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検索結果は40件です。
- 腹腔鏡下胆嚢摘出術中にランデブー法を用い総胆管結石を治療した一例
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志村 和政(社会保険山梨病院 消化器内科)
腹腔鏡下胆嚢摘出術中にランデブー法を用い総胆管結石を治療した一例社会保険山梨病院消化器内科 志村和政 苅部豊彦消化器外科 土井愛美 曽田均 富岡寛行 安村友敬 矢川彰治 小澤俊総総胆管結石に対する治療の第一選択は、内視鏡的治療が用いられることが多い。しかし、症例によってはデバイスの深部挿管が不成功となり、内視鏡的治療を完遂できないこともある。その場合には、外科的に総胆管切開、排石を行い、その後、狭...
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- 誤飲した総義歯を内視鏡にて摘出した一例
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小島 英吾(長野中央病院 消化器内科)
高齢化社会に伴い義歯の誤飲症例に遭遇することも多くなった.しかし,そのほとんどの症例は部分義歯であり,総義歯は極めて稀である.また,総義歯の多くはX線透過性であるアクリックレジンを用いており,実は診断にも慎重を要する.今回われわれは,CTを用いて総義歯誤飲を診断し,内視鏡にて摘出した症例を経験したため報告する.症例は73歳,女性.主訴はのどの詰まり感.既往歴として統合失調症のため近医に長期入院中で...
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- 当科におけるESWL治療を用いた膵石治療の成績
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丸山 真弘(信州大学 医学部附属病院 消化器内科)
【背景】2010年膵石症の内視鏡治療ガイドラインが発表され、ESWLが中心的治療である。当科では、1996年より積極的に体外衝撃波結石破砕療法(ESWL)を用い膵管内結石治療を行ってきた。【目的】治療成績を検討し今後の課題を明らかにすること。【対象】1996年~2012年8月に、当科でESWLにより膵石治療を施行した100例。【方法】患者背景、治療内容、治療成績、偶発症、再発率を検討した。ESWL...
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- Cameron病変を伴い大網、小腸および横行結腸が脱出した複合型(type IV)食道裂孔ヘルニアの1例
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鈴木 彰(信州大学 医学部 消化器外科)
症例は74歳の女性.労作時の呼吸困難を自覚し来院した.胸部X線検査では縦隔から左右両肺野に広がる腫瘤影を認め,内部に消化管ガス像が認められた.内視鏡検査では食道胃接合部は切歯より30cmに位置し,胃の長軸方向のねじれが存在した.胃体上部に線状びらんと胃潰瘍が認められた.胸腹部CT検査では食道裂孔ヘルニアにより縦隔に滑脱した胃を認め,ヘルニア嚢内には小腸と結腸も認められた.Cameron病変を合併し...
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- Denver shuntにより肝機能およびADLが著明に改善した難治性腹水合併肝硬変の1例
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宮林 千春(千曲中央病院 内科 )
【はじめに】難治性腹水を伴う肝硬変は治療経過中に肝腎症候群を伴い予後が悪くなることが多い。今回Denver shuntが極めて有用であった肝硬変の1例を経験したので報告する。【症例】70歳、男性。肝硬変(非B非C)に伴う腹水の治療目的で2008年4月に紹介初診となった。黄疸、下腿浮腫は認めず、腹部膨満を認めた。身長155 cm、体重85 kg、RBC 419x104 /ml、...
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- 腹膜原発漿液性乳頭状腺癌の1例
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中嶌 雄高(新潟県立十日町病院外科)
稀な腹膜原発表在性漿液性乳頭状腺癌の1例を経験したので、若干の文献的考察を加えて報告する。症例は71歳女性。右下腹部痛を主訴に当科受診。臍右側に硬い腫瘤を触知し、同部位に圧痛を認めた。血液検査ではWBC10800/μl、CRP10.34mg/dlと炎症反応高値であり、腫瘍マーカーはCEA、CA19-9は正常範囲内、CA125は2020U/mlと上昇していた。CTでは多量の腹水と大網腫瘤像(omen...
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- 小腸内視鏡にて術前診断しえた腸重積合併回腸Inflammatory fibroid polyp (IFP)の1例
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長屋 匡信(長野市民病院 消化器内科)
症例は59歳女性。2012年2月中旬に腹痛を認め、近医にてPPI処方されたが改善がなかった。3月初めに前医を受診され、上部・下部消化管内視鏡検査を施行されたが異常を認めなかった。症状が自然軽快したため経過観察となった。5月16日に再度腹痛を認め、前医を再診された。レントゲン上小腸ガスニボー像、CTで小腸重積を認めた。絶食、補液加療にて症状は改善し、ニボー像も消失した。CT上、重積部分に壁肥厚を認め...
