiaの合併、治療法について検討した。 潰瘍性...
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- 潰瘍性大腸炎に合併した直腸癌・大腸癌の3例
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稲津 東彦(宮崎大学 医学部 内科学講座 循環体液制御学分野)
【背景と目的】慢性に経過する潰瘍性大腸炎には大腸癌が高率に合併し,大腸炎関連大腸癌(colitic caner)と呼ばれている.本邦においても長期経過症例の増加と伴に大腸癌合併が問題とされている.当科と関連施設で経験した直腸癌・大腸癌を合併した潰瘍性大腸炎3症例を報告する.【症例】症例1は,70歳男性で発症から33年経過した全大腸炎型,再燃緩解型で5回の再燃があった.1~2年毎の内視鏡検査で観察さ...
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- colitic cancerの2例
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内間 庸文(浦添総合病院 消化器内科)
Colitic cancerとは慢性の大腸炎に起因して発症してくる大腸癌を指し潰瘍性大腸炎、Crohn 病、放射線性直腸炎などが原疾患としてあげられる。一般的には、そのなかで最も頻度の高い潰瘍性大腸炎の長期経過例に見られる癌化例をColitic cancerとしている。今回、当院で経験した潰瘍性大腸炎に合併した大腸癌とクローン病に合併した大腸癌の症例2例を報告する。症例1:34歳男性。発症11年経...
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