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検索結果は10件です。

一二指腸乳頭癌に対するEST・EBDと長期予後
清住 雄昭(熊本地域医療センター)
【目的】一二指腸乳頭部癌に対する術前減黄を目的としたEST・EBDの遠隔転移に対する影響【方法】乳頭部癌に対して術前減黄を目的としたEST・EBDを施行した群とEST非施行群の2群で遠隔転移に有意差があるか過去の成績によりretrospectiveに評価する。癌の進達度、手術の根治度は考慮しない。【成績】58例のうちEST・EBDを30例に施行し、28例には施行しなかった。EST・EBD施行群30...

第089回九州支部例会

十二指腸乳頭部腫瘍の診断と治療 -当院における内視鏡的乳頭部切除術についての検討-
山尾 拓史(長崎市立市民病院 内科)
内視鏡的乳頭部切除術(Endoscopic papillectomy:以下EP)は外科的治療に比べ低侵襲で有用な治療法であり近年報告も増加している。内視鏡的乳頭部切除が他の消化管腫瘍の内視鏡的切除術と異なる点は膵液、胆汁の流出部でありOddi筋に囲まれるなど特異な解剖学的位置関係にあることが考えられる。現状では不完全切除例への対応や合併症についての課題は残るものの、術前の十分な進展度診断が可能であ...

第089回九州支部例会

当院におけるダブルバルーン内視鏡を用いた胆膵病変に対するアプローチ症例の検討
篠浦 丞(沖縄県立中部病院 内科)
【目的】当院では2005年8月24日よりダブルバルーン内視鏡(DBE)の使用を開始し、2007年3月12日現在、経口的アプローチにて30例のDBEを施行している。こうした中、術後胃等で通常内視鏡によるアプローチが困難である胆膵疾患症例に対してもDBEを積極的に使用してきた。今回、ダブルバルーン内視鏡による胆膵系へのアプローチを行った症例について検討したのでここに報告する。【方法】検討期間は2005...

第089回九州支部例会

EUS、IDUSによる乳頭部腫瘍進展度診断の検討
山元 隆文(鹿児島大学大学院 消化器疾患・生活習慣病学)
近年、十二指腸乳頭部腫瘍に対して縮小手術や内視鏡的乳頭切除術が積極的に行われるようになり、術前進展度診断がますます重要となっている。今回EUS、IDUSの術前診断の現状、問題点につき検討した。【対象】1998年から2006年の間に当科にて術前EUS、IDUSを施行した乳頭部切除腫瘍症例26例。男性12例、女性14例。組織診断は腺腫1例、腺腫内癌1例、腺癌25例。【検討項目】1)膵浸潤(Panc)及...

第089回九州支部例会

当院の内視鏡的十二指腸乳頭部腫瘍切除の検討
浦田 淳資(済生会熊本病院消化器病センター)
内視鏡的十二指腸乳頭部腫瘍切除治療は、外科的切除に比べ侵襲が少なく、完全生検・根治としての意義をもっている。今回当院で経験した内視鏡的十二指腸乳頭部腫瘍切除例23例を検討した。【対象】2003年7月~2007年1月までに内視鏡的十二指腸乳頭腫瘍切除を行った男性13例、女性10例、年齢は34~87歳(平均:54.9歳)を対象とし、生検で19例は腺腫、4例は癌であったが、癌症例は患者の強い希望にて治療...

第089回九州支部例会

共焦点内視鏡を用いた胃癌のリアルタイム画像診断
掛地 吉弘(九州大学大学院消化器・総合外科)
【目的】1000倍の拡大率で、消化管粘膜を細胞レベルで観察できる共焦点内視鏡を用いて、胃癌のリアルタイム画像診断を試みた。【方法】本研究に用いた共焦点内視鏡はOptiscan Imaging社(VIC, Australia)とPentax社が共同開発し、通常内視鏡の光学観察部と共焦点レーザー内視鏡装置が一体化している。観察画像の解像度を下げることなく、共焦点光学系を小型・細径化して先端に組み込み、...

第089回九州支部例会

十二指腸乳頭部腫瘍における超音波内視鏡(EUS)の有用性の検討
久保 宏明(九州大学 医学部 病態制御内科)
[目的]超音波内視鏡(EUS)による十二指腸乳頭部腫瘍の進展度およびリンパ節転移に対する診断能を評価する。[対象と方法]1988年2月から2006年1月までEUSを施行され、手術により病理学的検討ができた十二指腸乳頭部腫瘍52例を対象とした(内訳は癌44例、腺腫8例。肉眼的形態は、露出腫瘤型30例、非露出腫瘤型4例、潰瘍型18例 )。EUSにて腫瘍の進展度診断(十二指腸浸潤、膵臓浸潤)とリンパ節転...

第089回九州支部例会

十二指腸乳頭部腫瘍の免疫組織化学別にみた内視鏡像及び進展度の検討
岡部 義信(久留米大学 医学部 内科学講座消化器内科部門)
[はじめに]乳頭部腫瘍を膵胆型と腸型に分類し、前者は浸潤性で後者は腺腫内癌が存在すると報告されている。摘出標本でCK7&20を用いた免疫染色を行い,retrospectiveに内視鏡所見と進展度を比較した。[対象]2002年~2007年2月の間に切除し得た腺腫9例及び癌15例を対象とした。当院では術前に内視鏡観察とEUS及び直接膵胆管造影を行い、生検で癌と診断された例は基本的に外科的切除、腺腫と診...

第089回九州支部例会

十二指腸乳頭部病変に対する内視鏡的十二指腸乳頭切除術(EP)の有用性
宮島 一(健康保険南海病院 消化器内科)
【目的】我々は十二指腸乳頭部の腫瘍性病変に対して行われた通常の内視鏡下生検で情報が不十分な症例に対して,生理的食塩水注入によるEMRの手技を用い、診断及びさらには治療に有効な方法と考えられるEPの臨床的意義について検討した。【方法】全例EP前に内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)を施行した。十二指腸乳頭部が肉眼的に腫瘤形成や粘膜不整を認めた症例で造影検査後に生検(2~3ヶ所)を行い、生検でade...

第089回九州支部例会

内視鏡的十二指腸乳頭切除術の検討
植木 敏晴(福岡大学筑紫病院 消化器科)
【目的】当科では2001年以降十二指腸乳頭部病変例に対して内視鏡的乳頭切除術(EP)を施行してきた.そこでEPについて検討した.【対象と方法】2006年までに当科で施行したEP9例を対象とした.平均年齢は56歳であった.内訳は,十二指腸乳頭部腫瘍7例(腺腫6例,粘膜内癌1例),乳頭部腫瘍疑い1例,乳頭部狭窄1例であった.EPの手技は,高周波発生装置で,スネアを用いエンドカットモードで一括切除した....

第089回九州支部例会