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検索結果は10件です。

対策型胃がん検診としての胃X線検診と内視鏡検診の有効性と精度管理の課題
加藤 勝章(宮城県対がん協会がん検診センター)
2006年の有効性評価に基づく胃がん検診ガイドラインでは,内視鏡検診の死亡率減少効果は証拠不十分とされ,胃がん検診としては胃X線検査が推奨されている.しかし,現行の胃X線検診にも,受診率の低迷や固定化,読影医不足,設備の老朽化,高齢受診者におけるバリウム誤嚥や排泄困難などの偶発症の増加など様々な問題がある.さらに,胃X線検査精度についても,進行癌については示現率も向上しほぼ9割以上のがん症例で正診...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診の有効性と精度の現状-X線検診 vs 内視鏡検診-

胃X線検査,胃内視鏡検査の胃がんリスク検診としての有用性に関する検討
飯塚 政弘(秋田赤十字病院附属あきた健康管理センター)
【目的】Helicobacter pylori(HP)は胃癌の最も重要な危険因子であり,胃癌の多くはHP感染後に生じた萎縮性胃炎を母地として発生することより,血中HP抗体と血清ペプシノゲン(PG)を用いた胃癌リスク検診が近年注目されている.一方,胃がん検診として行われている胃X線検査(MDL)や胃内視鏡検査(GIF)のHP感染の診断能に関する検討も行われつつあるが報告例は少ない.今回,MDL,GI...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診の有効性と精度の現状-X線検診 vs 内視鏡検診-

ピロリ菌による慢性萎縮性胃炎に対する胃X線検査・上部消化管内視鏡検査の診断能の比較
山道 信毅(東京大・消化器内科)
【目的】ピロリ菌(HP)持続感染に伴う慢性萎縮性胃炎は胃癌の最大のリスクと考えられている.HP抗体価とペプシノゲン法を組み合わせた採血検査による胃癌リスク検診が注目されているように,胃X線検査(MDL)・上部消化管内視鏡(EGD)の双方においても,今後は胃癌発見のみならず,前癌病変であるHP慢性胃炎の正確な評価が,重要になると考えられる.【方法】千葉県の単一医療機関における2010年上半期人間ドッ...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診の有効性と精度の現状-X線検診 vs 内視鏡検診-

H.pylori関連慢性胃炎や食道がんリスクを考慮した胃がん検診
大洞 昭博(朝日大村上記念病院・総合健診センター)
【目的】近年,胃がん検診における内視鏡検診が増加しているが,未だX線検診が主体である.全てを内視鏡にすることは不可能であり,当院が考えるX線検診と内視鏡検診の選択基準について検証した.【対象と方法】2003年から2012年までに当院で行った上部消化管X線検診98030例(男性59539例,女性38491例,平均48.2歳)と内視鏡検診10340例(男性7692例,女性2648例,平均52.2歳)を...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診の有効性と精度の現状-X線検診 vs 内視鏡検診-

当院における上部消化管内視鏡健診の精度
品川 和子(富山赤十字病院・消化器科)
【目的】当院任意健診における胃内視鏡健診を胃透視健診と比較し精度評価を行う.また内視鏡見逃し症例を抽出しその原因と対策を検討する.【方法】対象は2008年4月~2011年3月まで当院で内視鏡健診をうけた11583例,胃透視12835例.検討1:年齢・性別・要精査率・胃癌発見率を比較.検討2:内視鏡発見癌について過去3年以内に内視鏡検査を受け癌の指摘のないものを見逃し症例とし,見逃し症例の特徴を検討...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診の有効性と精度の現状-X線検診 vs 内視鏡検診-

胃がん検診における内視鏡検査の有効性と対策型検診への導入方法について
赤羽 たけみ(奈良県健康づくりセンター)
【目的】人間ドックにおける内視鏡検診の現状と有効性を検討し,対策型胃がん検診における内視鏡検診の導入方法について考察した.【方法】2009年から2011年に当センター人間ドックを受診し上部消化管検査を受けたのべ25,595名(内視鏡1,357名,X線24,238名)のうち胃癌発見症例27例(内視鏡13例,X線14例)を対象とし,内視鏡検診の有効性をX線検診と比較し検討した.【成績】全受診者の平均年...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診の有効性と精度の現状-X線検診 vs 内視鏡検診-

当院人間ドックにおける胃がん検診の現状と問題点
西俣 伸亮(南風病院・消化器内科)
【目的】当院人間ドックにおける胃がん検診症例において見えてきた現状と問題点について臨床的検討を行った.【方法】2005年から2012年の8年間に当院人間ドックで上部消化管検査を行った14086例を対象とし内視鏡検査を選択した9706例(A群)とX線検査を選択した4380例(B群)とに群分けし,それぞれ胃がんと診断された症例を対象とした.両群についての患者背景,前年度の検査施行の有無,胃癌発見率,発...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診の有効性と精度の現状-X線検診 vs 内視鏡検診-

多施設内視鏡検診における3次読影(当医師会方式)の取り組み(ダブルチェックで本当に大丈夫か?)
大野 健次(金沢市医師会, 城北病院・内科)
【はじめに】金沢市は08年に内視鏡検診を開始し独自の方法として1次読影(かかりつけ医),2次読影(日本消化器内視鏡学会専門医を中心とする専門医40~59名),3次読影(レフリー読影 精度管理委員会が認定した5名)の方式をとっている.【対象】08年から5年間で52540 件,参加施設は94~103で発見癌は172例(0.33%).【方法】3次読影は1次か2次で要精検もしくは生検を行なった全例が対象で...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診の有効性と精度の現状-X線検診 vs 内視鏡検診-

内視鏡検診とX線検診の感度比較
濱島 ちさと(国立がん研究センターがん予防・検診研究センター・検診研究部)
【目的】胃がん検診の新たな方法として内視鏡検診の有効性は未だ確立しておらず,感度の報告も少ない.内視鏡検診がX線検診に比しがん発見率が高いことが報告されているが,過剰診断を含む可能性がある.過剰診断の影響を除外するために開発された発生率法を用いて,内視鏡検診とX線検診の感度を比較した.【方法】2002年4月から2007年3月までの鳥取県米子市の40~79歳胃がん検診受診者56,676人から,胃がん...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診の有効性と精度の現状-X線検診 vs 内視鏡検診-

胃がん検診における「X線検診」と「血清リスク検診」の無作為割付試験
後藤田 卓志(東京医大・消化器内科, 第3次対がん総合戦略研究事業研究班)
【背景】胃がんの対策型検診であるX線検診の受検率は減少の一途を辿っている.胃がんの発病にはピロリ菌が深く関わっていることは既知であるが,ピロリ菌感染は若年世代では著減しており,X線検診が将来も効率的に機能するか疑問がある.費用対効果の面からも,時代に即した新たな対策型胃がん検診システムの構築は急務である.【目的】「X線検診」と「ピロリ菌抗体+ペプシノゲン測定・内視鏡検査(以下,血清リスク検診)」を...

第55回日本消化器病学会大会胃がん検診の有効性と精度の現状-X線検診 vs 内視鏡検診-