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- 十二指腸ステントの長期開存によりQOLを維持し得た再発食道癌の一例
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瀬角 英樹(社会医療法人 城西医療財団 城西病院 消化器内科)
近年、集学的治療により進行癌の治療成績が向上している。また、緩和的内視鏡治療の技術、デバイスも進歩している。今回、手術不能と診断され、途中長期の中断を経たが、放射線療法、化学療法、内視鏡治療を適時組み合わせる事でQOLの維持を図りながら生命を支える事が出来た症例を経験したので報告する。 症例は75歳男性。既往歴に特記すべき事は無し。喫煙歴は無いが、アルコールは若い頃濃い酒を多飲していた。 現病歴...
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- 多発する小腸血管腫からの出血に対し内視鏡下のポリドカノール局注が有効であった1例
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山崎 智生(信州大学 医学部 附属病院 消化器内科)
症例は40歳代の女性。生後7ヶ月に軟口蓋の血管腫の摘出術を施行され、20歳頃には胃の血管腫を指摘された。30歳時に貧血と大腸の血管腫を指摘され、当科に初診となった。胃・十二指腸にも血管腫を認め、同部からの出血が貧血の原因と考えられた。同病変に対して結紮術やクリッピングが行われ、鉄剤、トラネキサム酸、カルバゾクロムの投与継続により貧血は小康状態となった。その後も、貧血の増悪時には胃・十二指腸・大腸の...
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- 門脈ガス血症を伴った壊死型腸管虚血症の1例
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小山 佳紀(長野県立木曽病院 外科)
症例は74歳女性。既往に狭心症に対するステント挿入治療歴あり。嘔吐・腹痛を主訴に夜間の救急外来を受診。右下腹部に限局し反跳痛を認めた。BT 36.3℃、WBC 10900/μl、CRP 0.08mg/dl。CTでは終末回腸から肓腸~上行結腸の一部に顕著な壁の肥厚・浮腫像を認めた。明らかな憩室の存在は伺われず、何らかの腸炎であると判断し、保存的治療を開始した。肝内後区域の一部のみに門脈ガス像を認め...
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- 食道がん肝転移に対する肝動注療法の検討
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小林 由夏(立川綜合病院 消化器センター 消化器内科)
【はじめに】大腸がん、胃がんの肝転移に対しては局所に到達する薬剤の濃度が高まることから、肝動注療法の有効性が報告されている。今回、当院で食道がんの肝転移に対して肝動注療法を行った2例について報告する【症例1】75歳、男性。2008年6月に認められた異時性単発肝転移再発に対して、 8月よりS-1/CDDPにて全身化学療法を行ったが、病変が増大したため12月に肝動注療法を導入した。Weekly 5FU...
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- C型慢性肝炎に対してPeg-IFNα2b+Ribavirin+Telaprevir 3剤併用療法を行い、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis : TEN)を発症した1例
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津久井 雄也(山梨大学医学部 第1内科)
【背景】Genotype1でC型慢性肝炎に対しPeg-IFNα2b+Ribavirin(RBV)+Telaprevir(TVR)3剤併用療法は高い治療効果が明らかとなった。しかしTVRは高率に皮疹が出現することが知られている。【症例】50歳代女性【現病歴】2009年3月にC型慢性肝炎に対してPeg-IFNα2b+RBV 療法を導入、72週間治療を行なったが、再燃した。2012年5月下旬に3剤併用療...
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- 傍神経節腫(paraganglioma)にBurkittリンパ腫を合併した1例
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染野 泰典(新潟県立十日町病院外科)
症例は79歳男性。75歳時に肝細胞癌に対して肝右葉切除術を施行。その後、高血圧症で他院に通院し、アンジオテンシンII受容体拮抗薬を内服していたが、2012年3月頃から頻脈性不整脈が出現したため、β遮断薬を処方された。不整脈の出現と同じ頃に全身倦怠感、不眠、盗汗、暑さ、浮腫、腹部膨満感が出現。症状が徐々に強くなったため、6月に精査加療目的で入院した。腹部CT検査では、大動静脈間に長径3cmのhype...
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- 超音波内視鏡ガイド下穿刺吸引で診断し得た退形成性膵癌の一例
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野澤 優次郎(新潟県立吉田病院 内科)
症例は70歳代、男性。2011年12月、1ヶ月で10kgの体重減少を認めたため、近医を受診した。随時血糖299 mg/dl, HbA1c 8.8%と糖尿病の増悪を指摘された。2012年1月、原因精査のため当科を初診した。CTで膵は全体に腫大し、不均一に造影された。膵尾部から脾門部にかけて低濃度腫瘤を認め、膵周囲から肝門部にかけてのリンパ節腫大を認めた。また、肝腫大および肝内に大小不同の低濃度腫瘤を...
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- 糖尿病増悪を契機に発見された破骨細胞様巨細胞型退形成性膵管癌(StageΙ)の1例
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伊藤 哲也(長野市民病院 消化器内科)
症例は74歳女性。1991年に早期胃癌に対し幽門側胃切除術(BillrothΙ法再建)施行。術後より糖尿病と診断され、近医にて内服治療を受け、HbA1cは6.1から6.7%を推移していた。2010年9月よりCEA高値(11.9ng/ml)を指摘されたが漸増傾向はなく、上下部消化管内視鏡検査および腹部単純CTにて異常所見を認めず経過観察されていた。2012年4月にHbA1c 9.8%、CEA 26....
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- 食道癌化学放射線療法後の噴門リンパ節転移に対してサルベージ手術を施行した2例
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長谷川 健(佐久総合病院 外科)
食道癌に対する化学放射線療法(CRT)は、その有用性が明らかとなり標準的治療となっている。また、50Gy以上照射されたCRT後の癌遺残・再発症例に対しては、救済的な治療としてサルベージ手術が定義されている。今回、われわれは2例のサルベージ手術を施行し、良好な経過をたどったため報告する。【症例1】60歳代、女性。2008年8月嚥下困難を認め、食道癌Mt,7cm,2型,扁平上皮癌,cT4N3M0Sta...
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- ミリプラチンを用いた肝動脈化学塞栓療法により門脈腫瘍栓Vp3が縮小した肝細胞癌の1例
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栗田 聡(新潟県立がんセンター 新潟病院 内科)
【はじめに】肝細胞癌は経門脈的に転移し、門脈腫瘍塞栓も高率に合併することが知られている。また、門脈内腫瘍栓(Vp3-4)は肝細胞癌の予後不良因子の一つである。ミリプラチンは第三世代のオキサリプラチン同様に、シスプラチン耐性獲得株にも感受性を備えたDiaminocyclohexane(DACH)構造をもち、かつ肝細胞癌の動注療法に適した脂溶性プラチナ製剤として創薬された。今回Vp3門脈腫瘍塞栓を伴っ...
第051回甲信越支部例会 >
- 術中内視鏡で切除範囲を決定した成人腸重積症の一例
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山本 香織(社会医療法人抱性会 丸の内病院 消化器内科)
症例は83歳の女性で、2012年8月上旬より腹部不快感、食欲不振があり、近医にて対処療法を施されていたが改善しないため8月17日に当院へ紹介入院となった。経過中、体重減少、腹痛、嘔吐、血便などはなかった。既往に高血圧症、骨粗鬆症、子宮筋腫、子宮脱があり、子宮脱に対してはペッサリーを挿入していた。入院時の現症では、貧血や黄疸はなく、胸部にも異常所見は認めなかった。腹部は平坦で腸雑音は正常、腫瘤は触知...
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- Cowden病の一例
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青柳 智也(新潟県立がんセンター新潟病院)
Cowden病は常染色体優性遺伝の全消化管全体に過誤腫性ポリポーシスをきたすことが特徴で、消化器内科では上部消化管検査時に食道病変で発見され、皮膚病編や多臓器の腫瘍性病変を伴うことが多い。症例は50歳代、男性。41歳時他院で胃ポリープ切除を受けていたが、46歳時ドックで胃ポリープと便潜血陽性が指摘され当院紹介された。食道全域に扁平白色隆起が著明に密集し、生検ではアカントーシスの組織像であった。また...
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- IgG4関連十二指腸病変が疑われた一例
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桃井 環(JA厚生連 佐久総合病院 肝胆膵内科)
【症例】80歳代、男性。2日間持続した左下腹部痛と下痢を主訴に当科を受診した。血液検査では白血球および膠質反応の上昇と血清アルブミン値の低下を認めたが、肝胆道系酵素と腫瘍マーカーは正常であった。USで胆管拡張を指摘されたが、閉塞機転は不明であった。CTおよびMRIでは肝外胆管壁は全体に肥厚し、膵頭部の乏血性領域で狭窄していた。膵全体に石灰化を認め、尾部主膵管の一部が拡張していた。一方、膵頭部乏血性...
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